実は、12月8日は有機農業の日だったんですね。
有機農業とは、「化学肥料や農薬、または遺伝子組換え技術を使わない、安全な農作物を作る農業」のことです。
俗にいう「オーガニック」というやつですね。
もちろん、環境にも出来る限り配慮していることは言うまでもありません。
有機農業の日は、そんなオーガニックな農作物や有機農業のことなどを、もっと知ってもらおうという記念日なんですね♪
有機農業の日は「農を変えたい!全国運動関西地域ネットワーク」が2016年に制定し、日本記念日協会に登録されました。
それを、現在の一般社団法人「次代の農と食をつくる会」が引き継ぐ形となっています。
日付が12月8日の理由は、2006年(平成18年)12月8日に「有機農業の推進に関する法律」が成立・施行されたことから。
また、その法律が施行されてから10周年を記念して、「有機農業の日」が作られたそうです。
この日くらいは、オーガニックな食材を選んで食べてみるのもいいんじゃないかと思います。
■やっぱり高いオーガニック
オーガニックな農作物が身体に良いことは分かってるんですよね。
でも、現実問題として「他の農作物よりも高い」というデメリットがあります。
その理由は、「莫大なコストがかかっている」からです。
日本の市場で「有機」という表示ができるのは「有機JAS認定マーク」の検査基準を満たしたものだけになります。
その検査基準のハードルは高く、基準を満たすために農業者は莫大なコスト(主に設備投資)がかかってしまうのです。
もちろんコストだけではなく、害虫や病気の発生や泥棒対策など、手間暇もかかるのです。
それらの経済的・物理的・時間的要素を全部クリアして、初めて検査に合格できるワケです。
検査に合格し、ようやく市場にオーガニック食材として出すことができたとしても、「高いから売れにくい」という、極めて現実的な壁が立ちはだかるのです。
TV番組などで、「○○農園の有機野菜が~」などと放送でもされない限り、客の購買意欲は高まりません。
(それでも一時的だと思いますが…)
故に、お中元、お歳暮、ふるさと納税などの返礼品といった特別な機会でもない限り、オーガニックな有機食材を手に入れたりすることは稀でしょうね。
逆に、有機農業の日くらいは、オーガニック食材を安く販売して欲しいところです。
みんな、健康にいいことはわかってますから。
では、今回はこの辺で。
■関連項目