毎年、1月7日(人日(じんじつ))に食べる七草粥(ななくさがゆ)。
七草とは、春の七草のことで、
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(かぶ)・スズシロ(大根)
のことです。
それを米と一緒に煮込んだのが七草粥ですね。
今回は、誰でも簡単に作れるように、七草粥のレシピや作り方を書いておきます。
皆様の参考になれば幸いです。
■七草粥の簡単レシピ
用意するもの(4人分)
- 七草※
- お米:1カップ(1合)
- 水:1リットルくらい
- 塩:お好みで
- 鍋:土鍋でも普通の鍋でもOK
※記事の冒頭でも書きましたが、
七草とは、
- セリ
- ナズナ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
- スズナ(かぶ)
- スズシロ(大根)
を指します。
見た目はそれぞれこんな感じ↓
画像引用元:7人家族の田舎暮らし
まあ、見た目がわからなくても、最近のスーパーなどでは、七草粥セットが売られていることもありますので、それを買ってしまえば解決ですね♪
で、七草粥の具体的な作り方は、次の項目で紹介します。
■超カンタン!おかゆに入れるだけの七草の粉末
現在は、「七草を乾燥させて粉末状にした商品」が普通に販売されています。
(フリーズドライの物が多いようです。)
これを、おかゆに入れるだけでカンタンに七草粥を作れます♪
生の七草にこだわらないのなら、これほど便利なものはありませんよね!
お近くのスーパーで売られていると思いますので、もし売っていたら買ってみてはいかがでしょうか?
■七草粥の作り方(生の七草を使う本物バージョン)
1:鍋にお米1合と水1リットルを入れて
30分ほど放置します。
2:30分待つ間に七草を刻みます。
大きさは適当で良いです。
火の通りを考えるなら、小さめ(2cm弱)に切った方がいいかもしれませんね。
3:30分経ったら、
鍋にふたをして強火にかけます。
4:沸騰したら弱火にして
40~50分程度煮込みます。
この待ち時間で七草を刻んでもいいでしょう。
5:七草を入れて火を通し、
塩を入れて味付けします。
七草に火が通ったら、火を止めてください。
6:ふたをして約10分放置します。
余熱で七草を蒸らす感じですね。
7:後はもりつけて完成です♪
基本的な作り方はこんなところですね。
お米から炊くので、かなり時間がかかってしまいます。
しかし、炊きあがったご飯を使えばもっと早くできます。
具体的には、
1:炊き上がったご飯1合分と水800CCくらいを鍋に入れ、
弱火でグツグツするまで煮ます。
2:その間に七草を切っておきます。
3:グツグツしはじめたら、切った七草を入れて強火で火を通します。
ここで調味料も一緒に入れて、しっかり味付けします。
七草全部が柔らかくなったら火が通った目安です。
4:七草に火が通ったら、火を止めて蓋をし、10分放置して蒸らします。
5:10分経ったら完成です。
以上の方法だと、かなり時間短縮できます。
しかし、お粥というよりも“おじや”に近い感覚ですね。(笑)
また、味付けに関しては、塩の代わりにウエイパーなどの調味料で一工夫してみるのもいいと思います♪
ウエイパーを入れると、味が中華風になってしまいます。
ですが、それはそれで美味しいので、是非試してみてください♪
ウエイパーは、昔は入手が難しかったのですが、今なら、スーパーなどに普通に売ってると思います。
それに、七草粥のルーツは中国。
「原点に帰る」という意味でも、ウエイパーで味付けして食べてみる価値は十分あると思います。
■違うレシピの七草粥
地域によっては、七草の一部(または全部)を別の食材に変えて七草粥を作ることもあります。
しかも、時にはおかゆどころか、汁ものに逆戻りしていたりするものも、ちらほらあるようですね。
正直なところ、私は、七草粥を作る際、
春の七草に拘る必要は
ないんじゃないか
と個人的に思っています。
なぜなら、七草の中には、かなりマズイものがありますから。
正直な話、
- ナズナ
- ゴギョウ
- ハコベラ
- ホトケノザ
の四草は不味くて苦手です。
良薬は口に苦し
身体に良いということで、七草粥の場合のみ食べていますが・・・。
やっぱり、避けられるなら避けたい(笑)
というわけで、七草のうち
ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ
の四つを、別の野菜に変えてしまうというのもアリだと思います。
例えば、ゴボウ、ニンジン、白菜、ほうれん草など。
普段の食卓でよく使う野菜をあてがうワケですね。
ただし、ニンジンやゴボウなどの固くて火が通りにくい野菜の場合は、時間短縮のために、先に湯がいておく必要があります。
まあ、これくらいの調整は、毎日料理している人にとっては、オチャノコサイサイだと思いますが。(笑)
とにかく、七草粥は胃腸にやさしいのは確か。
年に一度とは言わず、月に一度くらいは食べてみても良いんじゃないかと思いますよ?(笑)
■関連項目