腎不全をわかりやすく言うと、
腎臓がほとんど働かなくなる病気
です。
腎不全は大きく分けると、
- 急性腎不全
- 慢性腎不全
の二種類がありますが、まあ、どちらとも、
腎臓の機能が著しく低下する病気
または、その状態
を指す点では同じ病気と言えます。
具体的には、腎臓の機能が30%を下回ると腎不全と呼ばれます。
今回は、そんな恐ろしい病気の腎不全について情報を集めてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■腎臓が働かなくなるとどうなるのか?
腎不全によって腎臓が働かなくなると
一体どんなことが起きるのか気になりますよね?
腎不全になると、
身体が以下の状態になります。
- 高カリウム症状
- 尿毒症
- 血圧上昇
- カルシウム減少
- 体内の水分量上昇
医学的な表現なので、ちょっとピンときませんね。
これらの状態に陥ることによって様々な症状が体にあらわれます。
もっとわかりやすい具体的な症状を次の項目で解説します。
■腎不全の主な症状
体が尿毒症や高カリウム症状など、前述のような様々な状態になるため、以下のような症状があらわれるそうです。
- 体がだるくなる
- 夜間尿が増える
- 頭痛に悩まされる
- 不眠症になる
- 血圧が上昇する
- 手足がしびれる
- 吐き気がする
- 皮膚が黒ずんでくる
- 胸が苦しくなる
- 思考力が低下する
- 意識不明になる
こんなところですね。
特に、赤字の症状は急性心不全にも多く見られるそうです。
胸が苦しくなる症状は特に危険!
ヘタすると、心臓が止まります。
こうなったら致命的です。
実に恐ろしい話ですね!
■腎不全の原因
腎不全の主な原因は、大体以下のとおりです。
- 酒
- タバコ
- 暴飲暴食
- 高血圧
- 感染症
- ストレス
- 疲労蓄積
これらが原因で腎臓にダメージを受けると、腎不全の原因になります。
要するに、不摂生な生活習慣こそが、腎不全の大きな原因ということですね。
あと、感染症でも腎不全になるんですね。
恐ろしい話です。
■腎不全と食事の関連性
不摂生な生活習慣こそが、腎不全の大きな原因の一つであることがわかりました。
ですので、食事が腎不全に関係しているのは確実な話です。
なら、どんな食事がいけないのか?
答えはとても簡単です。
- 高カロリー
- 高塩分
- 高糖分
要するに悪の3高です。
これらのいずれかに当てはまる飲食物を過剰に摂取すると、
慢性腎不全になりやすい
ということです。
それだけ、腎臓に負担がかかっているということですからね。
腎臓が疲れ切ってしまって、ダメージを回復できずに弱ってしまうワケです。
そういう人は、糖尿病も併発する可能性もあります。
乱れた食生活は病気の元
ということですね。
■腎不全になりやすい人
前述のとおり、食生活の習慣が乱れている人もそうですが、
- 高血圧な人
- 仕事などで激しい運動をする人
- 体に悪いモノを定期的に摂取する人
- 親からの遺伝
も、腎不全になりやすいのです。
意外なことに思われるかもしれませんが、激しい運動は肉体に強いストレスが加わります。
それが仕事ともなると尚更です。
そうなると、強いストレスと疲労のため、腎臓が正常に機能しなくなってしまうことがあります。
健康な人なら、普通はそこまでいかないのですが、仕事のストレスが溜まっている人には、激しい運動のせいで急性心不全を引き起こすこともあります。
ちなみに、親からの遺伝が原因だと腎不全の予防は困難になります。
生まれながらにして人工透析をしないといけない身体になっている可能性もあるのです。
すごく怖いですね。
■腎不全の予防方法
ここまで読んだ方には、もうお分かりですよね?
腎不全の予防方法は以下のとおりです。
- 食生活の改善
- 暴飲暴食をしない
- たばこを吸わない
- 十分な睡眠をとる
- ストレスをためない
たったのこれだけで、腎不全を予防し、避けることができます。
喫煙者にとっては実践が難しいかもしれませんね。
たばこのような、極めて依存性の高い有害嗜好品は急にピタッとやめられないでしょう?
ですので、いきなりやめるんじゃなくて、吸う本数を徐々に減らしていけばいいのです。
そうすれば、身体がだんだん慣れてきます。
慣れてきたところで、また本数を更に減らせばいいのです。
その繰り返しで、最終的には、たばこから解放されます。
そして、腎不全や肺がんなどの危険な病気のリスクからも解放されるのです。
健康こそが何よりの財産です。
飲酒に関しても同じ。
飲む量を減らせばいいのです。
付き合いなどで、どうしても飲む機会が多い人には厳しい話かもしれませんね。
でも、積極的に話をしたり、他人に注いだりして、自分が飲む量を減らせばマシになります。
他にも、飲む量を減らす方法はいろいろとあるはずです。
酒とたばこを控えるだけで、腎不全や肺がんなどの危険な病気のリスクからも解放されるのです。
健康こそが何よりの財産ですよ。
■腎不全になった人の治療方法
急性腎不全と慢性腎不全とで治療方法が違います。
急性腎不全の場合は、血中の水分濃度と老廃物蓄積を抑えつつ腎機能低下の直接原因を取り除きます。
直接原因については、症状によって異なるので、その場での医師の判断が必要になります。
慢性腎不全の場合は、病状が初期段階に限り、食事療法や投薬などで病状の進行を抑えることが可能だそうです。
ただ、それで進行を抑えられない場合や、慢性腎不全が酷く、かなり進行していて、尿毒症の症状まで出ている場合は、人工透析が必要になります。
こうなってしまったら、生涯、人工透析治療を受けるか、腎移植で別の腎臓をもらうかしか治療の方法は無いのです。
本当に怖い話ですね。
重病になってみて、初めて感じるのが、健康の大切さと素晴らしさです。
重病になってからでは遅い!
皆さんも、このことを肝に銘じて、日々の健康に気を付けていきましょうね。
では、今回はこの辺で。