カンパチを漢字で書くと間八になるのは何故?

刺し身がとても美味しい魚として名高いカンパチ。

このカンパチという名前を漢字で書くと、間八または勘八と書きます。

普通、魚の名前を漢字で書くと、必ずと言っていいほど魚へんの漢字が使われますよね。

でも、カンパチには使われません。

なぜ、カンパチ間八と書くのか?

その理由は、ズバリ、

目と背びれの
の字のような模様ができるから

です。

カンパチには、両目の上から背びれに向かって伸びた2本の黒っぽい線があります。

これらの黒っぽい線を正面や上から見ると、八の字に見えます。

下の写真を見れば一目瞭然ですね。

このように、目と背びれのの字があることになります。

それ故にカンパチ間八と書くワケですね。

ちなみに、“勘八”の方の漢字の場合は、間八の読みが昔の男性の名前勘八(かんぱち)」と同じだったため、語呂合わせ的に勘八とも書かれるようになったと言われています。

間八からの後付けだったんですね。(笑)

なお、カンパチを魚へんの漢字で書くことは一応可能です。

魚へんの漢字で書くと、

  • 紅鰤魚

となります。

魚へんに師の漢字はブリと読みます。

カンパチはブリの仲間なので、鰤の字が入っていてもおかしくないですね。

身も赤いので、紅鰤魚という呼称もうなずけます。

他の呼び方では、赤鼻魚(あかはなうお)とも書きます。

余談ですが、カンパチは出世魚なので、成長と共に名前が変わります。

  • 幼魚=ショッコ(35cm以下)
  • 若魚=シオゴ(60cmまで)
  • 中型魚=アカハナ(80cmまで)
  • 成魚=カンパチ(80cm以上)

こんなところですね。

これらの呼び方は関東のものだそうで、他の地域では呼び方がそれぞれ異なっている模様です。

カンパチは成魚なんですね。

赤鼻魚は、おそらく中型のカンパチからつけられた漢字なんでしょうね。

では、今回はこの辺で。

 

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■【付録】各地でのカンパチの呼び名

アカバー/沖縄県宮古
アカバナ(アカハナ)/島根県多岐町
アカバラ/鹿児島県屋久島町安房・宮之浦。
鹿児島市からくる養殖ものをカンパチと呼んで区別することもある。(20170609)
アカヒラ(赤平)/島根県
アカビラ(赤平)/島根県
アカバリ、アカバ/島根県
ウチムル(ウチムルー)/沖縄県沖縄本島・八重山
シオ/三重県尾鷲市、和歌山県那智勝浦町、徳島県阿南市、徳島県海部郡海陽町『宍喰漁業協同組合』
シオウ/徳島県阿南市、徳島県海部郡海陽町『宍喰漁業協同組合』
ダイビキ/京都府宮津市・伊根町新井崎漁港
ダイリキ/京都府舞鶴市舞鶴魚市場
ネイリ/高知県宿毛市田ノ浦すくも湾漁協
ネウ/愛媛県愛南町
ネゴ/鹿児島県日置市東市来
ネレ/愛媛県愛南町

以上、「ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑」サイト様より引用。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%81

 

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