現代では、12月25日のクリスマスはキリストの誕生日を祝う日となっていますよね。
でも実は、12月25日はキリストの誕生日じゃないそうです。
「え?何言っているの?」
「またまた、出まかせをww」
と思う人が大勢いると思います。
しかし実際には、キリストの正式な誕生日に関しては不明だそうです。
なぜなら、キリストの誕生日に関しては、聖書に書かれていないからです。
なので、正確な誕生日がいつなのか判らないのです。
ですが、「恐らくこの日なのでは?」という候補日がありました。
その候補日は以下のとおりでした。
- 1月6日
- 2月2日
- 3月25日
- 3月28日
- 4月2日
- 4月19日
- 4月29日
- 5月20日
- 11月8日
- 11月17日
- 11月18日
- 12月25日
以上のように、年に12日もの候補日があったので、一体どれがキリストの誕生日なのか確定できない状態にあり、しかも、上記の候補日のうちのどれかが、本当にキリストの誕生日であると確定できない状態でもありました。
ならば、なぜ現代では12月25日がキリストの誕生日と考えられているのか?
その理由は、西暦325年のローマで行われたキリスト教の有力者たちの会議にあります。
当時のキリスト教の有力者会議の中で、
「キリストの誕生日が正式に定まっていないのはおかしいんじゃね?」
という話になり、前述の12の候補日のうち、特に“有力な説”とされる日にちの1月6日、3月28日、12月25日の3日に絞られました。
で、最終的に、当時の冬至の日である12月25日に決められたのです。※
冬至とは、一年で最も日が短い日。
逆に言えば、この日から、昼の太陽の光がだんだん長くなっていきます。
なので、冬至は、人々に光をさす神と崇められるキリストのイメージとピッタリと合うとも言えます。
つまり、当時のキリスト教のお偉いさん達によって、
「キリが良いし、これから太陽の光が増えていく冬至の日でいいじゃん?」
的な感じで12月25日に決められたのです。(笑)
実際には、キリストの誕生日はわかっていませんが、古代のキリスト教の有力者たちによって、“12月25日がキリストの誕生日”と定められたため、それが現代まで伝えられているのです。
だから正確に言うと、12月25日は、
「キリストが生まれたことを祝う日」
となります。
昔にキリストの誕生日だと決められただけで、実は事実確認ができていない状態にあるのです。
故に、「12月25日はキリストの正式な誕生日じゃない」とも言えるワケですね。
何はともあれ、現代の12月25日はキリストの誕生日=クリスマスとして定着しています。
なので、あなたが「12月25日=キリストの誕生日」と思い、信じるのは自由です。
決してクリスマスという日をディスっているワケじゃないので誤解の無いように…。
では、今回はこの辺で。
PS:
※12月25日をクリスマスに決めた理由については、様々な説があるそうです。
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