神吉日(かみよしにち)とは、暦注下段の「七箇の善日(ななこのぜんにち)」と呼ばれる7つの吉日の一つです。
神吉日は「神様のご神徳を授かる日」とされており、文字どおり「神事」に関すること、すなわち「神社参拝」、「祭礼」、「祖先を祀る」ことが吉とされる日です。
一方で、不浄事(物理的・精神的に穢れている状態または行為)には凶であるとされています。
■神吉日の起源・由来
神吉日は日本独自の歴注であり、他の七箇の善日とは起源が異なります。
神吉日の由来は明確ではありませんが、いくつかの説があります。
- 古代中国の暦法である「陰陽五行説」に基づいているという説
- 神様のご加護があると信じられていた日を選んだという説
- 特定の神様と関係があるとされる日を選んだという説
いずれにしても、神吉日は古くから人々に親しまれてきた縁起の良い日とされています。
■神吉日にすると良いこと
神吉日は、神様のご神徳を授かる日とされているため、以下のような過ごし方がおすすめです。
具体的には以下のとおり。
- 神社参拝: 神様にご挨拶し、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 神事を行う: 地鎮祭や上棟式など、神事を行うのに最適な日です。
- 先祖供養: 先祖供養を行い、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 浄化: 塩浴や瞑想などを行い、心身を清めましょう。
- 善行を行う: ボランティア活動や寄付など、善行を行いましょう。
■神吉日の決め方
神吉日は干支の日によって決まっており、60ある干支の組み合わせのうち、以下の33の日が神吉日となります。
乙丑、丁卯、己巳、庚午、壬申、癸酉、丁丑、己卯、壬午、甲申、乙酉、戊子、辛卯、甲午、丙申、丁酉、己亥、庚子、辛丑、癸卯、乙巳、丙午、丁未、戊申、己酉、辛亥、壬子、乙卯、戊午、己未、庚申、辛酉、癸亥
故に、七箇の善日の中では最も数が多く、他の吉日とも重なる可能性がかなり高い吉日です。
年によっては、年間で195日以上も神吉日になる場合があります。
特に、月徳日と重なることが多いですね。
■神吉日にしてはいけないこと
神吉日は、神様のご神徳を授かる吉日とされ、神社参拝や神事など、神事全般に吉とされています。
しかし、神様への敬意を欠く行為は慎むべきであり、以下のようなことは避けた方が良いとされています。
1. 穢れに関わること
神吉日は、神様がいらっしゃる場所を清める日とされています。
そのため、以下のような穢れに関わることは避けましょう。
- 汚れたものに触れる: ゴミや汚水など、目に見えて汚れているものに触れることは避けましょう。
- 不浄な場所に行く: トイレや病院など、不浄な場所とされる場所に行くことは避けましょう。
- 暴力や争いをする: 暴力や争いは、神様を怒らせると考えられています。
- 悪口や陰口を言う: 悪口や陰口は、周囲に悪い影響を与え、神様にも好まれません。
- 嘘をつく: 嘘をつくことは、神様への冒涜とみなされます。
2. 神様への敬意を欠くこと
神吉日は、神様への感謝の気持ちを伝える日でもあります。
そのため、以下のような神様への敬意を欠くことは避けましょう。
- 神社参拝を怠る: 神吉日は、神社参拝に最適な日です。時間を作って参拝しましょう。
- 感謝の気持ちを忘れる: 神様への感謝の気持ちを忘れずに、日々の生活を送るようにしましょう。
- 傲慢な態度を取る: 傲慢な態度は、神様を怒らせると考えられています。
- 他人を軽視する: 他人を軽視するような言動は慎みましょう。
■神吉日と他の吉日の組み合わせ
神吉日は、他の吉日と重なることもあります。
特に、以下のような組み合わせは最強の開運日と言われています。
- 神吉日 + 天赦日 + 一粒万倍日
- 神吉日 + 天赦日
- 神吉日 + 一粒万倍日
他にも、以下の組み合わせになる日は大吉日です。
- 神吉日 + 寅の日
- 神吉日 + 己巳の日
- 神吉日 + 天恩日
- 神吉日 + 大安
これらの吉日が重なる日は、より強力なパワーが期待できますので、ぜひ積極的に行動しましょう。
こんなところですね。
神吉日は、神様のご神徳を授かる日とされる縁起の良い日です。
神社参拝や祭礼など、神事を行うのに最適な日とされています。
一年を通して多く巡ってくるため、比較的多くの人が経験しやすい日と言えるでしょう。
ぜひ神吉日を活用して、充実した日々を送ってください。
信じるか信じないかは、あなた次第です!(笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目
■参考サイト様
七箇の善日 – 吉祥のレン
吉日カレンダー – ドコモスポーツくじ