そう、あのGW(ゴールデンウイーク)の最中にある祝日の一つですね♪
今回は、みどりの日について調べてまとめてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■みどりの日ってどんな日?
みどりの日をわかりやすく言うと、
自然や植物のことを考える日
です。
普段、気にも留めない雑草や、街路樹、公園に生えてる草花、はたまた雑木林や森林など、身近な植物のことでいいのです。
それらの植物がどんな種類で、どんな風に生え、どの季節に花を咲かせるのか?
そんなことをちょっと考えて調べてみるだけでいいのです。
そういうことを国民全体で考えれば、植物や自然に対する造詣が高まり、それが自然や環境の保護の意識につながり、
さらには、
緑豊かな自然と国土の形成及び国民生活の向上につながる
というねらいが、国にはあるようですね。
そんなみどりの日ですが、実は現在のみどりの日になるまでに少々複雑な経緯がありました。
その経緯について、みどりの日の由来とともに次項で解説します。
■みどりの日の経緯と由来
みどりの日は、元々は昭和天皇の天皇誕生日でした。
↓昭和天皇
みどりの日の現在までの経緯を簡単に書くと以下のとおりです。
(昭和の日の記事にも同じ内容があります。)
昭和天皇の天皇誕生日は4月29日。
↓
昭和天皇が1989年1月7日に亡くなられて、平成天皇が即位。
↓
それにより、天皇誕生日が4月29日から12月23に変更になる。
↓
4月29日はGWの大事な一日なので、そのまま祝日の「みどりの日」として残した。
↓
祝日法が2005年に改正された際、単なる「国民の休日」扱いの5月4日に名前を与える目的で、みどりの日を5月4日にスライドさせた。
↓
代わりに4月29日は「昭和の日」になった。
こんなところですね。
昭和天皇が亡くなられたことによって、天皇誕生日が変更になったので、旧天皇誕生日がみどりの日に名前が変わり、さらに5月4日へ移行したというワケです。
なんだか面倒くさいことが色々とあったんですね。
思うに、みどりの日は4月29日のままで、代わりに5月4日に新しく名前を付けるだけで済んだ話じゃないかと・・・。
まあ、今となっては5月4日で定着してるんで、こんなこと言ってもしょうがないんですが。(笑)
■みどりの日のネーミングの由来
「みどりの日」のネーミングの由来は
昭和天皇は自然と植物が大好きだった
から。
昭和天皇は生物や植物の造詣が深く、皇居内に生物学研究所を建設されるほど。
昭和天皇は、天皇でありながら、生物学の研究者でもあったのです。
一方で、武蔵野の自然を愛し、自然を守るために、皇居内にある吹上御苑のゴルフコースを自然に返し、現在の広大な森が復元されました。
そういうエピソードがあったので、昭和天皇の天皇誕生日は、改めてみどりの日と名付けられたのです。
現在では、みどりの日には国公立公園が無料開放されます。
亡き昭和天皇の自然に対する想いが反映されたのかもしれませんね。
■まとめ
- みどりの日は
自然や植物のことを考える日
- 元々は昭和天皇の誕生日だった
- みどりの日のネーミングの由来は
昭和天皇が“みどりが好きだった”から
- 天皇誕生日が変わった際に
4月29日から5月4日に移動
(4月29日は祝日として残され、昭和の日になった。)
以上、こんなところですね。
余談ですが、昭和の日のネーミングの由来は、昭和天皇の“昭和”からとったもの。
4月29日は、元はと言えば昭和天皇の誕生日。
だから、昭和の日という名前が代わりにつけられてもおかしくないですね。
なるほど納得です。
では、今回はこの辺で。
■関連項目