ヒート抑制(よくせい)とは、状態異常ヒートによるダメージを軽減する状態異常耐性のこと。
主に、HPが非常に高いボスクラスのミゼレムに設定されている。
例えば、戦闘中の敵のステータスに「ヒート抑制50000」と表記されていた場合、ヒートをどんなに重ね掛けしても、1度のスリップダメージは最大で50000しか入らないということになる。
ちなみに、似て非なる効果にヒート耐性がある。
こちらは、「ヒートのかかりにくさ」をパーセンテージで左右するステータスである。
なお、ヒート抑制が導入された最大の理由は、ヒートの仕様にあった。
◆ヒート抑制導入の理由
結論から言うと、ヒート抑制の導入の理由は、「ヒートのスリップダメージが大きすぎるから」である。
基本的に、ヒートによるスリップダメージは割合ダメージに似ており、対象の最大HPに比例してダメージが高くなる仕様である。
例えば、HPが1000万の敵に普通のヒート(効果値100)が入った場合、約10%のスリップダメージが発生する。
1000万の10%は100万なので、スリップダメージだけで100万ものダメージを与えられる。
つまり、必殺ファンクションや援撃ファンクションで攻撃するよりも、はるかに効率よくダメージを与えられるワケである。
ぶっちゃけ、ヒートを入れ続けて少し我慢すれば、半自動的に勝ててしまうことになる。
これでは、ヒートを入れられるユニットやACCMのみが優先され、プレイヤーの攻略の自由度が大きく制限されてしまうことになる。
つまり、試行錯誤によるユニット編成と戦略が不要になり、ヒートのみに絞られて単純化されてしまい、結果的にプレイヤーの飽きやすさを加速させることになる。
また、せっかく配置した強大な敵ボスが、戦略無しのスリップダメージであっさりと倒されてしまうのは、運営側にとっても不本意。
(自由な編成で攻略を楽しんで欲しかったらしい。)
以上の理由から、ヒート抑制がバトルシステムに導入されることとなった。
ちなみに、ヒート抑制の導入は2020/10/22(木)のメンテナンス後から。
それ以前のイベントでは、ヒート戦法が猛威を振るい、スリップダメージであっさりとイベントボスが倒されていた。
◆関連項目