◆憲法記念日とは?
憲法記念日をわかりやすく言うと、
日本国憲法が始まった日
のことです。
憲法や法律という国のルールは、作られた日から効力があるんじゃなく、ちゃんと法律を施行する日(始める日)を定めます。
「この法律は、●●年××日から施行します。」
と決めて事前に告知することで、いつからその法律が使用されるのかをハッキリとさせます。
それによって、人々は法律に合わせる準備を事前にすることができるワケですね。
例えば、消費税。
消費税を5%→8%に増税することが決まった時、その日からいきなり8%になったワケじゃありませんよね?
「施行は平成26年4月1日から。」
と、政府から告知が事前にありました。
それと同じように、日本国憲法も、作られたその日から施行されたワケじゃないんですね。
さて今回は、そんな日本国憲法のルーツである憲法記念日について由来などをチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■憲法記念日の由来
日本国憲法が完成したのは、1946年5月16日です。
「半年後の1947年5月3日に施行しますよ」
と、公布(国民へ告知)されたのが、1946年11月3日。
制定から一年近く経って、ようやく日本国憲法が施行されたのです。
憲法記念日は、日本国憲法の施行にちなんで、5月3日を記念すべき日とし、祝日法に基づいて制定されました。
そう、憲法記念日も、法律でちゃんと定められた国民の祝日なんです。
これが、憲法記念日の由来ですね。
憲法制定を記念して、日本国の成長を願うという意味も込められている日なのです。
日本のGW(ゴールデンウィーク)を形成する重要な休日の一つとなっています。
実に、ありがたいことですね♪
ちなみに、祝日法が施行されたのは1948年7月20日。
公布と同時に施行されました。
当時では、国民にとって都合が良いことは即日に施行されたんですね♪
今ではそうもいかないようですが・・・。
■憲法記念日を英語言うと?
Constitution Day (コンスティテューション デイ)です。
ちなみに、アメリカ合衆国の憲法記念日は9月17日。
お隣の大韓民国は7月17日。
同じ17日なのは、やっぱり韓国がアメリカフリークだから記念日も真似したんでしょうかね?
■日本国憲法について考える日
休日にも関わらず、毎年の憲法記念日は憲法に関する様々な集会が行われます。
今年2021年度は新型コロナウイルス防止策のために、全国的に外出自粛モードとなっているため、大規模な集会は行われませんが…。
かつて、2014年では、安倍総理が日米安保条約の第5条※に基づいて、憲法第9条の解釈を変えようとする言動をしたため、憲法を変えようとする改憲派と憲法を守ろうとする護憲派がそれぞれ各地で集会を行ったのが報道で目立ちました。
※共同対処宣言のこと
それらの集会には、各政党の党員のみならず、一般市民も憲法改正に関して発言するなど、様々な意見が交わされたそうですね。
国民が自国の憲法について関心を持ち、意見交換しながら考えを深めていくのはとても良いことだと思います。
個人的な考えなのですが、今の日本国憲法は戦争直後に制定されたもの。
状況が次々と変わる世界情勢を考えると、今までの憲法では対応しきれない状況が、今後出てくるんじゃないかなと思います。
尖閣諸島問題は、まさにその兆し。
正直な話、国を守るためにも憲法9条の改正の時期が来ているんじゃないかと思いますね。
そして、ちょっと危険な考えかもしれませんが、日本もそろそろ、核武装してもいいと思います。
もちろん、自衛の手段として。
撃つための核ではなく、相手に攻撃させないための自衛の核です。
これは、多くの核保有国がやっていることですので、日本もそろそろやってもいいんじゃないかと思います。
日本は某北国のような危険な軍事国家とは違います。
そういう国の日本に対する危険な行動を抑える意味でも、憲法改正し、核保有するのもアリかなと思いますね。
もう“戦後”はとっくに終わっています。
これからは、未来の脅威に対応するべく、憲法も、他の現行の法律も、現状に対応した柔軟なものに変えていくべきだと思いますね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目