当たり前ですが、
青空が広がっている状態を“晴れ”といいますよね。
でも、青空に雲が多く浮かんでいても、天気予報では“晴れ”という時が多々あります。
一体なぜなのか?
晴れと曇りの境目は?
気になりますよね?
それはズバリ、
目で見て空が2割以上青空なら晴れ
だからです。
「2割って…え?雲がたくさんあっても晴れなの?」
「青空が少なかったら晴れとは言わないでしょ。」
などと、多くの方が思うと思います。
確かに私もそう思います。
でも、青空が2割以上あったら晴れというのは、国の機関である気象庁によって決められた晴れの定義なのです。
雲がたくさん浮いていようがいまいが、青空が2割以上あったら天気予報は“晴れ”となるのです。
■晴れと曇りの定義について
気象庁によると、晴れの定義は、
「観測員の目で見て2割以上青空が出ている」
です。
雲が多く空に浮かんでいても、天気で“晴れ”扱いになるのは、こういう定義があるからなのです。
気象庁では、雲の量の割合(0~10割)で晴れの判定をしています。
0割はもちろん、雲一つない快晴。
1割は、少し雲がありますが、快晴扱いだそうです。
で、パーセンテージが増えるごとに雲の量が増えていくワケです。
青空2割で晴れということは、雲の量が8割までは晴れということになります。
つまり、雲が全然ない快晴であろうと、空に雲が多く出ていようと、青空が2割以上出ていれば晴れなのです。
そうなると、曇りの定義は、雲の量が9~10割、すなわち、
「雨が降っていない状況で、雲に覆われて青空が2割未満か、全く見えない状態」
ということになります。
↓この程度の少しの青空だと曇り
↓ギリギリ青空?(笑)
↓こういうのは完全に曇り
晴れと雲の量をまとめると以下のとおりです。
雲の量(割合) | 天気 |
0 | 快晴 |
1 | 快晴 |
2 | 晴れ |
3 | 晴れ |
4 | 晴れ |
5 | 晴れ |
6 | 晴れ |
7 | 晴れ |
8 | 晴れ |
9 | 曇り |
10 | 曇り |
こんなろころですね。
8と9の割合の境目の判断が重要なポイントということになります。
■結局は観測員の目で決定される
前述しましたが、晴れの定義は「観測員の目で見て2割以上青空が出ている」です。
つまり、“観測員の目”という部分が境界線の肝心な部分ということになります。
故に、晴れと曇りの“2割”の境界線は、観測員の判断によって多少異なってくる可能性が考えられます。
担当する観測員によって、違った判断が下されることもあるということです。
まあ「青空が大体2割以上だったら晴れ」といったアバウトな感じなんでしょうね。
(気象庁では、もっと細かい判断基準があるのかもしれませんが…ww)
人がやることなので、アバウトな面もあるということですね。(笑)
なにはともあれ、
晴れと曇りの境界線と定義がわかりました。
これからは空を見上げた時、曇りなのか晴れなのか、ちょっと考えてみようと思います。
では、今回はこの辺で。
■関連項目