■防犯カメラの日ってどんな日?
防犯カメラの日とは、防犯カメラの必要性と重要性を多くの人に考えてもらう機会を作り、防犯カメラの認知度を高めるのが目的で作られた記念日です。
この記念日には、「犯罪をなくしたい」という気持ちが込められています。
◆防犯カメラとは?
防犯カメラとは、いわゆる、映像を記録可能な状態で常時稼働している監視カメラのことです。
映像を表示するディスプレイとセットで「CCTV」と呼ばれることもあります。
監視カメラがあると、人はそれを気にして、その場での問題行動を避けるようになります。
それが結果的に防犯につながるので、「防犯カメラ」と呼んでいるのです。
また、常時稼働しているので、発生した事件の状況や犯人を録画している可能性があり、それが事件解決に繋がることもあります。
よって、防犯だけでなく、証拠の映像記録としても非常に役に立っているのです。
もちろん、その映像記録を元にして、より高度なセキュリティシステムを考案するきっかけにもなりえます。
故に、現代の防犯カメラは、きたる未来の、より高度で高機能な防犯カメラの開発にも一役買っているのです。
■提唱・制定者は?
防犯カメラの日の制定者は、「株式会社日本防犯システム」さんです。
防犯カメラの開発・販売・アフターサービスなどを手掛ける、現代に欠かせない頼もしい企業さんです。
■日付の理由は?
日付の理由は、語呂合わせです。
7月8日の7と8を「な(7)くなれ犯(8)罪」と読むところから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
防犯カメラの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年月日は、2017年(平成29年)3月8日です。
■様々な防犯カメラ・監視カメラ
防犯カメラ・監視カメラには、様々なタイプがあります。
カメラ本体は、使用する場所(屋外・屋内)や位置などによって、素材と外観の形状が変わりますが、映像の表示&記録という機能は、どのカメラでも共通しています。
屋内用のカメラは、大体は天井からぶら下がる形で設置されているものが多く、カバーの素材もプラスチック製のものが主流です。
(ステンレス製のものもあります。)
屋外用のカメラは、風雨にさらされることを考慮して作られているので、カバーの素材はサビ防止加工が施された金属製のものが多いです。
◆形状(デザイン)について
現代の監視カメラは、スタンダードタイプが主流です。
1方向のみを監視・記録するのに向いています。
他の方向を表示するには、新たに方向を変えて設置しなおすか、複数の監視カメラを配置するしかありません。
全方位タイプは、ドーム型の透明(または半透明)なカバーで覆われたタイプのカメラです。
カメラの角度は360°全方向に変えることが可能ですが、内部のカメラが向いている方向しか表示・記録できない点ではスタンダードタイプと同じです。
機能向上案としては、パノラマ形式で360°全方向を表示し、それを複数のディスプレイに、各方向の映像として表示することができる機能が導入されれば、非常に高度な全方位監視の性能になります。
それでも、カメラの根元(接続部分)は撮影できないという物理的デメリットは解消できません。
非常に特殊なケースで用いられるのが、ドローンに監視カメラを付けたタイプです。
ドローンが飛べる範囲内なら、どの角度でも表示・記録が出来るので便利ですが、別途操縦者が必要なのと、ドローンのメンテナンスによるコストが非常に高いというデメリットがあります。
AIがもっと発達すれば、完全自動のドローンが登場するでしょうが、よほど重要な施設等でない限りは、導入されるケースは稀でしょうね。
■WEBとの接続
いわゆる、WEBカメラを監視カメラとして使うことも一般的になってきています。
インターネット回線を用いることで、離れたところにある警備会社で映像を表示・記録し、問題が発生すると、すぐさま駆け付けられるようになっています。
また、自宅のWEBカメラをインターネットに接続し、自分のスマホで、外出先から自宅の様子を見ることも可能になっています。
いずれも、防犯システムとしては有効ですが、別のセキュリティの問題(スマホの乗っ取り、映像データーの奪取・改ざんなど)も含んでいるので、そこを突き詰めていく必要があります。
では、今回はこの辺で。
■関連項目