節分│2024年は2月3日(土)│節分に豆をまく由来

鬼は外!福は内!

のフレーズで有名な節分。

2024年節分2月3日(土)です。

節分では、大豆をまいて、今年一年を無病息災幸福に暮らせるように、昨年の災厄である鬼(邪や魔の象徴)を祓います

日本人には馴染みの深い行事ですが、よく考えてみたら、

  • どうして豆をまくのか?
  • まく豆は、なぜ大豆なのか?
  • なぜ、まく豆を炒めるのか?

など、よく知らないことがあるのも事実。

そこで今回は、そんな疑問に答えるために、節分の豆まきについて調べてまとめてみました。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■なぜ大豆を使うのか?

大豆

大豆を使う理由として、
以下の説が言い伝えられています。

  • 七福神の一尊である毘沙門天が、大豆鬼の目にぶつけろ」と村人に教えた伝承説(鞍馬寺)
  • 天狗方相氏(鬼を追い払う役人)と鬼を追い払った時に使ったのが大豆だったという伝承説
    (奈良・大和(おおやまと)神社)
  • お供え物として捧げられた大豆には神の力が宿っており、邪や魔を退ける効果があるから、鬼にぶつける伝承説
  • 鬼の目ぶつけることから、魔(ま)目(め)となった語呂合わせ説
  • 魔(ま)滅(め)するというところから、魔(ま)滅(め)となった語呂合わせ説
  • 中国の五穀(大豆などの穀物)をまいて悪を退ける風習が日本に伝わった伝承説(室町時代)

他にも諸説あるようですが、
大体は似たような語呂合わせ説や伝承説です。

 

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■なぜ大豆を炒めるのか?

その最大の理由は、

“まいた豆から
芽が出ないようにする
ため”

です。

そもそも、節分の豆まきというのは、

  • 昨年の災厄払って消えてもらうため

の儀式です

そのまいたからが出たら、災厄が再び現れるのと同じこと。

つまり、非常に不吉なワケです!

また、炒ることで大豆が浄化されたことになり、それをぶつけると、不浄な鬼には大ダメージになるので退散するというイメージもあります。

そういうワケで、節分の豆まきには炒った大豆が使われるのです。

鬼が去れば平穏になり、安全安心、無病息災がやってくるというワケですね♪

それに実際問題として、まいた大豆から芽が出てしまったらそこらじゅうから大豆が生えてしまいます

後始末に困りますよね?

そういう現実的な意味合いでも、炒った大豆を使うのは正解だと思います。

 

ちなみに、一部の地域※では、大豆の代わりに落花生を使うことがあります。

その理由は、

後で拾いやすいし、中の実が汚れないから

という極めて合理的な理由からです。
(※北陸・北海道・東北・南九州など)

確かに中の実が汚れないので、清潔だとは思いますが…。

落花生では、枡に入れた大豆をまく節分のイメージとは、かなりかけ離れているんじゃないかなと思うのは私だけでしょうか?

それに、落花生は中の実が大豆よりも大きいので、ご年配の方ほど、食べるのがキツいと思います。

何しろ、年齢+1個食べないといけませんからね。

例えば、75歳の方は76個食べないといけないということになります。

75個は、大豆でもキツい数じゃないかと思いますが。w

まあ、落花生も大豆も身体に良いので、節分だけは我慢の子。

しっかり食べて無病息災を願いましょうね♪

なお、年齢が気になる女性は、食べる数を誤魔化してサバを読めばいいと思いますよ?(大笑)

 

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■豆まきの歌

豆まきする際には掛け声を出しますよね?

そう、言わずと知れた

鬼は外~福は内~

です。

※一部の地域や神社によっては「鬼は内」と言うところもある。

皆、これを繰り返して豆をまくんですが・・・。

でもこれ、実は掛け声だけでなく、ちゃんとした歌もあるんです!

その歌はこちら↓

どうです?
驚いたでしょう?

こんな歌があったとは意外でした!

歌詞には、豆をまく擬音や、鬼が去っていくくだり、福の神がやってくるように願うフレーズがちゃんと入っていますね。

見事に童謡としての歌になっています。

こんな感じの歌なら、子供たちも覚えやすいですね♪

 

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■西暦別 節分の日と曜日一覧

基本的に節分は立春の前日なので、毎年2月3日が節分の日になります。

しかしながら、年代によっては2月2日だったり4日だったりすることもあります。

2000年から2100年までの節分と曜日を書いておきます。

参考までにどうぞ。

青太字は2月2日が節分

 

2000年 2月3日(木)
2001年 2月3日(土)
2002年 2月3日(日)
2003年 2月3日(月)
2004年 2月3日(火)
2005年 2月3日(木)
2006年 2月3日(金)
2007年 2月3日(土)
2008年 2月3日(日)
2009年 2月3日(火)
2010年 2月3日(水)
2011年 2月3日(木)
2012年 2月3日(金)
2013年 2月3日(日)
2014年 2月3日(月)
2015年 2月3日(火)
2016年 2月3日(水)
2017年 2月3日(金)
2018年 2月3日(土)
2019年 2月3日(日)
2020年 2月3日(月)
2021年 2月3日(水)
2022年 2月3日(木)
2023年 2月3日(金)
2024年 2月3日(土)
2025年 2月2日(日)
2026年 2月3日(火)
2027年 2月3日(水)
2028年 2月3日(木)
2029年 2月2日(金)
2030年 2月3日(日)
2031年 2月3日(月)
2032年 2月3日(火)
2033年 2月2日(水)
2034年 2月3日(金)
2035年 2月3日(土)
2036年 2月3日(日)
2037年 2月2日(月)
2038年 2月3日(水)
2039年 2月3日(木)
2040年 2月3日(金)
2041年 2月2日(土)
2042年 2月3日(月)
2043年 2月3日(火)
2044年 2月3日(水)
2045年 2月2日(木)
2046年 2月3日(土)
2047年 2月3日(日)
2048年 2月3日(月)
2049年 2月2日(火)
2050年 2月3日(木)
2051年 2月3日(金)
2052年 2月3日(土)
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2056年 2月3日(木)
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2058年 2月2日(土)
2059年 2月3日(月)
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2063年 2月3日(土)
2064年 2月3日(日)
2065年 2月2日(月)
2066年 2月2日(火)
2067年 2月3日(木)
2068年 2月3日(金)
2069年 2月2日(土)
2070年 2月2日(日)
2071年 2月3日(火)
2072年 2月3日(水)
2073年 2月2日(木)
2074年 2月2日(金)
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2076年 2月3日(月)
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2078年 2月2日(水)
2079年 2月3日(金)
2080年 2月3日(土)
2081年 2月2日(日)
2082年 2月2日(月)
2083年 2月3日(水)
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2086年 2月2日(土)
2087年 2月3日(月)
2088年 2月3日(火)
2089年 2月2日(水)
2090年 2月2日(木)
2091年 2月2日(金)
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2093年 2月2日(月)
2094年 2月2日(火)
2095年 2月2日(水)
2096年 2月3日(金)
2097年 2月2日(土)
2098年 2月2日(日)
2099年 2月2日(月)
2100年 2月3日(水)

 

こんなところですね。

ちなみに、節分が2月4日になる年は1984年以前か、2104年以降になります。

2104年・・・

気が遠くなりますね。(笑)

その頃まで生きていられたら、人間の最長老として歴史でも語ろうと思います。(笑)

 

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■まとめ

●節分に大豆をまく理由は主に以下の諸説がある

  • 七福神の一尊である毘沙門天が、大豆鬼の目にぶつけろ」と村人に教えた伝承説(鞍馬寺)
  • 天狗方相氏(鬼を追い払う役人)と鬼を追い払った時に使ったのが大豆だったという伝承説
    (奈良・大和(おおやまと)神社)
  • お供え物として捧げられた大豆には神の力が宿っており、邪や魔を退ける効果があるから、鬼にぶつける伝承説
  • 鬼の目ぶつけることから、魔(ま)目(め)となった語呂合わせ説
  • 魔(ま)滅(め)するというところから、魔(ま)滅(め)となった語呂合わせ説
  • 中国の五穀(大豆などの穀物)をまいて悪を退ける風習が日本に伝わった伝承説(室町時代)

●大豆を炒める理由は

  • (災厄)が再び出ないようにする縁起担ぎため。
  • 本当に大豆の芽が出たら後始末が大変だから。

●地域によっては落花生をまくところもある。
 (後で拾いやすい、中の豆が汚れないなど実用的な理由から)

豆まきの歌がちゃんとある!

 

以上、こんなところですね。

現代では、勿体ないなどの理由で、節分の豆まきをしない家庭も増えたようですね。

豆まきをしないにしても、

「節分になぜ豆をまくのか?」

という由来について、子供や友人・知人らと話をして、コミュニケーションをとってみるのもいいかと思いますよ?

では、今回はこの辺で。

 

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