秋の空がどうして高いのか理由を教えて!

「秋の空が高い」

秋晴れになると、そんな言葉を聞くことがあると思います。

秋の空がどうして高いのか?

あなたは不思議に思ったことはありませんか?

今回は、その不思議をわかりやすく
解説していきますね。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■秋の空が高い理由

秋の空が高いのは、ズバリ、

日本の秋の空澄んでいるから

です。

実際、日本の秋の空は、他の季節の空と比べて空が澄んでいることが多いです。

空が澄んでいるということは、
空気の透明度が高いということ。

透明度が高ければ、遠くの方まで光が届くため、青空がいつもよりも遠く高く感じられるのです。

「秋の空が、どこまでも高く見える。」

などという言葉は、
透明度が高い澄んだ空から生まれた、
日本独特の表現なのです。

叙情的ですよね。(笑)

 

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■どうして秋の空は澄んでいるの?

日本の秋の空が高いのは、
秋の空が透明度が高くて澄んでいるからだと
わかりましたね。

さて、ここで疑問がひとつ浮かんだと思います。

どうして、日本の秋の空は澄んでいるの?

これには、大きく分けると、

  • 大陸性高気圧
  • 上昇気流が少ない
  • 草木の影響

など、3つの理由があります。

 

・大陸性高気圧

実は、日本の秋の空は、

中国大陸からやってくる大陸性高気圧

によって、秋晴れとなります。(春もそうです)

大陸からやってくる高気圧は、
空気中の水分が少ないのです。

空気中の水分が少ないということは、
その分、光の屈折減少が起きにくくなるため、
光が通りやすくなるのです。

例えば、透明度が高い澄んだ湖や川で、
深い底の方まで見ることができるのは、
不純物が極端に少なく、光が通りやすくなっているからです。

それと同じ理屈で、
不純物(雲や水分など)が少ない空気は、
光が通りやすく、遠くの方まで見えるということです。

 

・上昇気流が少ない

実は、日本の秋の気候では、
上昇気流が少ないのです。

上昇気流が少ないので、
土やホコリが舞い上がりにくいのです。

その分、他の季節よりも空気が澄んでいることになります。

逆に、春や夏は、秋よりも日差しが強いので、
上昇気流が発生しやすくなります。

日差しが強いと空気が熱せられ、
熱せられた空気は、軽くなって上昇気流を作り出します。

よって、秋よりも日差しが強い春や夏は、
秋よりも上昇気流が多いのです。

その分、土やホコリが舞い上がり、
空気の透明度を低くしてしまうのです。

 

・草木の影響

秋では、夏に生い茂った草木の影響で、
土やホコリが舞い上がりにくくなっています

草の根や木々の葉っぱなどによって、
物理的に土やホコリが舞い上がるのが遮られ、
その分だけ空気がよどみにくくなっているのです。

まとめると、

  • 大陸性高気圧で空気中の水分が少ない
  • 上昇気流が少なく、土やホコリが舞い上がりにくい
  • 草木の影響で、土やホコリが舞い上がりにくい

以上、3つの理由で、
日本の秋の空は澄んでいるというワケですね。

なるほど、納得です♪

 

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■なぜ他の季節の空は高くないの?

日本の秋晴れが、

  • 水分の少ない大陸高気圧
  • 上昇気流が少ない
  • 草木の影響

などの理由によって空気が澄み、
空が高く見えることはわかりました。

じゃあ、なぜ他の季節の空は高くないの?

と疑問に思う人もいると思います。

答えは、自動的というか、必然的に、

秋の空が澄んでいる理由の逆

ということになります。

つまりは、

  • 水分の多い太平洋高気圧(夏冬)
  • 上昇気流が多い(春夏)
  • 雨や雪が多い(冬)

ということになります。

太平洋高気圧が何故水分が多いかというと、

海の上で発生した高気圧

だからです。

日本では、夏や冬の季節では、
主に海上で発生した高気圧によって晴れになります。

そのため、大陸で発生した秋の高気圧よりも水分が多いのは当然のこと。

よって、光の屈折率が高まるので、
秋の空ほど高いところまで空気が澄みません。

また、春や夏は上昇気流が発生しやすいので、土やホコリなどが空気中へ舞い上がり、空気の透明度を下げてしまいます。

冬は基本的に気温が低く、上昇気流が少ないため、空気が澄んでいるんじゃないかと思われがちです。

しかし、実際はそうでもないのです。

冬は気温が低いため、水分が多い太平洋高気圧が冷やされて水分が集まり、雲が出来て低気圧になりやすい状況になります。

つまり、雨や雪になりやすいということです。

なので、必然的に空気の透明度が下がります。

 


 

以上、こんなところですね。

秋の空が高い理由がよくわかりましたね。

私自身も勉強になりました。

しかしながら、空気がいつも淀んでいる都市部で、
どこまでも「青く高い、秋の空」を見ることができるのは、
台風一過の後くらいなものでしょうね。

こういう時、元々空気が澄んでいる場所なら、
より高く澄んでいて美しい青空を見ることができるんでしょうね。

羨ましい限りです。

では、今回はこの辺で。

 

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