■コットンの日ってどんな日?
コットンの日は、コットンの魅力を多くの人に知ってもらおうという目的で作られた記念日です。
コットン(英:cotton)とは、いわゆる「木綿」のことで、肌触りが心地よく、通気性・吸湿性も優れているところから、Tシャツなどの夏物の衣類はもちろんのこと、タオルなどの様々な生地製品の素材として幅広く使われています。
ちなみに、耳掃除に使う綿棒にもコットンが使われています。
コットンは、私たちの生活に欠かせない、とても身近な素材なんですね。
■提唱・制定者は?
コットンの日の制定者は、「日本紡績協会」さんです。
制定年は、1995年(平成7年)です。
日本紡績協会さんは、大阪市中央区に本部があり、東京にも事務局があります。
また、超大手の紡績会社の面々で構成されています。
日本紡績協会さんは、「ジャパン・コットン・マーク」という綿製品の基準を規定したマークを作り、協会の会員会社の綿製品に添付させています。
ジャパン・コットン・マークには、ピュア・コットン・マークとコットン・ブレンド・マークの2種類のマークがあります。
- ピュア・コットン・マーク=基本素材が綿100%
- コットン・ブレンド・マーク=基本素材が綿50%以上
となっています。
マークは以下のとおりです。
引用元:日本紡績協会
■日付の理由は?
日付の理由は語呂合わせです。
5月の5=“コッ” 10日の10=“トン” と読むところから来ています。
また、5月は衣類などの商品が店頭販売される時期の最盛期であることも理由の一つとなっています。
■日本記念日協会に登録されているの?
コットンの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
こんなところですね。
冬物の衣類などについてるウールマークは知っていましたが、ジャパンコットンマークについては初めて知りました。
私がよく着るズボンを調べてみたところ、綿40%だったので、ジャパンコットンマークは付いてませんでした。
ハッキリと明確な基準があって、それが忠実に守られているところが、日本のアパレル製品の良いところですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目