立冬を一言で言うと、
冬のはじまりの日
です。
二十四節気※のうちの第19番目にあたります。
※一年を24の時期で区切った季節名のこと。
具体的には、11月7日前後~11月21日前後の期間(小雪の前日まで)を指します。
今回は、立冬について少し掘り下げ、わかりやすくまとめてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■2024年の立冬は11月7日から
2024年の立冬は11月7日から始まります。
立冬の期間は11月7日~11月21日です。
旧暦では、この時期から冬が始まりました。
現代でも使われる立冬は、そのなごりですね。
しかし、11月は秋とはいえ、冬の気配が出てくる時期でもあります。
確かに寒い時がありますね。
北海道など、緯度の高い地域では既に雪が降っている時期です。
そういう意味では、立冬という言葉は、現代においても決して的外れな言葉ではありませんね。
かつて、槇原敬之さんの歌で、「冬がはじまるよ」という楽曲がありましたが、立冬はまさに、
♪ふ、ゆ、が~は~じまるよ~♪
の時期と見ていいでしょうね。(笑)
■西暦別 立冬 日付と期間一覧
立冬の日付を西暦別に、2000年から2100年まで記載しました。
参考までにどうぞ。
※赤太字は日付の確定が困難な年です。
(23時~0時の間をまたぐため)
2000年 11月7日 期間:11月7日~21日
2001年 11月7日 期間:11月7日~21日
2002年 11月7日 期間:11月7日~21日
2003年 11月8日 期間:11月8日~22日
2004年 11月7日 期間:11月7日~21日
2005年 11月7日 期間:11月7日~21日
2006年 11月7日 期間:11月7日~21日
2007年 11月8日 期間:11月8日~22日
2008年 11月7日 期間:11月7日~21日
2009年 11月7日 期間:11月7日~21日
2010年 11月7日 期間:11月7日~21日
2011年 11月8日 期間:11月8日~22日
2012年 11月7日 期間:11月7日~21日
2013年 11月7日 期間:11月7日~21日
2014年 11月7日 期間:11月7日~21日
2015年 11月8日 期間:11月8日~22日
2016年 11月7日 期間:11月7日~21日
2017年 11月7日 期間:11月7日~21日
2018年 11月7日 期間:11月7日~21日
2019年 11月8日 期間:11月8日~21日
2020年 11月7日 期間:11月7日~21日
2021年 11月7日 期間:11月7日~21日
2022年 11月7日 期間:11月7日~21日
2023年 11月8日 期間:11月8日~21日
2024年 11月7日 期間:11月7日~21日
2025年 11月7日 期間:11月7日~21日
2026年 11月7日 期間:11月7日~21日
2027年 11月8日 期間:11月8日~22日
2028年 11月7日 期間:11月7日~21日
2029年 11月7日 期間:11月7日~21日
2030年 11月7日 期間:11月7日~21日
2031年 11月7or8日 期間:11月7or8日~21or22日
2032年 11月7日 期間:11月7日~21日
2033年 11月7日 期間:11月7日~21日
2034年 11月7日 期間:11月7日~21日
2035年 11月8日 期間:11月8日~22日
2036年 11月7日 期間:11月7日~21日
2037年 11月7日 期間:11月7日~21日
2038年 11月7日 期間:11月7日~21日
2039年 11月8日 期間:11月8日~22日
2040年 11月7日 期間:11月7日~21日
2041年 11月7日 期間:11月7日~21日
2042年 11月7日 期間:11月7日~21日
2043年 11月8日 期間:11月8日~22日
2044年 11月7日 期間:11月7日~21日
2045年 11月7日 期間:11月7日~21日
2046年 11月7日 期間:11月7日~21日
2047年 11月8日 期間:11月8日~22日
2048年 11月7日 期間:11月7日~21日
2049年 11月7日 期間:11月7日~21日
2050年 11月7日 期間:11月7日~21日
2051年 11月8日 期間:11月8日~22日
2052年 11月7日 期間:11月7日~21日
2053年 11月7日 期間:11月7日~21日
2054年 11月7日 期間:11月7日~21日
2055年 11月8日 期間:11月8日~22日
2056年 11月7日 期間:11月7日~21日
2057年 11月7日 期間:11月7日~21日
2058年 11月7日 期間:11月7日~21日
2059年 11月8日 期間:11月8日~22日
2060年 11月7日 期間:11月7日~21日
2061年 11月7日 期間:11月7日~21日
2062年 11月7日 期間:11月7日~21日
2063年 11月8日 期間:11月8日~22日
2064年 11月6or7日 期間:11月6or7日~20or21日
2065年 11月7日 期間:11月7日~21日
2066年 11月7日 期間:11月7日~21日
2067年 11月8日 期間:11月8日~22日
2068年 11月6日 期間:11月6日~20日
2069年 11月7日 期間:11月7日~21日
2070年 11月7日 期間:11月7日~21日
2071年 11月7日 期間:11月7日~21日
2072年 11月6日 期間:11月6日~20日
2073年 11月7日 期間:11月7日~21日
2074年 11月7日 期間:11月7日~21日
2075年 11月7日 期間:11月7日~21日
2076年 11月6日 期間:11月6日~20日
2077年 11月7日 期間:11月7日~21日
2078年 11月7日 期間:11月7日~21日
2079年 11月7日 期間:11月7日~21日
2080年 11月6日 期間:11月6日~20日
2081年 11月7日 期間:11月7日~21日
2082年 11月7日 期間:11月7日~21日
2083年 11月7日 期間:11月7日~21日
2084年 11月6日 期間:11月6日~20日
2085年 11月7日 期間:11月7日~21日
2086年 11月7日 期間:11月7日~21日
2087年 11月7日 期間:11月7日~21日
2088年 11月6日 期間:11月6日~20日
2089年 11月7日 期間:11月7日~21日
2090年 11月7日 期間:11月7日~21日
2091年 11月7日 期間:11月7日~21日
2092年 11月6日 期間:11月6日~20日
2093年 11月7日 期間:11月7日~21日
2094年 11月7日 期間:11月7日~21日
2095年 11月7日 期間:11月7日~21日
2096年 11月6日 期間:11月6日~20日
2097年 11月6or7日 期間:11月6or7日~20or21日
2098年 11月7日 期間:11月7日~21日
2099年 11月7日 期間:11月7日~21日
2100年 11月7日 期間:11月7日~21日
こんなところですね。
大体は11月7日で、年によっては8日や6日になることがわかりましたね。
一覧にしてみると、とてもわかりやすいですね。
日付が不確定の年があるのは、23時50分前後~0時10分前後、要するに、真夜中の10分前後のズレがあるためです。
ズレが生じるのは、地球の公転と太陽の位置が一定でないため。
閏年(うるうどし)や閏秒の導入でズレを修正しているのですが、それでも厳密には微妙なズレがあるのです。
よって、数十年に一度は、日の変わり目の微妙な時間に立冬が来ることもあるのです。
■立冬は四季の節目の一つ
立冬は、単に冬の始まりということだけでなく、四季の節目の一つとして重要な日とされていました。
二十四節気のうち、春夏秋冬の季節の節目となる日は四季の数と同じく4日あります。
- 春の節目(はじまり)=立春
- 夏の節目(はじまり)=立夏
- 秋の節目(はじまり)=立秋
- 冬の節目(はじまり)=立冬
これら4つの節目の日は、それぞれの名に入る“立”をとって、四立(しりゅう)と呼ばれています。
- 四立=季節の区切り
と考えるとわかりやすいと思います。
これら四立の日から、各季節の準備を始めると良いとされていました。
例えば、立夏からは夏用の服や団扇など、夏用のモノを少しずつ出して使うようにするとか。
または、普段の食事に、季節に合った食べ物を添えるようにするなど。
しかしながら、現代の暦では、四立は時期的に早いと言えます。
また、近年は、季節外れの気温や天候に見舞われることも多く、必ずしも四立が当てはまらないことがあります。
あくまでも、四立は昔の名残りと考えておくといいでしょう。
■立冬の日の計算式
実は、立冬の日にちは、
計算で出すことができます。
その方法とは、
調べたい立冬の日の西暦を4で割り、
余った数を以下の表と照らし合わせます。
西暦の期間 | 余り数=0 | 余り数=1 | 余り数=2 | 余り数=3 |
2000年~2031年 | 7日 | 7日 | 7日 | 8日 |
2032年~2067年 | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 |
2068年~2099年 | 6日 | 7日 | 7日 | 7日 |
2100年 | 7日 | – | – | – |
例えば、2017年を4で割ると、504余り1となります。
それを上の表に当てはめると、2017年は2000年~2031年の間、余り1なので7日ということになります。
表の年代は、前々項の“西暦別立冬の日付と期間一覧”と同じです。
お気づきかと思いますが、この計算方法は、年代に対応した表がないと算出できない方法です。
なので、どの年代も自由自在というワケにはいきません。
そこで、もっと楽な計算方法があります。
秋分の日に45日を加算する。
という方法です。
何故なら、二十四節気は約15日ごとに一つ進みます。
立冬は秋分の日の3つ後の節気なので、15日×3=45日 を加算すればいいというワケですね。
しかしながら、この方法は、
「カンタンな代わりに当てはまらない年代がある」
という大きなデメリットがあります。
例えば、2019年や2020年は、45日を足しても立冬の日に1日届きません。
今まで述べてきたように、時間的なズレがあるためです。
なので、必ずしも、45日を足せば立冬になるワケではないのです。
なので、西暦によっては、
「46日を足さなくてはならない年がある」
とだけ覚えておいてください。
まあ、2000年~2100年の101年間分の立冬の日付は前々項のとおり算出できているので、それを見ていただければ良いと思います。(苦笑)
ちなみに、秋分の日の日付を出す計算式は
=int(23.2488+0.242194*(Y-1980))-int((Y-1980)/4)
Yを秋分の日の西暦年に変えてください。
(ただし2099年までの冬至しか正確に出ません。)
これを表計算ソフトなどを使って計算すれば、秋分の日の日付が出ます。
それで出た日にちに45日を足すと、
「大体、立冬の日付けになる」
というワケです。
当てはまらない年もありますがw
■立冬の日はココアの日♪
実は立冬の日は「ココアの日」でもあります!
この「ココアの日」は、日本記念日協会に登録されている立派な日本の記念日です。
制定したのは、あの有名な大企業の森永製菓。
(2016年に制定)
冬の始まりの立冬からは、
「温かいココアを飲んでホット(ほっと)しよう♪」
という、心も体も暖まる想いが込められているようですね♪
冬至にカボチャを食べるなど、
「寒い冬こそ、旬のモノを食べて健康を保とう」
という考え方もあります。
それは、食生活においては大事なことかもしれません。
しかし、やっぱり寒い冬こそ、まずは温かい飲み物で暖まるのが先だと思います。
温かくて甘くて美味しいホットココアなら、文字通り、人をホッとさせてくれると思いますよ?^^
■まとめ
- 2024年の立冬は11月7日
- 2024年の立冬の期間は
11月7日~21日
- 立冬は冬の始まりを表す
- 立冬は季節の節目の日の
四立(しりゅう)の一つ
- 立冬の日は、ココアの日♪
以上、こんなところですね。
立冬という言葉自体は、あまり有名ではありません。
しかしながら、調べていくうちに、過去において季節の節目として重要な日であったことがわかりました。
普段、何気なく見ているカレンダー。
それに書いてある事柄を調べてみると、結構面白い発見があるかもしれませんよ?
では、今回はこの辺で。
■関連項目