■バイオリンの日ってどんな日?
バイオリンの日とは、1880年8月28日に東京・深川の三味線職人・松永定次郎氏によって、日本初の日本製ヴァイオリンが製作されたことに因んだ記念日です。
この日本初のバイオリンは、老舗のバイオリン製造会社の「鈴木バイオリン製造」の創業者である鈴木政吉氏がバイオリンを造り始める大きなきっかけとなったそうです。
◆バイオリンとは?
バイオリンは弦楽器の一種で、バイオリン属の楽器(バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)の中で、最も大きさが小さく、最も高音域を出せる楽器です。
弦は4本で、弓と呼ばれる専用の器具で音を奏でます。
バイオリンの大きさは、一般的なアコースティックギターよりも一回り小さく、また、弓はバイオリン本体よりも長いものが多い傾向にあります。
ちなみに、現代では様々な大きさのバイオリンが生産されています。
中には、幼児用の非常に小さなバイオリンと弓もあります。
幼児用とはいえ、ちゃんとしたバイオリンの音を出せるので、侮れない性能を持っています。
■提唱・制定者は?
バイオリンの日の制定者は不明です。
■日付の理由は?
日付の理由は前述のとおりです。
■日本記念日協会に登録されているの?
バイオリンの日は、日本記念日協会に認定・登録されていません。
■最も有名なバイオリン ストラディバリウス
ストラディバリウスとは、17世紀~18世紀のイタリアのバイオリン職人一家のストラディバリ親子3人によって製作されたバイオリンのことです。
略して「ストラド」と呼ばれることもあります。
現代では、非常に高値で取引されることで有名な楽器ですね。
特に、1721年製のストラディバリウス「レディ・ブラント」は、2011年6月21日に、1589万4000ドル(当時のレートで約12億7420万円)という、楽器としては当時の世界最高の価格で落札されたことで世間を驚かせました。
↓ストラディバリウス「レディ・ブラント」
画像引用元:Wikipedia , author:Violachick68
なぜストラディバリウスには、これほどの高い価値があるのか?
その理由は以下のとおりです。
- 歴史的価値
- 美術品としての価値
- 使用された物の方が深みのある良い音が出る。
- バイオリン奏者の音楽家としてのステイタス
ちなみに、現存するストラディバリウスのバイオリンは520※挺(ちょう)だそうです。
(※2022年8月現在)
このような価値の高い楽器は、保管も厳重に行われているので、自然災害からも守られているんでしょうね。
愚か者が意図的に壊さない限り大丈夫でしょうね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目