お墓参りでお供えする花は、何でもいいワケではありません。
実は、お墓参りのお供えの花には、向いている花と向いていない花があるんです!
今回は、お墓参りでお供えするのに向いている花と向いていない花など、お花の選び方について解説させていただきます。
皆様の参考になれば幸いです。
■お供えに向いている花って何?
お墓参りに向いた花をちゃんと選ぶのも、立派な作法の一つです。
お供え物の花として向いているのは、以下のような花が主流です。
- 菊(大輪菊・小菊)
- 胡蝶蘭(胡蝶蘭)
- 金盞花(キンセンカ)
- 竜胆(りんどう)
- ユリ
- カーネーション
- アイリス
- ストック
- グラジオラス
- スターチス
こんなところですね。
これらの花の中から選べば、特に問題ありません。
また、どれを買ったらいいのか迷ってしまったら、菊の花を買えば間違いありません。
菊↓
また、上に挙げた例の花の中では、
菊・カーネーション・ストック
これら3つは仏花(ぶっか)と呼ばれる花で、お葬式やお墓参りに適したお花です。
仏花↓
お墓参り用の花は、基本的に霊園に売っているので、霊園で買えば、お墓参りに適した花を自動的に買うことになります。
「しまった!買うの忘れた!」
ということがあっても、大体は現地で買えることが多いのでご安心を。(笑)
現地で買えるかどうか分からない場合は、事前に現地の霊園に確認をとってみるといいでしょう。
■お花の色はどれがいいの?
さて、花の種類の次に気になるのは花の色ですね。
花の色に関しては、
- 白
- 黄
- 紫
- 赤
- 桃(ピンク)
の5色が主流です。
あるいは、これらの5色に近い、パステル調の淡い色だと尚良いですね。(^-^)
筆者個人的には、
黄色・白・ピンクの3色が感じがいいと思います。
中々色が選べないと思ったら、黄色か白を選べば問題ありません。
どちらの色も、お墓参りに向いたスタンダードな色です。
異を唱える人はいないでしょう。
■【注意!】お供えに向いてない花
お墓参りのお供えとして適さない花があります。
それは、トゲがある花と毒がある花(植物)の二種類です。
◆トゲがある花
バラ・アザミ・アーティチョーク・ボケ など
◆毒がある花
トリカブト・スイセン・スズラン・フクジュソウ など
こんなところですね。
これらの花は、お供えの花には適しておらず、向いていません。
トゲがある花や毒のある花がダメなのは、「トゲや毒が故人を傷つけてしまう」というイメージがあるからです。
ただし、故人が生前、バラが大好きだった場合は、バラのトゲを全部取ってからお供えするのはOKです。
そういう配慮が、故人に喜ばれるワケですね。
ちなみに、トゲが無いバラもあります。
- モッコウバラ
- 郡星
- モンクール
- キングローズ
- シャラパール
などがそうです。
いずれも、品種改良によって誕生した、トゲのない優しいバラです。
故人が生前、バラが好きだった方なら、トゲのないバラを選択肢に入れてみるのもいいでしょう。
■実はどんな花でもいい?!
お墓参りに向いてない花があることを紹介しておきながら、
「実はどんな花でもいい」
なんてタイトル、矛盾していますよね?(苦笑)
でも、「どんな花でもいい」というのも事実なんです。
故人が生前気に入っていた花や植物なら、大体、何でもお供えしてもいいんです。
例えば、故人が生前、ひまわりが好きだったなら、ひまわりをお供えしてもいいワケです。
ひまわりは、お墓参りに使われる花としては一般的ではありません。
でも、ひまわり自体は毒やトゲが無く、明るくて良いイメージがついてくる花です。
そう、つまるところ「イメージ」の問題なんですね。
「お墓参りに向いてない花」のところでも解説しましたが、トゲや毒がある花はイメージが良くありません。
だから、「向いてない」と言われているだけなんですね。
結局のところ、禁止まではできません。
お墓参りに向いてない花や植物でも、お供えしてもいいんです。
要は「故人への気持ち」ですからね。
これなら、お墓参りで花を選ぶとき、自由度がグッと広がると思います。
ご先祖様が好きだった花や植物を供えてあげれば、すごく喜ばれると思いますよ。(=´▽`=)
では、今回はこの辺で。
■関連項目