バレンタインデー【2月14日】恋の告白やカップルの愛を確認する日│今日は何の日?

◆2月14日は「バレンタインデー」

■バレンタインデーってどんな日?

日本では、言わずと知れた愛の記念日で、「女性から男性に向かってを打ち明ける日とされています。

その時、愛の印として「女性男性チョコレートを贈る」という慣習が定着しています。

しかしながら、最近では、女性から男性に贈るという慣習そのものが徐々に変わってきており、親しい同性の友人に贈ったり、自分へのご褒美として購入したりするようになってきています。

例を挙げると以下のとおり。

  • 友人同士で贈りあう→友チョコ
  • 男性から女性に贈る→逆チョコ
  • 自分で買って自分で食べる→自己チョコ
  • 職場や学校の男性にとりあえず配る→義理チョコ

しかしながら、バレンタインにチョコを贈るという慣習そのものに批判や不満が多いのも事実で、職場や学校などで配られる義理チョコも行われない風潮が出てきています。

■世界のバレンタインデー

世界のバレンタインデーは、多くの国で恋人や家族などと「を祝う日」になっています。

特に、キリスト教圏では、恋人やパートナーに大切な贈り物をする慣習になっており、贈り物は花・アクセサリーなど、チョコに限定されていないそうです。

■バレンタインデーの起源

バレンタインデーの起源は、ローマ帝国時代の女神ユーノーの祝日(2月14日)に、キリスト教の司祭のヴァレンティヌス(以後、バレンタイン)のエピソードが加わったものと言われています。
(※家庭と結婚の女神)

元来、ローマ帝国には豊穣祈願のルペルカリア祭があり、女神ユーノーの祝日はルペルカリア祭の前日でした。
(ルペルカリア祭は2月15日から本祭。)

ルペルカリア祭では、祭の間、未婚の男女は異性のパートナーを選んで過ごすという習慣があり、その選択を女神ユーノーの祝日に行っていました。
(名前を書いた札を使ったくじ引きのような感じだったそうです。)

それが切っ掛けで、恋に落ちて結婚するカップルが多かったそうです。

しかし、時の皇帝「クラウディウス2世」は、「兵士が結婚すると、家族を想って軍の遠征時に士気が下がる」と憂いて兵士の結婚を禁じました。

それを哀れに思った当時のキリスト教の司祭のバレンタインは、秘密裏に兵士たちの結婚式を執り行っていました。

それを知ったクラウディウス2世は激怒し、バレンタインを処刑しました。

その処刑日は、2月14日(ユーノーの祝日)だったのです。
(ルペルカリア祭の本祭中に行うのを避けるためと、あえて見せしめのために、結婚を司るユーノーの日を選んだとされている。)

以上のエピソードから、キリスト教でも2月14日は祭日となり、恋人たちの日となったというのが現在の通説です。

■日本のバレンタインデーの始まり

日本では、製菓会社のメリーチョコレートカムパニーがチョコレートの販売促進のためのキャンペーンとして展開したのが始まりとされている説と、モロゾフ製菓がバレンタインチョコの最初の広告の仕掛け人であるという説があります。

以下、Wikipediaより引用。

◆メリーチョコレートカムパニー説

バレンタインデーにチョコレートを渡すのがいいのではと最初に考案して実践したのは、一説に大田区の製菓会社メリーチョコレートカムパニーの原邦生であるとされる。原はその時「一年に一度、女性から愛を打ち明けていい日」というキャッチコピーをつけたといわれている。口コミで広がり、マスコミも報道した。また原は著書の中で「1958年、当時学生だった私に、パリ在住の商社マンの先輩から寒中ハガキが届いた。そのハガキには「こちら(パリ)にはチョコレートや花、カードなどを贈り合う”バレンタイン”という習慣があります」と書かれていた。早とちりなところのある私は、その文章の「チョコレート」の部分だけに目がいってしまい、うっかり「ヨーロッパは女性が好きな男性にチョコレートを贈る」といった意味に取り違えてしまったのである。」と記している。

◆モロゾフ製菓説

神戸のモロゾフ製菓が20年以上前の1936年(昭和11年)2月12日に外国人向け英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー (The Japan Advertiser)』に、「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピーの広告を既に掲載しており、モロゾフ製菓がバレンタインチョコを最初に考案した仕掛け人であるとされる説が最有力である。

そして日本チョコレート・ココア協会によると、1992年(平成4年)に聖バレンタイン殉教の地イタリアのテルニ市から神戸市に愛の像が送られており、その理由は、「神戸が日本のバレンタインデー発祥の地と、分かったから」との事である。

現時点での最有力説は、モロゾフと考えられているようです。

いずれにせよ、上記のメリーチョコレートやモロゾフを含めた菓子メーカーたちの影響で、バレンタインデーが口コミ+マスコミ報道で日本中に広がり、定着したのは確かです。

■日本記念日協会に登録されているの?

バレンタインデーは、日本記念日協会に認定・登録されていませんが、「その他の記念日」として、サイト内で紹介されています。


 

こんなところですね。

抜け出せない不況続きと、度重なる増税によって、とりあえず配る義理チョコはなくなりつつあります。

また、集団よりも個人の権利を重んじる風潮が強くなってきているためか、「本命以外にはチョコあげない」という女性も多くなってきているように感じられます。

バレンタインに関係なく、チョコが好きな男性には、義理チョコが無くなるのは寂しいかもしれませんね。

そういえば昔、一目見ただけで「義理チョコ」と判るブラックサンダーチョコが流行りましたね。

ブラックサンダーチョコ自体は美味しいのですが、意中の女性からブラックサンダーチョコをもらった男子が、自室で泣きながら食べたというエピソードを聞いたことがあります。

やっぱり、本命の男性だけにチョコをあげるのが一番だと思います。

余計な気を持たせることがないので。

では、今回はこの辺で。

 

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