大明日(だいみょうにち)とは、暦注下段の「七箇の善日(ななこのぜんにち)」と呼ばれる7つの吉日の一つです。
大明日には「天と地の道が開いて太陽が世の中の隅々まで明るく照らす日」という意味があり、すべての物事に太陽の恵みが授けられる縁起の良い日とされています。
故に、「すべての物事がうまくいく吉日」と考えられています。
そういう意味では「天赦日」に近い意味合いを持つ吉日と言えます。
■大明日の起源・由来
大明日は、古代中国の中国歴(農民歴)のひとつ「大明暦」※に基づいています。
(※梁~陳の時代の太陰太陽暦の暦法 510年~589年まで使用された。)
大明歴において「天帝が民衆に恩恵を与える日」とされていたものが日本に伝わり、歴注下段の吉日のひとつとなったとされています。
■大明日にすると良いこと
大明日には、“明日”という未来を表す漢字が使われているので、未来に向けた物事が向いているとされています。
具体的には以下のとおり。
- 結婚式、入籍
- 新規事業の立ち上げ
- 建築
- 引っ越し
- 旅行
- 就職
- 開業
- 勉強
- 試験
- 宝くじ購入
- 納車
- 地鎮祭
■大明日に運気を更に上げる方法
吉日の大明日に以下のことをすると、運気が更に高まるそうです。
- 神社参拝
- 御守りを購入
- 清めの塩をまく
- 吉服を着る
- 心身を清める
■大明日の決め方
大明日は干支の日によって決まっており、60ある干支の組み合わせのうち、以下の25の日が大明日となります。
己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、丁丑、己卯、壬午、甲申、丁亥、壬辰、乙未、壬寅、甲辰、乙巳、丙午、丁未、己酉、庚戌、辛亥、丙辰、戊午、己未、庚申、辛酉
故に、七箇の善日の中では数が多く、他の吉日とも重なる可能性が高い吉日です。
■大明日にしてはいけないこと
大明日は強力な吉日ですが、以下の物事はしないほうがいいとされています。
- 裁判
- 訴訟
- 別居
- 離婚
他人と争ったりいがみ合ったりすることに関連する物事は、未来へ向かうことを吉とする大明日に反するということで凶とされています。
■大明日と他の吉日の組み合わせ
大明日は、他の吉日と重なることもあります。
特に、以下のような組み合わせは最強の開運日と言われています。
- 大明日 + 天赦日 + 一粒万倍日
- 大明日 + 天赦日
- 大明日 + 一粒万倍日
他にも、以下の組み合わせになる日は大吉日です。
- 大明日 + 寅の日
- 大明日 + 己巳の日
- 大明日 + 天恩日
- 大明日 + 大安
これらの吉日が重なる日は、より強力なパワーが期待できますので、ぜひ積極的に行動しましょう。
こんなところですね。
大明日は、すべての物事に太陽の恵みが授けられる縁起の良い日です。
未来につながるようなことや、物事を始めるのに最適な日と言えます。
ぜひ大明日を活用して、充実した日々を送ってください。
信じるか信じないかは、あなた次第です!(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目
■参考サイト様
七箇の善日とは?天赦日・大明日・母倉日・月徳日・天恩日・神吉日・鬼宿日の意味や過ごし方
大明日は万事において吉!入籍におすすめの大明日はいつ?
「大明日」は物事がうまくいく吉日!過ごし方やしてはいけないことを解説