立春を一言で言うと、
春のはじまりの日
です。
二十四節気※のうちの最初、第1番目にあたります。
※一年を24の時期で区切った季節名のこと。
具体的には、2月4日前後~2月17日前後の期間(雨水(うすい)の前日まで)を指します。
今回は、立春について少し掘り下げ、わかりやすくまとめてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■2025年の立春は2月3日から
2023年の立春は2月3日から始まります。
立春の期間は2月3日~2月17日です。
旧暦では、この時期から春が始まりました。
現代でも使われる立春は、そのなごりですね。
しかし、2月は早春とはいえ、まだまだ冬の時期です。
気温も、とても低く、雪すら降る時もありますね。
そういう意味では、立春という言葉は、現代においては大分的外れな言葉になっているかもしれませんね。(苦笑)
雪が解けたら春になる
という言葉がありますが、現代の立春では、時期的に真冬なので、雪解けまで1か月以上待たないといけませんね。
■西暦別 立春 日付と期間一覧
立春の日付を西暦別に、2000年から2100年まで記載しました。
参考までにどうぞ。
※赤太字は日付の確定が困難な年です。
(23時~0時の間をまたぐため)
2000年 2月4日 期間:2月4日~17日
2001年 2月4日 期間:2月4日~17日
2002年 2月4日 期間:2月4日~17日
2003年 2月4日 期間:2月4日~17日
2004年 2月4日 期間:2月4日~17日
2005年 2月4日 期間:2月4日~17日
2006年 2月4日 期間:2月4日~17日
2007年 2月4日 期間:2月4日~17日
2008年 2月4日 期間:2月4日~17日
2009年 2月4日 期間:2月4日~17日
2010年 2月4日 期間:2月4日~17日
2011年 2月4日 期間:2月4日~17日
2012年 2月4日 期間:2月4日~17日
2013年 2月4日 期間:2月4日~17日
2014年 2月4日 期間:2月4日~17日
2015年 2月4日 期間:2月4日~17日
2016年 2月4日 期間:2月4日~17日
2017年 2月4日 期間:2月4日~17日
2018年 2月4日 期間:2月4日~17日
2019年 2月4日 期間:2月4日~18日
2020年 2月4日 期間:2月4日~18日
2021年 2月3or4日 期間:2月3or4日~16or17日
2022年 2月4日 期間:2月4日~18日
2023年 2月4日 期間:2月4日~18日
2024年 2月4日 期間:2月4日~18日
2025年 2月3日 期間:2月3日~17日
2026年 2月4日 期間:2月4日~17日
2027年 2月4日 期間:2月4日~17日
2028年 2月4日 期間:2月4日~17日
2029年 2月3日 期間:2月3日~16日
2030年 2月4日 期間:2月4日~17日
2031年 2月4日 期間:2月4日~17日
2032年 2月4日 期間:2月4日~17日
2033年 2月3日 期間:2月3日~16日
2034年 2月4日 期間:2月4日~17日
2035年 2月4日 期間:2月4日~17日
2036年 2月4日 期間:2月4日~17日
2037年 2月3日 期間:2月3日~16日
2038年 2月4日 期間:2月4日~17日
2039年 2月4日 期間:2月4日~17日
2040年 2月4日 期間:2月4日~17日
2041年 2月3日 期間:2月3日~16日
2042年 2月4日 期間:2月4日~17日
2043年 2月4日 期間:2月4日~17日
2044年 2月4日 期間:2月4日~17日
2045年 2月3日 期間:2月3日~16日
2046年 2月4日 期間:2月4日~17日
2047年 2月4日 期間:2月4日~16日
2048年 2月4日 期間:2月4日~17日
2049年 2月3日 期間:2月3日~16日
2050年 2月4日 期間:2月4日~17日
2051年 2月4日 期間:2月4日~17日
2052年 2月4日 期間:2月4日~17日
2053年 2月3日 期間:2月3日~16日
2054年 2月3or4日 期間:2月3or4日~16or17日
2055年 2月4日 期間:2月4日~17日
2056年 2月4日 期間:2月4日~17日
2057年 2月3日 期間:2月3日~16日
2058年 2月3日 期間:2月3日~16日
2059年 2月4日 期間:2月4日~17日
2060年 2月4日 期間:2月4日~17日
2061年 2月3日 期間:2月3日~16日
2062年 2月3日 期間:2月3日~16日
2063年 2月4日 期間:2月4日~17日
2064年 2月4日 期間:2月4日~17日
2065年 2月3日 期間:2月3日~16日
2066年 2月3日 期間:2月3日~16日
2067年 2月4日 期間:2月4日~17日
2068年 2月4日 期間:2月4日~17日
2069年 2月3日 期間:2月3日~16日
2070年 2月3日 期間:2月3日~16日
2071年 2月4日 期間:2月4日~17日
2072年 2月4日 期間:2月4日~17日
2073年 2月3日 期間:2月3日~16日
2074年 2月3日 期間:2月3日~16日
2075年 2月4日 期間:2月4日~17日
2076年 2月4日 期間:2月4日~17日
2077年 2月3日 期間:2月3日~16日
2078年 2月3日 期間:2月3日~16日
2079年 2月4日 期間:2月4日~17日
2080年 2月4日 期間:2月4日~17日
2081年 2月3日 期間:2月3日~16日
2082年 2月3日 期間:2月3日~16日
2083年 2月4日 期間:2月4日~17日
2084年 2月4日 期間:2月4日~17日
2085年 2月3日 期間:2月3日~16日
2086年 2月3日 期間:2月3日~16日
2087年 2月4日 期間:2月4日~17日
2088年 2月4日 期間:2月4日~17日
2089年 2月3日 期間:2月3日~16日
2090年 2月3日 期間:2月3日~16日
2091年 2月3日 期間:2月3日~16日
2092年 2月4日 期間:2月4日~17日
2093年 2月3日 期間:2月3日~16日
2094年 2月3日 期間:2月3日~16日
2095年 2月3日 期間:2月3日~16日
2096年 2月4日 期間:2月4日~17日
2097年 2月3日 期間:2月3日~16日
2098年 2月3日 期間:2月3日~16日
2099年 2月3日 期間:2月3日~16日
2100年 2月4日 期間:2月4日~17日
こんなところですね。
2020年までは、大体は2月4日で、2021年以降の年は、年によっては3日になることがわかりましたね。
また、2089年以降は、ほとんどが3日です。
一覧にしてみると、
とてもわかりやすいですね。
日付が不確定の年(赤太字)があるのは、23時50分前後~0時10分前後、要するに、真夜中の10分前後のズレがあるためです。
ズレが生じるのは、地球の公転と太陽の位置が一定でないため。
閏年(うるうどし)や閏秒の導入でズレを修正しているのですが、それでも厳密には微妙なズレがあるのです。
よって、数十年に一度は、日の変わり目の微妙な時間に立春が来ることもあるのです。
■立春は四季の節目の一つ
立春は、単に春の始まりということだけでなく、四季の節目の一つとして重要な日とされていました。
二十四節気のうち、春夏秋冬の季節の節目となる日は四季の数と同じく4日あります。
- 春の節目(はじまり)=立春
- 夏の節目(はじまり)=立夏
- 秋の節目(はじまり)=立秋
- 冬の節目(はじまり)=立冬
これら4つの節目の日は、それぞれの名に入る“立”をとって、四立(しりゅう)と呼ばれています。
- 四立=季節の区切り
と考えるとわかりやすいと思います。
これら四立の日から、各季節の準備を始めると良いとされていました。
例えば、立夏からは夏用の服や団扇など、夏用のモノを少しずつ出して使うようにするとか。
または、普段の食事に、季節に合った食べ物を添えるようにするなど。
しかしながら、現代の暦では、四立は時期的に早いと言えます。
また、近年は、季節外れの気温や天候に見舞われることも多く、必ずしも四立が当てはまらないことがあります。
あくまでも、四立は昔の名残りと考えておくといいでしょう。
■立春の日の計算式
実は、立春の日にちは、計算で出すことができます。
その方法とは、調べたい立春の日の西暦を4で割り、余った数を以下の表と照らし合わせます。
西暦の期間 | 余り数=0 | 余り数=1 | 余り数=2 | 余り数=3 |
1985年~2020年 | 4日 | 4日 | 4日 | 4日 |
2021年~2056年 | 4日 | 3日 | 4日 | 4日 |
2057年~2088年 | 4日 | 3日 | 3日 | 4日 |
2089年~2100年 | 4日 | 3日 | 3日 | 3日 |
例えば、2022年を4で割ると、505余り2となります。
それを上の表に当てはめると、2022年は2021年~2056年の間で、余り2なので4日ということになります。
表の年代は、前々項の“西暦別立春の日付と期間一覧”に被るようになっています。
お気づきかと思いますが、この計算方法は、年代に対応した表がないと算出できない方法です。
なので、どの年代も自由自在というワケにはいきません。
そこで、もっと楽な計算方法があります。
寒の入りの日に29日を加算する。
という方法です。
何故なら、二十四節気は約15日ごとに一つ進みます。
立春は寒の入り、すなわち小寒の2つ後の節気なので、15日×2=30日です。
なので、そこから小寒の日の1日分を引いた29を日にちに加算して計算すればいいというワケですね。
しかしながら、この方法は、
「カンタンな代わりに当てはまらない年代がある」
という大きなデメリットがあります。
例えば、2096年は、29日を足しても立春の日に1日届きません。
今まで述べてきたように、時間的なズレがあるためです。
なので、必ずしも、29日を足せば立春になるワケではないのです。
なので、西暦によっては、
「30日を足さなくてはならない年がある」
とだけ覚えておいてください。
当てはまらない年もありますがw
まあ、2000年~2100年の101年間分の立春の日付は前々項のとおり算出できているので、それを見ていただければ問題ないと思います。(苦笑)
■立春の日の前日は節分!
立春の前日は節分です。
鬼は~外、福は~内
のフレーズで超有名な、豆をまく日ですね。(笑)
立春よりも、節分の方が遥かに有名なので、覚えている人は多いと思います。
節分では、焼いた大豆を巻いて縁起の悪い鬼を追い出します。
代わりに、縁起の良い福の神を呼び込む、昔ながらの儀式です。
詳細はこちらのページをご覧ください。
■まとめ
- 2025年の立春は2月3日
- 2023年の立春の期間は
2月3日~16日
- 立春は春の始まりを表す
- 立春は季節の節目の日の
四立(しりゅう)の一つ
- 立春の日の前日は節分!
以上、こんなところですね。
普段の私たちは、カレンダーの日にちと曜日、または祝日のチェックくらいしかしないものですが・・・。
昔の人は、時期の節目の日などに名前をつけて、四季折々の変化と時の流れを日常でも意識するように心掛けていたんですね。
いや~関心感心♪(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目