立夏を一言で言うと、
夏のはじまりの日
です。
二十四節気※のうちの最初、第7番目にあたります。
※一年を24の時期で区切った季節名のこと。
具体的には、5月5日前後~5月20日前後の期間
(小満(しょうまん)の前日まで)を指します。
今回は、立夏について少し掘り下げ、わかりやすくまとめてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■2025年の立夏は5月5日から
2025年の立夏は5月5日から始まります。
立夏の期間は5月5日~5月20日です。
旧暦では、この時期から夏が始まりました。
現代でも使われる立夏は、そのなごりですね。
現代の5月は、まだまだ夏というには気温がそれ程高くない春の時期です。
しかしながら、立夏の終わりごろ(5/20前後)になると、夏に近い気温になる地域や日もチラホラ出てきます。
梅雨の前の時期なので、雲に日光がさえぎられることも少なく、気温が上がりやすい時期でもあります。
そういう意味では、立夏という言葉は、現代においては、そこそこ当たっていると言えるかもしれませんね。
■西暦別 立夏 日付と期間一覧
立夏の日付を西暦別に、2000年から2100年まで記載しました。
参考までにどうぞ。
※赤太字は日付の確定が困難な年です。
(23時~0時の間をまたぐため)
2000年 5月5日 期間:5月5日~20日
2001年 5月5日 期間:5月5日~20日
2002年 5月6日 期間:5月6日~20日
2003年 5月6日 期間:5月6日~20日
2004年 5月5日 期間:5月5日~20日
2005年 5月5日 期間:5月5日~20日
2006年 5月6日 期間:5月6日~20日
2007年 5月6日 期間:5月6日~20日
2008年 5月5日 期間:5月5日~20日
2009年 5月5日 期間:5月5日~20日
2010年 5月5日 期間:5月5日~20日
2011年 5月6日 期間:5月6日~20日
2012年 5月5日 期間:5月5日~20日
2013年 5月5日 期間:5月5日~20日
2014年 5月5日 期間:5月5日~20日
2015年 5月6日 期間:5月6日~20日
2016年 5月5日 期間:5月5日~19日
2017年 5月5日 期間:5月5日~20日
2018年 5月5日 期間:5月5日~20日
2019年 5月6日 期間:5月6日~20日
2020年 5月5日 期間:5月5日~19日
2021年 5月5日 期間:5月5日~20日
2022年 5月5日 期間:5月5日~20日
2023年 5月6日 期間:5月6日~20日
2024年 5月5日 期間:5月5日~19日
2025年 5月5日 期間:5月5日~20日
2026年 5月5日 期間:5月5日~20日
2027年 5月6日 期間:5月6日~20日
2028年 5月5日 期間:5月5日~19日
2029年 5月5日 期間:5月5日~20日
2030年 5月5日 期間:5月5日~20日
2031年 5月6日 期間:5月6日~20日
2032年 5月5日 期間:5月5日~19日
2033年 5月5日 期間:5月5日~20日
2034年 5月5日 期間:5月5日~20日
2035年 5月6日 期間:5月6日~20日
2036年 5月5日 期間:5月5日~19日
2037年 5月5日 期間:5月5日~20日
2038年 5月5日 期間:5月5日~20日
2039年 5月6日 期間:5月6日~20日
2040年 5月5日 期間:5月5日~19日
2041年 5月5日 期間:5月5日~20日
2042年 5月5日 期間:5月5日~20日
2043年 5月5日 期間:5月5日~20日
2044年 5月5日 期間:5月5日~19日
2045年 5月5日 期間:5月5日~19日
2046年 5月5日 期間:5月5日~20日
2047年 5月5日 期間:5月5日~20日
2048年 5月5日 期間:5月5日~19日
2049年 5月5日 期間:5月5日~19日
2050年 5月5日 期間:5月5日~20日
2051年 5月5日 期間:5月5日~20日
2052年 5月5日 期間:5月5日~19日
2053年 5月5日 期間:5月5日~19日
2054年 5月5日 期間:5月5日~20日
2055年 5月5日 期間:5月5日~20日
2056年 5月5日 期間:5月5日~19日
2057年 5月5日 期間:5月5日~19日
2058年 5月5日 期間:5月5日~20日
2059年 5月5日 期間:5月5日~20日
2060年 5月5日 期間:5月5日~19日
2061年 5月5日 期間:5月5日~19日
2062年 5月5日 期間:5月5日~20日
2063年 5月5日 期間:5月5日~20日
2064年 5月5日 期間:5月5日~19日
2065年 5月5日 期間:5月5日~19日
2066年 5月5日 期間:5月5日~20日
2067年 5月5日 期間:5月5日~20日
2068年 5月5日 期間:5月5日~19日
2069年 5月5日 期間:5月5日~19日
2070年 5月5日 期間:5月5日~20日
2071年 5月5日 期間:5月5日~20日
2072年 5月4or5日 期間:5月4or5日~19or20日
2073年 5月5日 期間:5月5日~19日
2074年 5月5日 期間:5月5日~20日
2075年 5月5日 期間:5月5日~20日
2076年 5月4日 期間:5月4日~19日
2077年 5月5日 期間:5月5日~19日
2078年 5月5日 期間:5月5日~19日
2079年 5月5日 期間:5月5日~20日
2080年 5月4日 期間:5月4日~19日
2081年 5月5日 期間:5月5日~19日
2082年 5月5日 期間:5月5日~19日
2083年 5月5日 期間:5月5日~20日
2084年 5月4日 期間:5月4日~19日
2085年 5月5日 期間:5月5日~19日
2086年 5月5日 期間:5月5日~19日
2087年 5月5日 期間:5月5日~20日
2088年 5月4日 期間:5月4日~19日
2089年 5月5日 期間:5月5日~19日
2090年 5月5日 期間:5月5日~19日
2091年 5月5日 期間:5月5日~20日
2092年 5月4日 期間:5月4日~19日
2093年 5月5日 期間:5月5日~19日
2094年 5月5日 期間:5月5日~19日
2095年 5月5日 期間:5月5日~20日
2096年 5月4日 期間:5月4日~19日
2097年 5月5日 期間:5月5日~19日
2098年 5月5日 期間:5月5日~19日
2099年 5月5日 期間:5月5日~20日
2100年 5月5日 期間:5月5日~20日
こんなところですね。
2039年までは、大体は5月5日で、たまに5月6日になる年がある程度です。
しかし、2040年~2071年は、全部5月5日になることがわかりました。
また、2070年~2099年は、4で割り切れる年以外は全部5日です。
一覧にしてみると、とてもわかりやすいですね。
日付が不確定の年(赤太字)があるのは、23時50分前後~0時10分前後、要するに、真夜中の10分前後のズレがあるためです。
ズレが生じるのは、地球の公転と太陽の位置が一定でないため。
閏年(うるうどし)や閏秒の導入でズレを修正しているのですが、それでも厳密には微妙なズレがあるのです。
よって、数十年に一度は、日の変わり目の微妙な時間に立夏が来ることもあるのです。
■立夏は四季の節目の一つ
立夏は、単に夏の始まりということだけでなく、四季の節目の一つとして重要な日とされていました。
二十四節気のうち、春夏秋冬の季節の節目となる日は、四季の数と同じく4日あります。
- 春の節目(はじまり)=立春
- 夏の節目(はじまり)=立夏
- 秋の節目(はじまり)=立秋
- 冬の節目(はじまり)=立冬
これら4つの節目の日は、それぞれの名に入る“立”をとって、四立(しりゅう)と呼ばれています。
- 四立=季節の区切り
と考えるとわかりやすいと思います。
これら四立の日から、各季節の準備を始めると良いとされていました。
例えば、立夏からは夏用の服や団扇など、夏用のモノを少しずつ出して使うようにするとか。
または、普段の食事に、季節に合った食べ物を添えるようにするなど。
しかしながら、現代の暦では、四立は時期的に早いと言えます。
また、近年は、季節外れの気温や天候に見舞われることも多く、必ずしも四立が当てはまらないことがあります。
あくまでも、四立は昔の名残りと考えておくといいでしょう。
■立夏の日の計算式
実は、立春の日にちは、計算で出すことができます。
その方法とは、調べたい立夏の日の西暦を4で割り、余った数を以下の表と照らし合わせます。
西暦の期間 | 余り数=0 | 余り数=1 | 余り数=2 | 余り数=3 |
1980年~2007年 | 5日 | 5日 | 6日 | 6日 |
2008年~2039年 | 5日 | 5日 | 5日 | 6日 |
2040年~2071年 | 5日 | 5日 | 5日 | 5日 |
2072年~2099年 | 4日 | 5日 | 5日 | 5日 |
2100年 | 5日 | – | – | – |
例えば、2022年を4で割ると、505余り2となります。
それを上の表に当てはめると、2022年は2008年~2039年の間で、余り2なので5日ということになります。
表の年代は、前々項の“西暦別立夏の日付と期間一覧”に被るようになっています。
お気づきかと思いますが、この計算方法は、年代に対応した表がないと算出できない方法です。
なので、どの年代も自由自在というワケにはいきません。
そこで、もっと楽な計算方法があります。
春分の日に44日を加算する。
という方法です。
何故なら、二十四節気は約15日ごとに一つ進みます。
立夏は春分の3つ後の節気なので、15日×3=45日です。
なので、そこから春分の日の1日分を引いた44を日にちに加算して計算すればいいというワケですね。
しかしながら、この方法は、
「カンタンな代わりに当てはまらない年代がある」
という大きなデメリットがあります。
例えば、2096年は、44日を足しても立夏の日に1日届きません。
今まで述べてきたように、時間的なズレがあるためです。
なので、必ずしも、44日を足せば立夏になるワケではないのです。
なので、西暦によっては、
「45日を足さなくてはならない年がある」
とだけ覚えておいてください。
当てはまらない年もありますがw
まあ、2000年~2100年の101年間分の立夏の日付は前々項のとおり算出できているので、それを見ていただければ問題ないと思います。(苦笑)
■立夏は筍(たけのこ)が生える時期
実は立夏は筍(たけのこ)が生える時期でもあります。
立夏は夏の始まりとはいえ、それは昔の暦のこと。
現代では、時期的には春です。
春は様々な植物や虫などの小動物が活動を始める時期です。
中でも、立夏の後半~終盤(5/15~20)にかけては、ちょうど一部のタケノコが生え始める時期と重なるのです。
立夏の時期に旬が来るタケノコは、主に
- ハチク
- マタケ
- ネマガリタケ
の3種です。
タケノコ自体は、今では一年中食べることができますが、どうせ食べるなら、旬を迎えたタケノコを選んだ方が美味しくいただくことができます♪
ちなみに、3月~4月にかけて、近所のスーパーなどで売られているタケノコは主に孟宗竹(モウソウチク)です。
安価で美味しいモウソウチクは、タケノコの名産地である、京都や福岡から大量に出荷されているタケノコです。
恐らく、タケノコといえば、ほとんどがモウソウチクになりますが、他のタケノコも旬の時期には美味しくいただくことができます。
せっかくなので、立夏の時期にはハチク、マタケ、ネマガリタケなどの旬のタケノコをいただきましょう♪
■まとめ
- 2025年の立夏は5月5日
- 2025年の立夏の期間は
5月5日~20日
- 立夏は夏の始まりを表す
- 立夏は季節の節目の日の
四立(しりゅう)の一つ
- 立夏は筍(たけのこ)が生える時期
以上、こんなところですね。
普段の私たちは、カレンダーの日にちと曜日、または祝日のチェックくらいしかしないものですが・・・。
昔の人は、時期の節目の日などに名前をつけて、四季折々の変化と時の流れを日常でも意識するように心掛けていたんですね。
それに、“旬”も日本独自のモノ。
旧暦や二十四節気にちなんだ食材は、食欲と知識欲を同時に満たしてくれます。
いや~感心感激です♪(笑)
では、今回はこの辺で。
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