干支(えと)十二支 2015年(平成27年)は未(ひつじ)年

2015年の干支はひつじ年ですね。

記事タイトルにも書かれていますが、干支のひつじは漢字で“未”と書きます。

普通、ひつじは漢字で“羊”と書きますよね?
ではなぜ、

干支ではひつじを“未”と書くのか?

今回は、ひつじと未に関する話を書こうと思います。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■干支でひつじを“未”と書くワケ

干支でひつじを“未”と書くのは、

12の方角の8番目にあたる未に、
ちょうど干支の8番目の羊がきた。

からです。

それが理由で、ひつじを“未”と書くようになったワケですね。

このように書くと、当然のごとく、

そもそも、8番目の方角って何よ?

って、理由を知らない人は思いますよね?

理由を知らない人は、次の項目を要チェックです!(笑)

 

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■12の方角と名前について

そもそも昔の方角というのは、古代中国から伝わったものでした。

その方角は全部で12あります。

太古の昔、中国では木星の運行によって方角を決めていました。

木星は、約12年で天球を一周します。

つまり、1年ごとに一つの方角を決め、それを12作ることによって、一周分の方角を決めたのです。

で、それが日本に伝わったのです。

古代中国の習わしこそが、12の方角の由来というワケですね。

で、方角の名前は、

干支に登場する動物の名前を
12の方角に対して
北から時計回りに順番に当てはめたもの

なのです。

ちなみに、干支の方角を東西南北にあてはめると、

卯=東
酉=西
午=南
子=北

となりますが、厳密にはもっと広い方角をカバーしています。
(例えば、子は北北西~北北東くらいまで)

なお、未の方角大体
南西~南南西の間くらいです。

 

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■干支と昔の時刻

さて、ここまで読んだら、ピーンと来た人も多いと思います♪

そう、昔の時刻です。

昔の時刻も干支十二支で書いていました。

1日24時間を12の刻で表したのです。
つまり、一刻ごとに2時間。

ただし、0時から始まるのではなく、23時から始まります。

対応させると、以下のようになります。

=23時~1時
=1時~3時
=3時~5時
=5時~7時
=7時~9時
=9時~11時
=11時~13時
=13時~15時
=15時~17時
=17時~19時
=19時~21時
亥=21時~23時

「草木も眠る丑三つ時」は、(1時~3時)の間を4分割した3つ目の時間帯午前2時~2時半を指します。

なるほど、確かに深夜ですね。

現代はともかく、人工的な照明が道路などに無い当時は、満月が出ていない限り真っ暗な時間。

とても静かな時間帯ですね。

誰が言い出したか知りませんが、上手く表現したものです。

 

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■干支・方角・時刻対応表

干支と方角と時刻の対応表を作りました。

これさえ見れば一目瞭然ですね♪

干支・方角・時刻

ちょっと見えにくいですが、
中の緑色の円の中に時刻が書いてあります。24時間表記です。

干支の方角に関しては、指す範囲が少しアバウトです。

例えば、卯の方角は東ですが、東北東から東南東の間も含まれているのです。

まあ、方位磁針が無かった時代なので、「大体、この方角」という感覚だったのでしょうね。(笑)

 

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■干支と西暦対応表

対応表につきましては、かなり長くなってしまったので、別記事として独立させて、こちらのページへ移動させました。

ご了承願います。

 

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

干支と西暦対応表

子(ね)年

丑(うし)年

寅(とら)年

卯(うさぎ)年

辰(たつ)年

申(さる)年

酉(とり)年

戌(いぬ)年

亥(い)年