■ハチミツの日ってどんな日?
ハチミツの日とは、健康効果が高いハチミツの良さを広く知ってもらうために作られた記念日です。
ハチミツ(蜂蜜)とは、ミツバチ(Bee)の巣からとれる粘液状のもので、大体、糖分8割水分2割の割合で出来ています。
主な原料は、ミツバチが集めてくる花の蜜です。
純粋なハチミツの主な糖分は、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)と、微量のオリゴ糖、スクロース(ショ糖)であり、いずれも天然のものなので、砂糖よりも身体に良いとされています。
「飲食物を甘くするなら、砂糖じゃなくてハチミツを入れた方が身体に良い」と言う医者もいるそうです。
他にも、ビタミン、ミネラル、酵素が含まれているので、身体に良いのは間違いありません。
ちなみに、日本では、蜂蜜の品質において、明確な表示基準が設けられています。
(はちみつ類の表示に関する公正競争規約)
- 純粋はちみつ:蜜蜂の巣からとれた蜂蜜そのもので、一切の加工・調理・混入等が無い100%純粋な蜂蜜。
- 精製はちみつ:純粋はちみつから臭い、色等を取り除いたもの。
- 加糖はちみつ:純粋はちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、純粋はちみつの含有量が重量百分比で60%以上のもの。
加糖蜂蜜は、安価で食べやすい代わりに、人工甘味料が加わっている可能性が高いので、健康を重視するなら、精製はちみつ以上のものを使うと良い。
■提唱・制定者は?
ハチミツの日の制定者は、「全日本はちみつ協同組合」さんと「日本養蜂はちみつ協会」(現・日本養蜂協会)さんです。
制定年は、1985年(昭和60年)です。
ちなみに、両組織が制定した他の記念日に「みつばちの日」(3月8日)があります。
■日付の理由は?
日付の理由は語呂合わせです。
8月3日の“8”を「ハチ」、“3”を「ミツ」と読むところから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
ハチミツの日は、日本記念日協会に認定・登録されていません。
「みつばちの日」(3月8日)も同様に、日本記念日協会に登録されていません。
こんなところですね。
普段、何気なく口にしている蜂蜜ですが、様々な表示基準があるんですね。
喫茶店などで食べるホットケーキの上にかかっている蜂蜜は、果たして純粋な蜂蜜なのか…?
関係者にしかわからないことですけど、確認できるなら確認したいところですね。
まあ、目の前のホットケーキの魅力の前には、蜂蜜が純粋かどうかなんて疑問は消し飛んでしまうものです。
そんな時に蜂蜜を疑うのは、無粋と言えば無粋ですよね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目