かにの日【6月22日】ズワイガニとタラバガニの違い

◆6月22日は蟹(かに)の日

実は6月22日はかにの日だそうです。

そう、ハサミが特徴の、横にカサカサとあるく、
あの蟹(カニ)のことです。

まさか、そんな日があるなんて思いませんでした。(笑)

今回は、かにの日の由来やズワイガニとタラバガニの違いなど、カニにまつわる情報を集めてみました。

皆様の参考になれば幸いです。

 

■かにの日の由来

かにの日の由来には以下の2つがあります。

  • かに“か”50音順で6番目
    かに“に”50音順で22番目
    故に6月22日かにの日
  • 黄道十二星座の
    蟹座が始まりが6月22日

日本人は語呂合わせが好きなので、よくわかります。(笑)

まあ、蟹座の始まりの日が丁度6月22日だったのは偶然でしょうね。

ちなみに、蟹の日を考え出して制定したのは、あの「かに道楽」さんです。

かに料理の老舗の名店ですね。

老舗でありながら、とても庶民的で親しまれています。

 

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■ズワイガニとタラバガニの違い

ズワイガニタラバガニ

どちらも、食用としてあまりにも有名なカニですよね。

ズワイガニタラバガニの違いは何なのか?

答えはズバリ、

ズワイガニ普通のカニ
タラバガニヤドカリの仲間

なんです。

そう、タラバガニカニじゃないんです!

タラバガニは、生物学上では
エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科タラバガニ属
に分類されます。(長いw)

ヤドカリなんで、普通のカニと違って、ハサミも含めて足が8本しかありません。

画像を見れば一目瞭然です。↓
タラバガニ-かに-カニ-蟹

なので、カニとは違う生物なんですね。

ズワイガニと同様に、食用のカニとして食べられているのですが、厳密にはカニじゃないのです。

まあ、カニの遠い親戚とイメージしてもらえればわかりやすいかと。

一方で、ズワイガニは立派な(?)普通のカニです。(笑)

ハサミも含めて足が10本ありますので。

ズワイガニの画像↓
ズワイガニ-カニ-かに-蟹

ちなみに、ズワイガニは、生物学上では
エビ目エビ亜目カニ下目ケセンガニ科ズワイガニ属
に分類されます。(これも長いw)

ズワイガニタラバガニ違う生き物

ということですね。

まあ、どちらも実はエビの仲間
ということだけは間違いありません。

生物学は奥が深くて面白いですね。(笑)

 

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■かにの種類

世界規模でみると、
約12750種類のカニがいるようです。

とんでもない数ですね!

それらのうち、日本と日本近海に生息するカニは約1000種類と言われています。

その1000種類のうち、食用としてよく食べられるのは以下の31種類ほどです。

タカアシガニ
イガグリガニ
イワガニ
イバラガニモドキ
ズワイガニ
イシガニ
アカイシガニ
クリガニ
ベニズワイガニ
シマイシガニ
タイワンガザミ
ケガニ
タラバガニ
トゲクリガニ
ヤシガニ
ジャノメガザミ
アブラガニ
チュウゴクモクズガニ
ガザミ
ホンマンジュウガニ
ヒラツメガニ
ハナサキガニ
オーストラリアオオガニ
モクズガニ
ノコギリガザミ
サワガニ
ヤマトカラッパ
アサヒガニ
アカモンガニ

前述のズワイガニやタラバガニは蟹鍋などであまりにも有名ですね♪

サワガニも食用として売られているとは意外でした!

全国的には出回らなくても、地方では食されている蟹もあるみたいですね。

 

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■蟹座と神話

カニの日にちなんで、ギリシャ神話のカニの話を。(笑)

蟹座は、ギリシャ神話に登場した蟹が星座化されたものです。

かに座-蟹座-カニ座-cancer-キャンサー

ギリシャ神話に出てくる蟹は、英雄ヘラクレスに踏み潰された蟹のこと。

人間からすると巨大な化け蟹だったのですが、巨人であるヘラクレスにしてみれば単なる大き目のカニに過ぎなかった。

ヒドラを退治したついでに、ヘラクレスに踏み潰されてしまったのです。

ひょっとしたら、ヘラクレスは踏み潰す瞬間まで気付いていなかったかもしれませんね。^^;

つまり、神話の中では単なるお邪魔虫扱い・・・

・・・だったのですが、女神ヘラ(大神ゼウスの妻)の計らいで天空に上げられて星座になったそうです。

なぜ、女神ヘラは単なる蟹にそんなことをしたのか?

それは、ヘラはヘラクレスが嫌いだから。

ヘラクレスはペルセウスの孫にあたるアルクメネと大神ゼウスとの間に生まれた子。

ヘラにしてみれば、夫が浮気して出来た子。

しかも、自分が眠っている間にゼウスがヘラの母乳をヘラクレスに勝手に与えたため、以後ヘラはヘラクレスを憎むようになったのです。

へラクレスを殺すため、様々な工作もしています。
蟹座の蟹も、その工作のうちの一つ。

しかしヘラクレスは、半神半人の大英雄。

有名な12の試練(冒険)を乗り越える程の実力の持ち主。

前述のとおり、あっさり踏み潰されて終了。

ヘラクレスは自害するまで、決して他人に殺されることは無かった。

そんなものすごい男に立ち向かって死んだ蟹をヘラは哀れに思い、夜空の星座にしたというワケですね。

蟹さん、哀れすぎます・・・。

食われなかっただけでもマシと言えるでしょうね。

 

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■かにのイメージの移り変わり

昔は、カニと聞くと、
サワガニやイソガニを思い浮かべました。
(私だけかな?)

サワガニ↓
サワガニ-カニ-かに-蟹

子供の頃、潮干狩りに行ったり、山にある沢に行ったりした時に、小さなイソガニやサワガニを見かけることがあったからです。

恐らく、子供の頃、多くの人がカニのハサミに指を鋏まれて、初めてカニのハサミの危険性を身をもって知ったことと思います。(笑)

昆虫のクワガタに鋏まれて、痛みを知るのと同じですね。

痛々しいですが、危機回避の観点から、人生に必要な経験だったと思います。

しかしながら、現在では、カニと聞くと、ズワイガニなどの食用のカニを思い浮かべる子供が多いのです。

ズワイガニ-カニ-かに-蟹

それはつまり、

  • 食用のカニがよく普及している
  • 沢や磯へ行く機会が少なくなった
  • サワガニやイソガニが見られなくなった

という、三つの要因があることを暗示していると言えますね。

食用のカニが普及することはとても良いこと。

アスタキサンチンという身体に良い成分を多く含んでいるからです。

皆さんには大いに健康になってもらいたいものです。

 

さて、現代では、子供が喜ぶような遊園地やテーマパークが増える一方で、自然に接する機会が大分減ったようです。

また、自然に接する機会があったとしても、昔は見られたような生き物が、現在は見られなくなっているケースもあります。

どんなに自然豊かな場所へ行っても、肝心のサワガニやイソガニがいないのでは、子供の中にイメージとして定着しないのは、当然で仕方がないことですね。

まあ、絶滅してはいないのでしょうが、人の手によって生態系が変わってしまい、本来いるべき場所に、サワガニやイソガニが住めなくなっているのかもしれません。

「サワガニってなに?」
「みたことがない」

そんな子供たちや若者と、生物に関するイメージの共有ができにくくなってきている・・・。

「時代の流れ」と言ってしまえばそれまでなんですが…

少しもの哀しいですね。

 

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■かに道楽でカニクリームコロッケ

蟹の日だからこそ、かにの日を制定したかに道楽で蟹料理を食べてみたいですね♪

でも、6月22日は季節的に夏。

故に、蟹鍋は×

暑すぎます!

そこでおすすめなのが、カニクリームコロッケ!

カニクリームコロッケ
※画像はイメージです。かに道楽のものとは違います。

実は、かに道楽のメニューの中には、ちゃんとカニクリームコロッケがあります♪

大阪に住んでいた頃、かに道楽に行って初めて知りました。

揚げたてのカニクリームコロッケ・・・本当に美味しかったですよ♪

市販の冷凍モノと違い、本当にカニの風味が漂ってきました。

もし行くことがあったら、是非とも注文してみてくださいな♪

かに道楽の公式サイトはこちら

ああ、かに道楽のカニクリームコロッケ食べたい・・・

 

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■かにの日以外の日本の6月22日

ボウリングの日
らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日
日韓条約調印記念日

ボウリングの日なんてあったんですね!

1861年の6月22日付けの英字新聞に初めてボウリング場の広告が掲載されたことを理由に、1972年に日本ボウリング協会が制定したそうです。

語呂とは関係ない記念日ですね。

ちなみに、6月22日は夏至になることもあります。

夏至は20日~23日の間でやってきます。
(20日は随分先の話ですが)

2000年代は21日~22日の間です。
詳細はこちら

なお、夏至が23日になったのは過去に1903年のみ。

恐らく、再び夏至が23日になるのは数百年先の話でしょうね。

 

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

から揚げとフライドチキンの違いってなに?
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