代表的な山のイメージの富士山↓
2014年4月25日の衆議院国会で、8月11日が祝日として賛成多数で可決。
これによって、日本の国民の祝日に16番目の祝日“山の日”が誕生しました。
山の日の趣旨は、
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」
というもの。
施行は2016年の8月11日から開始。
ですが、2021年度は東京オリンピック開催で8月8日(日)へ移動となりました。
(東京オリンピック開催に合わせて休日を増やすための措置。)
今回は、そんな山の日の由来と、何故8月11日なのかなどの制定秘話について調べてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
【制定秘話1】山の日の由来
国民の祝日が増えたのは確かに嬉しいことなんですが…
なぜ“山の日”なんでしょうか?
そう思った人もいると思います。
その理由は、山の日の制定に関して、山岳関係者や自然保護団体等からの強いプッシュがあったそうです。
「富士山が世界文化遺産に登録されたし、海の日があるんだから、山の日があってもいいんじゃない?」
「いや、あるべきなんだ!」
「人は、山に対して親しみを持って、その恩恵に感謝するべきだ」
そういった強いプッシュが、特定の政党ではなく、党という枠を超えて、当時の様々な国会議員たちにあったそうです。
それがキッカケで出来たのが“山の日制定議員連盟”。
党に縛られない、超党派の議員連盟です。
これによって、国民の祝日に関する法律の改正が容易になり、山の日が制定されたというワケです。
以上が、山の日の由来です。
【制定秘話2】実は反対が少なかった
国民の祝日を増やすことは、日本のGNPに対して大きな影響を与えるので、国益を考える国会議員は慎重になるのが普通です。
しかし、今回の山の日制定に関しては、反対意見を出す議員が少なかったのです。
“山の日制定議員連盟”という超党派閥が出来上がっていたこともあります。
しかし、それを抜きにしても、休みが増えることに賛成する議員が多かったんですね。
そりゃそうでしょう。
公認で、お休み出来るんですから。^^
こういうことは、無駄にいがみ合うことに時間を費やす国会でも、すぐ決まるんですね。(苦笑)
【制定秘話3】山の日を8月11日にした理由
本来は8月12日を山の日にする予定でした。
しかし、8月12日は忌まわしき「日航機墜落事故の日」であることから、強い反対意見が出たそうです。
これを受けて、8月12日案を無しにしたとのこと。
また、お盆休みの直前なら、そのままお盆休みと連休をとりやすいということも考慮されて、最終的に8月11日になりました。
(ただし、2020年及び2021年は東京オリンピックに合わせて日にちが変更されました。)
連休をとりやすいと考えてくれた点は、個人的には大きく評価したいと思います♪
こんな調子で、6月にも祝日作って欲しいです。
6月は国民の祝日が一日もありません。
しかも梅雨の時期です。
ウザイ時期です。
【休み】【くれませんか?】【いたわる】
まあ、山の日が制定されてしまったので、新しい国民の祝日制定にはあと20年くらいは必要かもしれませんね。
20年・・・
私は生きているんでしょうかね^^;
いや、生きる!
死にません!!
ま、期待せずのんびり待つとしましょうか。
■山の日以外の日本の8月11日
LIGHT UP NIPPON
三国花火大会
ガンバレの日
LIGHT UP NIPPONとは、
東日本大震災の被災地(宮城・岩手・福島)で毎年行われる花火大会です。
復興を祈願するイベントでもあります。
三国花火大会は、
福井県坂井市三国町で行われる花火大会です。
ガンバレの日は、
ベルリンオリンピック(1936年)に出場した当時の日本人女子水泳選手(前畑秀子女史)を、NHK河西三省アナウンサーがラジオで実況で「ガンバレ」を連呼して応援したことから。
この熱のこもったラジオ放送は、当時の日本中を沸かせたそうです。
ちなみに、水泳の種目は200m平泳ぎ。
水泳の種目の中では、かなりスローな部類に入るだけに、余計に応援に力が入ったんでしょうね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目