■カチューシャの歌の日ってどんな日?
カチューシャの歌の日とは、1914年(大正3年)3月26日に開催された劇団「芸術座※」の公演「トルストイの『復活』」の中で歌われた劇中歌「カチューシャの唄」が、当時大流行したことにちなんだ記念日です。
(※劇作家・演出家の島村抱月さんと新劇女優・歌手の松井須磨子さんが起こした劇団)
特に、歌いだしのフレーズ
「カチューシャかわいや わかれのつらさ」
は、非常に有名となり、当時、爆発的な流行語となったそうです。
このフレーズの大流行によって、カチューシャというロシア系女性名詞が日本に定着しました。
また、前述の演劇で演じた松井須磨子さんが付けていたC字型のヘアバンドが原型となり、現代の女性用ヘアバンドの一種「カチューシャ」の名称として使われるようになったそうです。
なお、女性用ヘアバンドを「カチューシャ」と呼んでいるのは日本だけであり、外国人には通用しません。
外国人に言う時は、普通に「ヘアバンド」と英語で言った方が良いでしょう。
ちなみに、「カチューシャの唄」のメロディそのものは、Wikipedia内の「カチューシャの唄」ページで聴くことができますので、興味がわいた方は一度聴いてみてください。
■提唱・制定者は?
カチューシャの歌の日の制定者は不明です。
当時の流行語となったため、自然発生的に記念日となったと思われます。
■日付の理由は?
日付が3月26日の理由は前述のとおりです。
■日本記念日協会に登録されているの?
カチューシャの歌の日は、日本記念日協会に認定・登録されていません。
こんなところですね。
実はカチューシャ(Катюша)とは、ロシア語の女性名「エカテリーナ」(Екатерина)の愛称形で、非常に親密度が高い呼び名だそうです。
(家族、恋人、夫婦間など、プライベートで使われる愛称だそうです。)
会って間もないエカテリーナさんに「カチューシャ」と声をかけると「馴れ馴れしい」と思われるので注意が必要です。
ロシア系の女性と接することが多い人は、特に気を付けてくださいね。(苦笑)
では、今回はこの辺で。
■関連項目