■なすび記念日ってどんな日?
なすび記念日とは、冬春なすのPRのために作られた記念日です。
記念日を通して、国産なすの良さを広く伝えて、茄子の消費拡大を目指すという狙いがあります。
茄子は一年中食べることができる野菜ですが、大別すると、冬から春に出荷される冬春なすと、夏から秋にかけて出荷される夏秋なすに分けることができます。
記念日の4月17日前後は、冬春なすの最盛期であり、美味しい茄子を食べることができるチャンスの時期です。
なので、なすび記念日くらいは、茄子を使った料理を頂いてはいかがでしょうか?(笑)
◆なすびとは?
野菜の茄子(なす)の別の呼び方のことです。
茄子は、色や形が様々で、非常に多くの種類がありますが、大きな共通点として、肉厚で水分が多く、やや苦味があります。
茄子は、調理法によって様々な味わいを楽しむことができます。
日本では、茄子は天ぷらや煮物、味噌汁、揚げ物などに使われます。
他にも、世界中の様々な料理に使われる人気の野菜の一つです。
■提唱・制定者は?
なすび記念日の制定者は、「冬春なす主産県協議会」さんです。
同協議会は、冬春なすの主産県の6県にあるJAおよび高知県園芸連で組織※されています。
(※高知県園芸連、JA全農徳島、JA全農岡山、JA全農副連、JA熊本経済連、JAサガ)
また、同協議会は、毎月17日を「国産なす消費拡大の日」に制定し、「なすび記念日」と合わせて、茄子の消費拡大を促しています。
■日付の理由は?
日付の理由は、以下のとおりです。
(1)4月が冬春なすの最盛期であること
(2)4月17日が「ヨイナス」と語呂が良いこと
(3)徳川家康の好物のひとつが“なす”で、毎年4月には、なすの献上が行われていたこと
(4)その徳川家康の命日が4月17日であること、など。
引用元:農業協同組合新聞
■日本記念日協会に登録されているの?
なすび記念日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
また、「国産なす消費拡大の日」も同様に認定・登録されています。
登録年月日は、どちらも2004年(平成16年)2月9日です。
こんなところですね。
茄子についてのうんちくを、ちょっと書いておきます。
茄子(なす)は、ナス科の野菜で、多年草または半低木であり、一般的に暖かい地域で栽培されています。
(日本で冬から春にかけて出荷される茄子は、気温を調節されたハウス栽培によるもの。)
茄子の原産地はインドだとされており、紀元前4世紀に中国に伝わり、やがて中国から世界中に広まったそうです。
茄子は栄養価が高く、食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、C、ナイアシン、カリウム、マグネシウム、鉄分などが含まれています。
また、茄子には、カロテンの一種であるナスニンが含まれていることが知られています。
ナスニンは、強い抗酸化作用があり、老化防止や健康増進に役立つとされています。
ちなみに茄子は、冷暖房(温度差)に弱く、傷みやすいそうです。
そのため、茄子を選ぶ際には、表面がつやがあり、つぶれやすい部分がない形のものを選ぶようにしましょう。
また、冷蔵庫で保存する場合は、ラップで包んで保存し、なるべく早く食べるようにしましょうね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目