実は、12月9日はマウスの誕生日だったんですね!
マウスといっても、上の写真のとおり、PC(パソコン)に差し込んで使う周辺機器のマウスのことです。
チューチュー鳴くネズミやディズニーのアレのことではありません。(笑)
マウスは、PCの画面で矢印型のポインタを動かすために必要な機器です。
そんな、PCで欠かせないマウスの記念日こそが「マウスの誕生日」というワケですね。
ちなみに、マウスの誕生日は「IT25・50」シンポジウム実行委員会が制定しました。
日にちが12月9日の理由は、1968年(昭和43年)12月9日に「ITの父」と言われるダグラス・エンゲルバート氏により、マウスやWindow、ハイパーテキストなど、パーソナルコンピュータ、インターネットの歴史の出発点ともなるデモンストレーション「The Demo」が行われたことが由来となっています。
2018年(平成30年)11月9日に、日本記念日協会に認定・登録された正式な記念日です。
以下、日本記念日協会での記述の一部引用です。
マウスはそれまで専門家しか操作できなかったコンピュータを誰もが操作できるようになる画期的なもので、その後のIT文化の基盤ともなっていることから、その誕生日として「The Demo 50周年」を祝い、「ITの過去・現在・未来」について考える日とするのが目的。
ちなみに「IT25・50」とはインターネット商用化25周年&ダグラス・エンゲルバートThe Demo 50周年の意味。
■マウスは画期的な発明品!
マウスは、実は非常に画期的な発明品です。
昔のPCを操作するには専門的な知識が必要で、特別なコマンド入力をすることでしか操作・実行できないという非常に扱いづらい機械でした。
それを、視覚的に操作できるようにしたのがマウスなのです。
(もちろん、ウィンドウ、アイコンというGUIの表示も不可欠な要素ですが。)
マウスの存在によって、PCの操作が非常に単純明快となり、PCの普及に大きく貢献しました。
今では、世界のほとんどの企業のオフィスにパソコンがあります。
(一般家庭への普及率もそこそこ高いです。)
つまり、マウスは現代のIT文化の基礎とも言うべき存在なのです。
現在では、様々なマウスが発売されていますが、大きく分けると以下の3種類になります。
- 光学マウス
(光センサーで座標を測定して画面のポインタと連動する、現在の主流のマウス。) - ワイヤレスマウス
(無線通信で動かせる光学マウス。電池が必要。) - シンプル光学マウス
(スクロールボタンが無い、シンプルなデザインの光学マウス。)
1990年代~2000年代前半までのマウスの主流は、本体の中に樹脂製のボールが入っているタイプのマウスでしたが、隙間にほこりや髪の毛、消しゴムのカス等が入ってボールが詰まりやすく、すぐに掃除が必要になるという困ったデメリットがありました。
しかし、光学マウスの発明で、ボールが詰まるというデメリットが無くなり、非常に快適な操作が可能となりました。
そこから更に、スクロールボタンの実装やワイヤレス化など、更に進化して現在に至ります。
現代では既に、ノートPCに標準装備のタッチパッド、スマホのようなタッチパネル仕様のディスプレイなど、マウスが必要無いような機能のPC関連機器が市場に出回っているため、いずれはマウスの存在もなくなるでしょうね。
(まあ、タッチパネル自体にも「画面が汚れる」という困ったデメリットがありますが…。)
なにはともあれ、マウスの誕生日くらいは、普段使っているマウスの掃除でもしてあげてはいかがでしょうか?
意外とボタンに手垢が残っているかもしれませんよ?(笑)
余談ですが、別のマウスの誕生日もあります。
世界的に有名な、ディズニーの「ミッキーマウスの誕生日」です。(笑)
ミッキーマウスの誕生日は「11月18日」です。
「マウスの誕生日」で検索すると、先にミッキーマウスの誕生日が上位で表示されます。
やっぱり、知名度が圧倒的に上ですからね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目