■箸の日ってどんな日?
箸(はし)の日とは、毎日の食事のときに欠かせない箸へ感謝することを目的に作られた記念日です。
洋食文化が入って久しい現代日本であっても、箸は普通に使われています。
それほどに、日本の食卓では箸は欠かせない道具なのです。
◆箸について
箸は、古代中国(BC14世紀ごろ)から存在し、5世紀ごろから日本に伝わったとされています。
素材は、木、竹、金属、プラスチック、象牙などが使われていて、先は安全のために丸く加工されています。
箸は、大きく分けると2種類あります。
菜箸などの調理器具としての箸と食事に使う箸の2種類です。
また、食事に使う箸も2種類あって、繰り返し洗って使う箸と、使い捨ての割り箸です。
繰り返し使う箸は、塗装されていることが多く、握りの部分にデザインが施されているものがあります。
これらの箸は、箸置きと呼ばれる陶器製または木製の器具の上に置かれます。
一方で、割り箸は紙袋に入れられた状態で置かれるか、専用の容器にいれられて、食事の直前に取り出されて使われます。
割り箸は使い捨てであるため、素材は100%木材です。
ちなみに、現代のコンビニでもらえる割り箸は、ビニールに入っています。
一昔前は、コンビニの割り箸は紙袋に入っていたのですが、取り出す際に縦に袋を破くと、中に入っている爪楊枝が指に刺さって怪我をするケースが頻発したため、中が透けて見えるビニール製にしたそうです。
これによって、爪楊枝が入っているかどうかと、爪楊枝の位置が確認できるようになったため、怪我をするケースが大幅に減ったそうです。
■提唱・制定者は?
箸の日の制定者は、「株式会社藤本商會本店」さんです。
愛知県名古屋市に本店を構え、箸などの製造・卸・販売を手がける企業さんです。
■日付の理由は?
日付の理由は語呂合わせです。
8月4日の“8”=「は」 4日の“4”=「し」と読めるところから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
箸の日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録年は、2014年(平成26年)です。
こんなところですね。
箸の使い方は、親から直接習うものですが、近年では箸が使えない(使い方をわかってない)子供が多いとか。
なにしろ、その子供の親すらも、箸の使い方をよく知らないケースが増えているので、子供に正しい橋の使い方を教えられるワケがないんですよね。
フォークとスプーンさえあれば、大抵のものは食べれるので、わざわざ箸を使わない家庭もあるようです。
箸は、正しく使うことが出来れば、とても便利な道具です。
おかずにもよりますが、刺す、切る、つまむの3つの動作を可能にする道具なので、ある意味、ナイフとフォークを片手で同時に使えるのと同じなのです。
まあ、さすがにサーロインステーキなどの肉の塊を箸で切ることは難しいですが、サイコロステーキのような小切りの肉なら、箸でいただくことは十分に可能です。
箸の文化が絶えないよう、しっかりと使い方を伝えていって欲しいですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目