LBCSとは、ミゼレムに対抗するために作られたパワードスーツ型の新兵器のこと。
Little Battler Counter System のイニシャルで作られた略語である。
直訳すると、「小さな戦士の対抗システム」となる。
装甲娘の運営は、LBCSのことを、
ミゼルクライシス後、近い将来訪れるであろう脅威に備え開発された、対ミゼルのカウンターシステム。
と紹介している。
また、装甲娘公式サイトでは、
装甲娘のストーリー中で、
LBX技術を応用したパワードスーツ型の新兵器
と、LBCSについて表記している。
LBCSの名前とイメージは、ダンボール戦機シリーズのLBXから受け継がれている。
◆LBCSの使用者が女の子である理由
結論から言うと、LBCSの適正には女子高生が最も理にかなっているということ。
ゲーム内の設定によると、
LBCS開発におけるシンクロテストで「装着者は感性的に多感で、直情的、奔放的であることが望ましい」という調査結果が出た。
精査の結果「思春期の少女で、身体的にもある程度の成熟が為されている者」すなわち女子高校生に適正者のボリュームゾーンがあると定義づけられた。
(出典:装甲娘 ミゼルクライシス ゲーム内データベース)
ということである。
じゃあ、男は何故ダメなのか?
その理由も、ゲーム内で解説されている。
適正者ではない者が装着した場合、最悪動かないか、動いても想定出力の数10分の1にも満たない出力しか出す事ができない。
(出典:装甲娘 ミゼルクライシス ゲーム内データベース)
ということ。
つまり、男は基本的にダメで、女の子であっても、適性が無いと装着しても性能を発揮できないということになる。
無理やりな設定だが、こういった、男を除外した設定にしないと、ゲームのタイトルである“装甲娘”自体が成り立たなくなるので仕方がないとも言える。(笑)
◆別のLBCSを装着できないの?
適正者は、別のLBCSを装着できるんじゃないのか?
そういう疑問が出てくる。
その疑問に対しては、ゲーム内データベース及び、オカノシタ イチゴのキャラシナリオの中で、
「セキュリティ上、DNAパターンをLBCSに記憶させ、シンクロさせている。」
「初期化して、DNAパターンを再登録すれば理論上は可能。」
などという内容が語られている。
つまり、盗難や紛失など、使用者以外の手に渡った際に悪用されないための、高度なセキュリティも兼ねた仕様だということ。
また、別のLBCSを装着できたとしても、使いこなせるかどうかは別問題で、そのLBCSに対して“適性”があるとは限らない。
ゲーム内データベースの中で、
脳波計測で最適なLBCSタイプが割り出され、性格診断の結果合格ならば、実際に装着したうえでシンクロテストを行い、問題なければ装着者とLBCSのリンクを行ってパーソナライズされる。
(出典:装甲娘 ミゼルクライシス ゲーム内データベース)
と記述がある。
脳波計測までして、適性のあるLBCSを割り当てているのだから、他のLBCSではまずダメということになる。
故に、「適正者ひとりにつき、一つのLBCS」が基本となるワケである。
◆トイレはどうするのか?
戦闘中など、LBCSをまとった状態で便意をもよおすことが想定されており、
「浄化機能」
と呼ばれる機能が基本性能としてついている。
この浄化機能は、便を分子分解して廃熱と共に外部へ放出する優れた機能で、外界を汚物で汚すようなことにはならない。
(出典:装甲娘 キャラクターシナリオ カイバラ ヒナタ第5話)
カイバラ ヒナタいわく「トイレ機能」。(笑)
LBCSの基本マニュアルに書いてあるため、隊長など現場の指揮官から説明されることはない。
それ故、マニュアルをよく読んでいなかったハカイオー絶斗ことカイバラ ヒナタは、尿意を我慢したままミゼレムと戦うという滑稽な事態になっていた。(笑)
◆キャラたちが本名で呼ばない理由
装甲娘のキャラクターたちは、本名ではなく、コードネーム(LBX名)で呼び合っている。
その理由は、「個人情報を漏らさないため。」である。
個人情報と言っても、本人のデータだけでなく、家族構成や家族の住所などの“家族の状況”も十分に個人情報である。
また、装甲娘たちの家族は、優先的に政府管轄の避難所に入ることができる特典がある。
そのため、人々からの妬みや怒りを買う場合もある。
家族への差別や暴行、誘拐が発生する可能性すらある。
ゆえに、装甲娘たちはコードネーム(LBX名)で呼び合うようにしているのである。
ちなみに、過去のミゼルクライシスから世界を救ったレジェンドメンバーの一人、カワムラ アミは、本名で呼ばれている。
その理由は、既に世界中に名前と顔が知られているので、隠しても無意味だからである。
◆関連項目