【3月14日】ホワイトデー│バレンタインのお返しをする日

3月14日のホワイトデーは、バレンタインで貰ったチョコのお返しをする日ですね♪
(知らない人はいないと思いますが…。)

あまりにも有名な日なので、ほとんどの人は、「お返し」について考えるのが主流で、今更ホワイトデーについて調べようとしないと思います。

なので今回、皆様に代って、私がホワイトデーについて調べました。(笑)

皆様の参考になれば幸いです。

 

■名前が“ホワイト”の理由

ホワイトデーという名前が何故“ホワイト”なのか?

その理由は2つあります。

  • ホワイトには、“純愛”、砂糖やスイートなどの“甘い物”を表す意味がある。
  • チョコの反対のイメージ色だから。

以上のことから、ホワイトデーと名付けられたそうです。

純愛・甘い物…

英語のホワイトに、そんな比喩的な意味があったとは知りませんでした。
ホワイトデーがバレンタインのお返しをする日なら、純愛や甘い物という意味も、確かに生きてきますね。

チョコの反対のイメージ色…これはわかりやすいですね。

確かにチョコの色は、基本的には“ブラック(黒)”または“ブラウン(茶色)”でイメージされることが多いですね。

現在は、ホワイトチョコやイチゴ味のピンクチョコ、緑色の抹茶チョコなどの色んな色のチョコがありますが、いずれもチョコの色としてはメジャーではありませんね。

バレンタインの“お返し”をする日なので、ブラックやブラウンと反対のイメージ色の“ホワイト”という名前が付けられたのも、まあ納得がいきますね。

ホワイトデーの“ホワイト”とは、実は意外と奥が深いネーミングだったのですね。

 

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■ホワイトデーのルーツ(起源)

ホワイトデーのルーツ(起源)は、
現在では、以下の3つの説が有力(というか、それぞれが元祖と言い張っている状態)です。

  • 石村萬盛堂 説
  • 全国飴菓子工業協同組合(全飴協) 説
  • 不二家×エイワ 説

◆石村萬盛堂 説

マシュマロ菓子「鶴乃子」で有名だった、福岡市の石村萬盛堂の当時の社長が、少女雑誌を見た際に、バレンタインデーのお返しにマシュマロが欲しい旨の少女の気持ちが書かれた一文を見て、マシュマロデーを作ろうと決めたそうです。

日にちに関しては、自社製品を置いてある百貨店の岩田屋(同じく福岡市にある)から助言を受け、特別なイベントなどが無かった3月14日をマシュマロデーに定めたとのこと。

そして、1978年(昭和53年)の3月14日から、チョコを中に入れたマシュマロを売り出し、マシュマロデーを広めようとしたそうです。

しかし、他業界へも広めようとする百貨店側から「ホワイトデーに名前を変えてくれ」という要請を受け、1980年代に入ってから、名称がマシュマロデーからホワイトデーに変更されたという説です。

◆全国飴菓子工業協同組合(全飴協) 説

1978年(昭和53年)に、「キャンディーを贈る日」ということで、全飴協がホワイトデーを制定し、1980年(昭和55年)から、大手百貨店(三越)や広告代理店(電通)の協力を得て、イベントやキャンペーンなどを開催して広めたという説。

ホワイトデーのホワイトの由来は、英語のホワイトには「若者の純愛」や「シュガー」などの甘い物を連想させる意味があるから。

また、3月14日の日にちにしたのは、古事記または日本書紀の記述より、日本で初めて飴が製造されたのが3月14日前後だったということが判明したからだそうです。

更に、3世紀半ばごろのヴァレンタイン司教が、兵士の自由結婚禁止政策の所為で結婚できない兵士たちのために、2月14日に抗議の殉教し、その1ヶ月後の3月14日に兵士は無事結ばれたというエピソードも、3月14日=ホワイトデーの理由としてあったそうです。

◆不二家×エイワ 説

「バレンタインのお返しの日があってもいいじゃないか」という声があがり、昭和40年代頃、お菓子業界の各社が独自にバレンタインデーのお返しの日を定め、各社で行っていたそうです。

その時のお菓子は、キャンディやビスケット、マシュマロなど、若者に人気が高いお菓子が選ばれて「お返しの贈り物」として使われました。

その時はまだ、「ホワイトデー」という名前は無かったのです。

しばらくして、大手のお菓子メーカーの不二家が「リターン・バレンタイン」という名称で、お菓子販売のキャンペーンをするようになりました。

更にキャンペーンを拡大するため、当時のマシュマロ菓子の会社エイワと協力(コラボ)し、1973年(昭和48年)の3月14日に、マシュマロを販売するキャンペーンを展開したとのこと。

これが後に「ホワイトデー」という名前に変わったという説です。

(マシュマロは白いので、ホワイトデーという名前の由来になったとしても不思議ではない。)


こんなところですね。

個人的には、不二家×エイワのコラボ説が元祖だと考えています。
上記3つの説の中で、キャンペーンの開始年が一番早いですからね。

また、ホワイトデーのネーミングに関しては、全飴協か石村萬盛堂のどちらかが元祖でしょう。

いずれの説にせよ、ホワイトデーは日本生まれの習慣であることに間違いありません。

韓国や中国などの一部のアジア地域でも、ホワイトデーの習慣が見られるようになりましたが、西洋諸国、アメリカ、オーストラリアなどのオセアニア地域では行われていません。

欧米、UK諸国のバレンタインでは、男女ともにプレゼントを贈りあうこともあるので、わざわざホワイトデーのようなバレンタインのお返しする日を作らなくても良いことが一因でしょうね。

まあ、欧米・UK諸国には、アジアの小国の日本発のホワイトデーを受け入れることには、プライドの問題で抵抗があるだけなのかもしれませんけどね。(苦笑)

 

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■近年の傾向

近年のホワイトデーの傾向は、バレンタインの多様化(友チョコなど)の影響から、女性が女性へお返しするというケースもみられるようになりました。

また、キャンディー、ホワイトチョコ、マシュマロに限らず、白い小物や花なども贈るという、お返しのプレゼントの多様化もみられるようになりました。

大事なのは“気持ち”という、お返しの原点に帰ったのでしょうね。

ところで、バレンタインに自分チョコを買い、誰にもあげなかった人はどうするんでしょう?

“自分自身へのお返し”で何かを買うんでしょうかね?(笑)

 

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■ホワイトデー以外の日本の3月14日

  • パイ(円周率)の日
    2002年に日本パイ協会が制定。
    円周率(π)は3.14と習うことから、3月14日は円周率の日ということにしたそうです。
  • 数学の日
    1997年に財団法人日本数学検定協会(数研財団)が制定。
    3月14日はパイ(円周率)の日であり、また、数学とも深く関係する理論物理学者のアルベルト・アインシュタインの誕生日であることにもちなんで制定されたそうです。
  • 国際結婚の日
    1873年(明治6年)3月14日に、日本政府が国際結婚を初めて公式に認可したことにちなんで制定されたそうです。

 

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