海の日は毎年7月の第3月曜日です。
よって、今年2024年の海の日は7月15日になります。
元々、海の日は7月20日と日にちが固定されていました。
しかし、2003年から実施された“ハッピーマンデー制度”の実施に伴い、海の日は毎年7月の第3月曜日になったそうです。
これによって、海の日は固定の日ではなく、日にちが変動することになったのです。
そのかわりに、曜日が第3月曜日に固定されたワケですね。
(例外として、東京オリンピック2020が開催された年(2020年延期→2021年開催)は、その週の木曜日に日にちが移動になりました。)
今回は、そんな海の日について由来や意味などを調べ、わかりやすくまとめてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■海の日の由来
海の日は、元々存在した“海の記念日”という日を1995年に祝日化したものです。
(施行は1996年から)
海の記念日とは、明治天皇が1876年に東北地方を巡幸(天皇が各地を視察すること)された記念として、1941年に制定されました。
(当時の逓信大臣の村田省蔵が提唱)
随分経ってから制定されたんですね。
で、巡幸された際に、明治天皇は青森港から明治丸という灯台巡視船に乗り、横浜港に無事到着されました。
横浜港に無事到着したのが、丁度7月20日だったのです。
そのため、7月20日を海の記念日しようということになったんですね。
そして、時代を経て、海の記念日を祝日化しようという声が国民の間で次第に高まりました。
そして1995年、ついに祝日として制定され、翌年の1996年から施行されたワケです。
以上が、海の日の由来です。
まさか、明治天皇の視察が海の日の原点だったとは思いませんでしたね。
冒頭でも書きましたが、現在ではハッピーマンデー制度で、海の日は毎年7月の第3月曜日になっています。
(2020年および2021年は例外的に移動されました。)
土日が休みな人は、海の日と合わせて3連休になりますね♪
休みが増えるのは嬉しい限りです。
■海の日の意味
海の日の意味は、
- 海の恵みに感謝し、日本の繁栄を願う日
というものです。
日本は島国であり、同時に海洋国でもあります。
イワシ、マグロ、鯛、エビ・・・etc
多種多様な海産物で、日本人は食を得てきました。
また、開国以来の海を通じた貿易で、海外の様々な技術と知識を手に入れ、それらを応用・発展させることで力をつけてきたのです。
歴史的には、他国の侵略を物理的に防いでくれたりもしました。
ですので、海の日に日本の繁栄を願うのは当然のことなのです。
美味しい魚を食べれるのも、高い技術力があるのも、諸外国から侵略されにくいのも、全て海のおかげ。
そのことを知らずに、海の日を過ごすのは罰当たりです。
海の日くらいは、海に感謝しましょうね。
■西暦別 海の日
西暦2003年以降の海の日を年別に2100年まで記載しました。
参考までにどうぞ。
青太字は、
かつての海の日(20日)と合致日
2003年 7月21日
2004年 7月19日
2005年 7月18日
2006年 7月17日
2007年 7月16日
2008年 7月21日
2009年 7月20日
2010年 7月19日
2011年 7月18日
2012年 7月16日
2013年 7月15日
2014年 7月21日
2015年 7月20日
2016年 7月18日
2017年 7月17日
2018年 7月16日
2019年 7月15日
2020年 7月23日
(東京オリンピックに合わせ、例外的に木曜日に移動。)
2021年 7月22日
(東京オリンピックに合わせ、引き続いて木曜日に移動。)
2022年 7月18日
2023年 7月17日
2024年 7月15日
2025年 7月21日
2026年 7月20日
2027年 7月19日
2028年 7月17日
2029年 7月16日
2030年 7月15日
2031年 7月21日
2032年 7月19日
2033年 7月18日
2034年 7月17日
2035年 7月16日
2036年 7月21日
2037年 7月20日
2038年 7月19日
2039年 7月18日
2040年 7月16日
2041年 7月15日
2042年 7月21日
2043年 7月20日
2044年 7月18日
2045年 7月17日
2046年 7月16日
2047年 7月15日
2048年 7月20日
2049年 7月19日
2050年 7月18日
2051年 7月17日
2052年 7月15日
2053年 7月21日
2054年 7月20日
2055年 7月19日
2056年 7月17日
2057年 7月16日
2058年 7月15日
2059年 7月21日
2060年 7月19日
2061年 7月18日
2062年 7月17日
2063年 7月16日
2064年 7月21日
2065年 7月20日
2066年 7月19日
2067年 7月18日
2068年 7月16日
2069年 7月15日
2070年 7月21日
2071年 7月20日
2072年 7月18日
2073年 7月17日
2074年 7月16日
2075年 7月15日
2076年 7月20日
2077年 7月19日
2078年 7月18日
2079年 7月17日
2080年 7月15日
2081年 7月21日
2082年 7月20日
2083年 7月19日
2084年 7月17日
2085年 7月16日
2086年 7月15日
2087年 7月21日
2088年 7月19日
2089年 7月18日
2090年 7月17日
2091年 7月16日
2092年 7月21日
2093年 7月20日
2094年 7月19日
2095年 7月18日
2096年 7月16日
2097年 7月15日
2098年 7月21日
2099年 7月20日
2100年 7月19日
こんなところですね。
大体、5~6年周期で20日が海の日になりますね。
年代によっては11年と、かなり長いスパンの時代がありますが、うるう年が曜日に影響を与えているため、20日が第3月曜日にならないこともあるのです。
まあ、7月20日にならなくても、日本の祝日法が変わらない限り、海の日はやってきます。
何日だろうと、ゆっくり休めるなら大歓迎ですね♪
■海の日プロジェクト2024 開催地
今年の海の日プロジェクトについてはこちら。↓
昨年2023年の海の日には、国土交通省海事局が中心となって、海の日プロジェクト2023が開催されました。
場所はベルサール汐留でした。
(マップはこちら)
可愛らしいハローキティが遊びに来るそうです♪
公式サイトはこちら↓
こんなところですね。
かつては、全国各地で海フェスタというイベントが開催されていましたが、コロナの影響で開催中止や非開催が相次ぎ、現在では行われなくなってしまったようです。
ちなみに、2019年度の海フェスタ開催地は、静岡県の静岡市でした!
開催期間:2019年7月13日(土)~8月4日(日)
清水港が令和元年に開港120年を迎えるため、その記念行事として行われました。
参考:国土交通省「海に親しむ」
では、今回はこの辺で。
■関連項目