■ジェラートの日ってどんな日?
ジェラートの日とは、より多くの人にジェラートの魅力と美味しさを感じてもらうことを目的として作られた記念日です。
要するに「ジェラートを食べて楽しみましょう♪」という日です。(笑)
ジェラートは、アイスクリーム専門店はもちろんのこと、コンビニでも売られています。
夏になると、観光地近辺や街中などでも、専用のバンを使った移動式店舗などで売られることがあるようです。
イタリアでは、バンによるジェラートの販売は一般的なようですね。
◆ジェラートとは?
ジェラートとは、平たく言うとイタリアのフィレンツェ発祥のアイスクリームのことです。
ジェラートのつづりは「gelato」で、イタリア語で「凍った」という意味です。
ジェラートと一般的なアイスクリームとの違いは、中に含まれる空気の量と乳脂肪分です。
ジェラートは空気の含有量が35%未満、乳脂肪分は4~8%と少ないので、味はアイスクリームよりも濃厚で少しだけ硬めです。
乳脂肪分が少なめなので、普通のアイスクリームよりも低カロリーなものが多いそうです。
(混ぜるものにもよりますが…。)
ちなみに、日本国内での成分規格によるジェラートの扱いは、「アイスミルク」(乳脂肪分3%~8%未満)、あるいは「氷菓」に分類されるそうです。
■提唱・制定者は?
ジェラートの日の制定者は、「日本ジェラート協会」さんです。
ジェラートコンテストを開催したり、ジェラートマエストロ制度を制定したりなど、イタリアンジェラートの普及に関する活動を積極的に行っている協会です。
■日付の理由は?
日付の理由は、映画「ローマの休日」がアメリカで公開された、1953年8月27日から来ています。
劇中でオードリー・ヘプバーンさんが演じるアン王女が、ローマ市内のスペイン広場のスペイン階段でジェラートを美味しそうに頬張るシーンがあったため、映画が世界中で公開されたと同時に、ジェラートの存在自体も世界中に広まることとなったそうです。
ちなみに、この映画の反響で、スペイン階段で座ってジェラートを食べる人が続出し、歴史的価値の高いスペイン階段が観光客によって占拠され、ゴミや零したジェラートの汚れなどで清掃に追われることとなったため、保全のためにスペイン階段での飲食および座り込みは法律で禁止されています。
■日本記念日協会に登録されているの?
ジェラートの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年月日は、2014年(平成26年)8月20日です。
こんなところですね。
余談ではありますが、スペイン階段は通称で、正式名称は「トリニタ・デイ・モンティ階段」と呼ぶそうです。
階段の上には「トリニタ・デイ・モンティ教会」があるので、そこに行くために作られた階段だからです。
ローマの休日が公開された当時、世界中の若者のカップルが階段に座って一緒にアイスクリームを食べたそうですね。
映画の影響力はとても大きいんですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目