花粉症の原因の中で最も有名なのは
ずばり、スギ花粉!
花粉症じゃない人も
スギ花粉の名前ぐらいは知ってると思います。
そのスギ花粉が風に乗って空気中にばら撒かれ、多くの花粉症被害者が毎年出るワケです。
花粉症の人にはもう、
“辛い”の一言。
そんな、花粉症の根本原因である、
スギ花粉はいつごろがピークなのか?
今回は、スギ花粉が飛び交う時期について、花粉症対策と合わせてチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■スギ花粉のピーク時期
スギ花粉が散布される期間は主に春。
大体2~5月にかけて発生します。
その期間の中で、
最もピークを迎えるのは3月です。
3月は、北海道と沖縄を除いて、
日本のあらゆる地域でスギ花粉がピークの状態で散布される時期なのです。
故に3月は、花粉症の人にとっては最も辛い時期と考えていいでしょう。
■時期はずれ(?)のスギ花粉
実は、スギ花粉は春だけでなく
秋から冬にかけても散布されるそうです。
早ければ9月初旬くらいからスギ花粉が発生するそうです。
でも、春ほどの量ではないので、
重度の花粉症にかかってしまっている人以外は
それ程気にすることはありません。
でも、やはりかかる人はかかるので、
それなりの花粉対策はちゃんとしておきましょう。
油断していると、
ある日突然花粉症が発症して、思わぬ被害をこうむることになりかねません。
日ごろから、花粉情報などをチェックして、とりあえず、花粉対策用のマスクくらいはした方がいいと思います。
花粉情報は、インターネットでお天気とともに調べることができます。
ニュース番組の天気予報でも報道されることがあります。
花粉の時期は、
日ごろからマメなチェックが必要ですね。
■スギ花粉が飛ばない時期
スギ花粉は一年中飛んでいるわけではなく、飛ばない時期もちゃんとあります。
それはズバリ、夏です。
7月~8月にかけては、
スギ花粉は飛びません。
丁度、夏休みの頃はスギ花粉が飛ばないので、スギ花粉が原因の花粉症の人は安心して外出できるというワケですね♪
しかし、他の花粉が原因で花粉症になっている人は、症状が出てしまう可能性があります。
そこで、普段から花粉症対策をキッチリとしておけば、花粉が飛ぶ時期でも安心ですね。
■効果的な花粉症対策とは?
花粉症の原因は、文字通り花粉です。
花粉が体内に入って
アレルギー反応を起こすわけですね。
そのアレルギー反応が、
くしゃみや鼻水、涙が止まらないといった症状として現れるんです。
要するに、花粉症対策とは、
- 花粉をどうにかする
- アレルギー症状をどうにかする
の2種類に大別されるわけですね。
具体的には、
- 花粉そのものの体内侵入を防ぐ
- 花粉症を薬で抑える
もっと砕けた言い方をすると、
花粉をよけるか、平気にするかのどちらかにするでんすね。
花粉を防ぐには、マスクがとても効果的です。
最近のマスクはとても優秀で、
大気汚染物質のPM2.5から、
風邪やインフルエンザのウィルスすら防いでしまうものもあるほどです。
マスクの選び方については、
こちらのページにまとめてありますので参考までにどうぞ。
他には、花粉対策用のメガネ(グラス)があります。
デザインはおしゃれなサングラスのように見えますが、その機能はグラスというよりもむしろ、バイザーやゴーグルに近い構造になっていて、花粉そのものが目から侵入するのを9割以上という高確率※で防いでくれます。
(通常のメガネでは約50%前後)
花粉対策用のメガネとマスクを合わせれば、花粉対策はかなり高い効果を発揮するでしょう。
もうひとつの花粉症対策は、
花粉症そのものを抑える方法ですね。
それは薬を飲んだりして症状を抑えたり、花粉そのものに身体を慣らして耐性をつけたりする
医学的療法です。
現在、最もポピュラーな方法は、
薬で、花粉によるアレルギー症状そのものを抑えてしまう方法です。
薬が効いている間は、
花粉が体内に侵入しても身体が反応しないので、花粉症そのものが発生しないワケですね。
薬さえ効いていれば、
普通に日常生活をおくれるので、
薬を飲む方を選択する人が多いのも事実です。
花粉症を抑える薬は、
大きく分けると3種類あります。
◆点鼻薬
鼻の穴に薬を注入するタイプ。
人によっては鼻の粘膜が膨張して、
かえって呼吸が苦しくなることがあります。
◆経口薬
口から飲むタイプの薬。
一番スタンダードなのがこれです。
◆注射(減感作療法)
後述
経口薬に関しては、
耳鼻科で診療を受ければ処方してもらえます。
最近では、ドラッグストアでも普通に売っていますね。
点鼻薬もドラッグストアで普通に買うことができます。
経口薬にしろ、点鼻薬にしろ、
どれもかさばらない小さなものなので、持ち運びも便利です♪
日常生活で立ち寄るドラッグストアに普通に売られてるんですから、そりゃ皆、病院行かずにドラッグストアで買うでしょうね。
でも、逆に言うと、
薬が切れれば花粉症が発症してしまうので、点鼻薬にしろ錠剤にしろ、結局は対処療法でしかありません。
じゃあ、根本的な治療はないの?
そう思う人もいるでしょうね。
実は、あります!
身体を花粉そのものに慣らしてしまう方法です。
上でちらっと書いたのですが、
名前は「減感作療法」と言います。
この治療法に関しては、かなり専門的なものなので、うまく説明できないのですが、
ざっくり言うと、
微量の花粉を摂取し続けて身体を慣らす方法
です。
(もちろん、薬学的に花粉を調整したものです)
花粉そのものに身体が慣れてしまえば、花粉症そのものが発生しなくなります。
もちろん、花粉対策用のマスクやメガネも不要になります。
事実上、花粉症から開放されるワケですね。
こう聞くと、
実に効果的で素晴らしいと思うでしょう?
しかしながら、
身体を花粉に慣らすのに約2年程の時間が必要になります。
当然、人によって効果に差があるので、更に長期になるかもしれません。
しかも、その方法は注射で行われるので、それなりの苦痛と出費も伴うわけです。
まあ、保険が利いていれば
注射1本500円前後で打ってもらえます。
病院によって価格が違う可能性もありますので、各病院に行く前に電話などで事前に確認するといいでしょう。
最近は、注射ではなく、
舌下に薬液を垂らして摂取するという苦痛の伴わない新しい方法が注目されているそうです。
健康保険が利くようになれば、
時間はかかるけど花粉症が完治する日がやってくるかもしれませんね。
まあ、花粉の時期が過ぎてしまえば、
花粉症は自然に治まります。
それまでは対症療法で安上がりに済ませるのも常套手段ですね。
では、今回はこの辺で。
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