■グリーンツーリズムの日ってどんな日?
グリーンツーリズムとは、農山漁村地域へ旅行し、自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことを言います。
滞在型、いわゆる「農泊」ということですが、どこかの地方の農家に個人的に泊まるという民泊業システムではなく、農村全体で協力して全体が一歩上がる交流を主とした「農村民泊」の略の農泊だそうです。
グリーンツーリズムの日は、そういった余暇活動を広め、発展させていくのを目的とした記念日です。
■提唱・制定者は?
グリーンツーリズムの日の制定者は、NPO法人「大分県グリーンツーリズム研究会」さんです。
■日付の理由は?
日付が3月28日の理由は、グリーンツーリズムの発祥である「安心院町グリーンツーリズム研究会」さんが発足したのが1996年(平成8年)3月28日だったことから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
グリーンツーリズムの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年月日は、2013年(平成25年)9月30日です。
こんなところですね。
実は、日本の民泊が全国に広まった理由は、この大分県のグリーンツーリズムにあります。
グリーンツーリズムの発祥である安心院町グリーンツーリズム研究会さんの「安心院方式」という会員制の農村民泊の活動が認められ、2002年(平成14年)当時の大分県生活環境部が「グリーンツーリズム通知」(民泊開業条件の緩和)を発令したため、大分県内で民泊の開業が容易になりました。
それを受けて、全国の地方自治体でも民泊の開業条件の緩和が見られるようになったのです。
また、2018年6月15日から施行された「住宅宿泊事業法」(いわゆる民泊新法)によって、より詳細な民泊営業に関する線引きが行われたため、民泊の開業条件がより分かりやすくなったという法的なアプローチもあったそうです。
グリーンツーリズムによって、地方との交流と理解が広まれば、自分なりの新しい旅行の仕方や余暇の過ごし方を見つけられる人が増えると思います。
都会で生きていくだけが人生じゃないというワケですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目