実は11月22日は、和歌山県民の日だったんですね。
正式には「ふるさと誕生日」が正しい名称です。
他の県民の日と違って、全く別の正式名称がつけられていますね。
和歌山県の位置はここ↓
白浜や三段壁で有名な和歌山県は、1871年(明治4年)に廃藩置県で誕生した県です。
元々あった三つの地域(和歌山、新宮、田辺)が合併して、現在の和歌山県になりました。
その日こそ、11月22日だったのです。
その日を記念日として、1989年(平成元年)にふるさと誕生日が制定されました。
和歌山県の条例※にもある、立派な県の記念日です。
今回は、そんなふるさと誕生日についてチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■学校は休みになるの?
残念ながら、学校は休みになりません。
東京都や千葉県など、一部の都県では、各都県民の日に公立の学校が休みになりますが、ふるさと誕生日は、公立の学校が休みになることはありません。
ちなみに、公立の学校が休みになる都県民の日は以下のとおりです。
6月15日 千葉県民の日
11月14日 埼玉県民の日
11月20日 山梨県民の日
11月13日 茨城県民の日
10月1日 東京都民の日
10月28日 群馬県民の日
いずれも首都圏に連なる都県ばかりです。
他の地方の道府県も、県民の日に公立の学校が休みになるといいんですけどね。
まあ、春休み、夏休み、冬休みなど、全国的に学校が休みになる月(3月下旬、7月~8月、12月下旬~1月あたま)に県民の日がある道府県は、
「公立の学校が休みになることはまずない。」
でしょうね。
■ふるさと誕生日の主な趣旨
ふるさと誕生日の主な趣旨は、
「故郷を理解して愛する心を育み、自信と誇りを持って豊かな郷土づくりを目指す。」
というものです。
都民の日や埼玉県民の日のような特徴的なキーワード※がありませんね。
(※例えば“自治”など)
そういう意味では、他の県民の日の趣旨とあまり変わりがありません。
でも、これはこれで立派な趣旨ですし、地方の活性化につながる、重要な決まり事だと思います。
■無料開放される施設
ふるさと誕生日に無料開放される施設は以下のとおりです。
(注:全部は網羅してません)
和歌山県書道資料館
(入館料無料)
和歌山県立自然博物館
(入館料無料)
海南市歴史民俗資料館
(入館料無料)
和歌山県立博物館
(入館料無料)
うめ振興館
(入館料無料)
世界遺産熊野本宮館
(入館料無料)
トルコ記念館
(入館料無料)
他にも無料開放される施設は多数あります。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
美術館や博物館は、そういう趣味の人以外は、普段行く機会があまりないところ。
大人でも勉強になったり、感銘を受けたりする場所でもあります。
ふるさと誕生日に仕事や学校が休みの方は、この機会に行ってみるのもいいかもしれませんよ?
■ふるさと誕生日以外の日本の11月22日
いい夫婦の日
大工さんの日
ペットたちに感謝する日
ボタンの日
いい夫婦の日は有名ですね♪
11月22日の「1122」が語呂合わせで「いい夫婦」と読めることから来ています。
(1988年に制定されました。)
大工さんの日は、語呂合わせではなく、数字の11を漢字に直すと“十一”となり、それを組み合わせると“土”という文字になる。
さらに、大工の神様とも呼ばれる聖徳太子の命日が22日であることから、11月22日は大工さんの日と決められたそうです。
(1999年に制定されました。)
“土建屋さん”のイメージでしょうか?
ペットたちに感謝する日は、
語呂でもなんでもなく、とにかくペットたちに感謝しようという日。
日にちの由来は不明です。
ペットは心を癒してくれる大事な家族です。
この日に限らず、ペットには感謝すべきですね♪
ボタンの日の由来は、戦前にまでさかのぼります。
1870年の11月22日に、国産のボタンが初めて日本海軍の制服に採用されました。
それを記念として、全国ボタン工業連合会が1987年に制定しました。
(他の組織も賛同しているようです。)
では、今回はこの辺で。