3つの型があるインフルエンザの違いを、なるべくわかりやすく簡単にまとめてみました。
型 | 流行時期 | 感染宿主 | ワクチン | 感染規模 |
A型 | 冬に流行 (稀に春) |
動物に感染 (人は少数) |
効きにくい | 極大 |
B型 | 冬に流行 | 人のみ感染 | 効きやすい | 大 |
C型 | 季節は無関係 | 人の幼児に感染 | 不要 | 小 |
A型はヒト以外の動物にも多く感染し、冬に世界規模で大流行します。
(むしろ、ヒトよりも動物の方が感染が多い?)
遺伝子が変わった亜種が数多く、予防ワクチンをあらかじめ接種しても、以前にできた抗体が通用しないことが多々あります。
そのため、A型には予防接種が効かないことがあります。
B型はヒトのみに感染しますが、A型ほど広範囲に流行することはありません。
冬に流行する点では、A型と同じです。
A型と違い、B型ウイルスは構造上の遺伝子が比較的安定しているので、変異がほとんどなく、ワクチンがよく効きます。
C型もヒトのみに感染しますが、感染するのは4歳児までの幼児がほとんど。
しかも、症状が出ないこともあり、
「気がついたら抗体ができていた」
というケースもあるようです。
なお、一度抗体ができると、かなりの長期にわたって免疫が持続し、人によっては、一生大丈夫なケースもあるそうです。
■まとめ
- 気を付けるのは
A型とB型の2タイプ - A型はウイルスの変異が多く
ワクチンが効かないことが多い - A・Bともに冬に流行する
- B型はワクチンが効きやすい
- B型とC型はヒトのみに感染
- C型は乳幼児がかかるが
抗体ができやすくて症状は軽微
こんなところですね。
C型は、余程の酷い症状が出ない限り、それ程危険視する必要はないようですね。
恐らく、症状が出たらすぐに親が小児科にかけこんで、対症療法を施されるでしょうね。
故に、C型のインフルエンザだと、気づかれないまま治ってしまうことがほとんどだと思います。
対症療法で済んでしまうなら、検査に時間をかける必要はありませんしね。
ここまで書いておいてなんですが、
インフルエンザにかかってみないと何型なのかは医者にしか判りません!
というか、
インフルエンザにかかるなんてまっぴら御免です!!
そう、かからなければ、辛い思いをすることもありませんし、他人に感染させることもありません。
結論。
インフルエンザにはかからないのが一番!
予防対策をしっかりとしておきましょうね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目