■求婚の日ってどんな日?
求婚の日は、日本で初めて新聞に求婚の広告が掲載された日の記念日です。
掲載年月日は、1883年(明治16年)1月27日です。
求婚広告が掲載された新聞は、当時の伊勢新聞および三重日報で、広告掲載を依頼した人は「中尾勝三郎」という人物です。
内容を要約すると「貧富を問わず、17歳から25歳の女性でお嫁さんになりたい人は来てくれ」というものでした。
(若い女性なら誰でもよかったんかい…。)
結果として、近所の19歳の女性がお嫁さんとして来てくれたそうです。
ちなみに、中尾さんは初婚ではなく、離婚歴があったそうです。
離婚して寂しくなったから広告出したのかもしれませんね。
余談ですが、求婚とは結婚を求めることで、英語ではプロポーズが最も近い意味の言葉です。
しかし、前述の中尾さんのケースの場合は、年齢制限はあるものの不特定多数の若い女性へ求婚しているため、特定の女性一人に求婚する現代のプロポーズの意味とは異なります。
もしも、中尾さんの求婚のケースをプロポーズの意味にするのなら、中尾さんは、当時応募してきた女性全員と結婚しないとプロポーズしたことになりません。(笑)
■提唱・制定者は?
記念日の制定者は不明です。
■日付の理由は?
日付の理由は、前述のとおりです。
■日本記念日協会に登録されているの?
求婚の日は、日本記念日協会には認定・登録されていません。
■類似の記念日
求婚の日の類似の記念日として以下の日があります。
- 「プロポーズの日」(毎年6月第1日曜日)
- 「エンゲージメントデー」(毎年7月7日)
- 「スカイプロポーズの日」(毎月10日)
プロポーズの日は、ジューンブライド(6月の花嫁)の慣習と相まって非常に有名な記念日となっています。
それ以外の日は、知名度が低くてマイナーです。
ちなみに、プロポーズの日とスカイプロポーズの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
エンゲージメントデーに関しては未登録です。(2022年1月24日現在)
では、今回はこの辺で。
■関連項目
日本の記念日一覧(1月1日~12月31日)
日本の記念日の一覧です。 1月1日から12月31日までの暦の順番です。 ただし、日にちが変動する二十四節気や雑節そのもの(立春、入梅など)は割愛しています。 空欄の日は、判明次第、追加していきます。 ■1月の記念日 1月1日 元日(正月三が...