東京都民の日っていつ?学校休みになるの?

10月1日は東京都民の日

実は10月1日は、東京都民の日だったんですね。

正式には「民の日」が正しい名称です。

都は現在のところ東京都しかありませんので、都民の日で東京の記念日だと分かりますしね。(笑)

知らない日本人はいないと思いますが、
東京都の位置はここ↓

(離島は除きます)

日本の首都として有名な東京都。

その都民の日は、1898年10月1日に新しい東京市が誕生し、市役所が設置されたことが由来となっています。

その日を記念日として、
まず「自治記念日」が大正11年10月1日に制定されました。

それが昭和に入り、
1952年(昭和27年)に都民の日に変わったのです。

都民の日は、東京都の条例にもある、立派な東京都の記念日です。

※都民の日条例についてはこちら

条例が制定されたのは、1952年の9月27日でしたが、施行日を東京市誕生の10月1日に合わせました。

よって、10月1日が都民の日となったワケです。

今回は、そんな都民の日についてチェックしてみました。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■都民の日に学校は休日になるの?

なります♪

公立の小中高の学校と、一部の国立および私立大学休校日となります

ただし、2023年の10月1日は日曜日なので、元々学校が休みになっています。

ちなみに、都民の日が日曜日だったとしても、月曜が振替休日になりません

国民の祝日とは違うので、振替休日が適用されないからです。

なお、公立の学校が休みになる都県民の日は以下のとおりです。

6月15日 千葉県民の日
11月14日 埼玉県民の日
11月20日 山梨県民の日
11月13日 茨城県民の日
10月1日 東京都民の日
10月28日 群馬県民の日

いずれも首都圏に連なる都県ばかりです。

他の地方の道府県も、県民の日に公立の学校が休みになるといいんですけどね。

まあ、春休み、夏休み、冬休みなど、全国的に学校が休みになる月(3月下旬、7月~8月、12月下旬~1月あたま)に県民の日がある道府県は、公立の学校が休みになることはまずないでしょうね。

 

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■都民の日の主な趣旨

都民の日の主な趣旨は、

「都民の日を皆で楽しく過ごし、自治の大切さを自覚しよう!

というものです。

自治”というキーワードをとても重視しているんですね。

それはなぜか?

実は元々、東京市が設置された当時、東京市は明治政府(東京府)の管理・監視下にありました。

当時の法律に市制特例という法令があり、自治を厳しく制限されていたのです。

つまり、東京市の自治は名ばかりで、市役所どころか市の職員すらおらず、市民による自治がままならなかったそうです。
(東京市長は東京府知事が兼任)

それでは東京市の意味がなく、市民が市政に参加できないということで市政参加運動が起こりました。

その市民運動が粘り強く続いた結果、1898年(明治31年)10月1日に市制特例が廃止され、ようやく新しい東京市が誕生したのです。

市長はもちろん、市議会から選出された人。

本当の意味での自治体の第一歩が始まったのです。

以上の経緯があったため、都民の日の趣旨には“自治”という言葉が出てくるのです。

自治が良ければ、市民に対する福祉も充実してきます。

より良い自治と福祉の増進をめざす

これこそが、都民の日のねらいなのです。

 

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■無料開放される施設

都民の日ということで、以下の施設が無料・割引開放されます。
(注:全部は網羅してません)

※2023年度も、混雑時入場制限が行われています。
(一部、入場制限が無いところもあります。)

※リンクがないところは、ホームページや紹介サイトが無い施設です。

葛西臨海水族園
(入園料無料)
井の頭自然文化園
(入園料無料)
東京港野鳥公園
(入園料無料) 入場制限なし
江戸東京たてもの園
(入園料無料)
神代植物公園
(入園料無料)
向島百花園
(入園料無料)
清澄庭園
(入園料無料)
浜離宮恩賜庭園
(入園料無料)
恩賜上野動物園
(入園料無料)
夢の島熱帯植物館
(入園料無料)
殿ヶ谷戸庭園
(入園料無料)
多摩動物公園
(入園料無料)
六義園
(入園料無料)
東京都美術館
(「フィン・ユールとデンマークの椅子」のみ観覧無料)
旧岩崎邸庭園
(入園料無料)
旧古河庭園
(入園料無料)
小石川後楽園
(入園料無料)
旧芝離宮恩賜庭園
(入園料無料)

こんなところですね。

他にも無料開放する施設等はあります。

また、無料開放以外でも記念行事やイベントを開催する施設があります。

都の公式HP内で公開されています。
詳しく知りたい方はそちらをご確認ください。

無料開放してる施設は、公園や庭園が多いですね。

美術館など、普段の実益が入館料で成り立っている施設は、一部の限定的な観覧のみを無料にしているところがほとんどですね。

でも、こういう時じゃないと、美術館に行くことはほとんどなさそうです。(苦笑)

 

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■都民の日以外の日本の10月1日

展望の日
日本酒の日
内定解禁日
(経団連、定め)

福祉用具の日
補助犬の日
乳がん月間(10/1~10/31)
メガネの日
法の日
浄化槽の日
日本茶の日
国勢調査
(5年ごと)

デザインの日
印章の日
土地の日
更衣
(衣替え)

秋のBSの日
醤油の日
コーヒーの日
共同募金

荒川線の日
ネクタイの日

 

すごい数の記念日がありますね!
(一部、記念日じゃなく開始日のものもありますが。)

もちろん、上記以外の記念日もあります。

10月1日は、古今東西において下半期の始まりでもあります。

よって、語呂合わせだけでなく、下半期最初の日という意味合いもあって、記念日が集中しているとも言えますね。

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

日本の記念日一覧(1月1日~12月31日)
日本の記念日の一覧です。 1月1日から12月31日までの暦の順番です。 ただし、日にちが変動する二十四節気や雑節そのもの(立春、入梅など)は割愛しています。 空欄の日は、判明次第、追加していきます。 ■1月の記念日 1月1日 元日(正月三が...