民間航空記念日【10月25日】戦後初の民間航空会社の1番機が運航を開始

◆10月25日は「民間航空記念日」

■民間航空記念日ってどんな日?

民間航空記念日とは、1951年(昭和26年)10月25日、戦後初の民間航空会社「日本航空」の旅客機が、東京~大阪~福岡間の運航を開始した日に因んだ記念日です。

当時の旅客機は、アメリカのマーチン社製のマーチン2-0-2型機という機体がノースウエスト航空から貸与されて使用されており、初フライトした機体には「もく星号」という名前が付けられていました。

ちなみに、運営開始当時は「もく星号」の他に、「すい星号」「きん星号」「か星号」「ど星号」の4つの機体があり、合計5つの機体で運行されていたそうです。

太陽系の惑星の名前が付けられていたんですね。

実際に、この機体を操縦していたのはアメリカのパイロットであり、日本人のパイロットではなかったそうです。
(操縦できる人材がいなかったようですね。)

◆もく星号の墜落事故発生

運航開始から翌年の1952年(昭和27年)4月9日に、もく星号が伊豆大島の三原山噴火口の東側1kmの御神火茶屋付近の山腹に墜落し、乗客・乗務員37名全員が落命するという痛ましい事故が発生しました。

これを理由に、1953年(昭和28年)、新たに特殊会社として設立された日本航空株式会社の運航開始とともに、全てのマーチン2-0-2型機がノースウエスト航空に返却されたそうです。

参考:Wikipedia

■提唱・制定者は?

民間航空記念日の制定者は不明です。

■日付の理由は?

日付の理由は、前述のとおりです。

ちなみに、類似の記念日として「空の日」(9月20日)があります。
元々は国が定めた「航空日」という記念日を、国土交通省航空局が1992年(平成4年)に改名した記念日です。

■日本記念日協会に登録されているの?

民間航空記念日は、日本記念日協会に認定・登録されていません。


 

こんなところですね。

日本の航空会社は、機体を外国(主にUSA)企業から購入することが多いようですが、墜落したらとても不安になってしまいますよね。

故に、墜落の原因が、機体側にあるのか、操縦士にあるのか、整備不良によるものなのか、それとも不慮の悪天候によるものなのかを確認するため、徹底的に調査します。

人命がかかっているので、決しておろそかにできないのです。

航空機事故が起こった場合、ニュースで大々的に報道されるのはそのためです。

もし、機体そのものに欠陥がある場合、それらの航空機を使用することを断念せざるを得ませんが、航空会社側に、別の新たな機種の航空機を購入するだけの余裕がない場合、欠陥があるとわかっていても使用せざるを得ないという極めて危険な事態が発生します。

そして、また航空機事故が発生するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

恐ろしい話ですね。

そもそも、あんな鉄の塊のようなものが空を飛ぶこと自体に不安を覚えますが…。

それでも、乗ってみるととても便利で早い乗り物なので、長距離の旅行をするなら飛行機の方が断然良いですね。

では、今回はこの辺で。

 

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■関連項目

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