皆さんは。マーマレードとジャムの違いについてご存じですか?
「え?どっちも同じジャムでしょ?」
と思う人がいるかもしれませんね。
確かにそうです。(笑)
どちらもジャム類に属します。
厳密には、ジャムはジャム類のジャム、マーマレードはジャム類のマーマレードという区分になります。
そして、そのように区分されるマーマレードとジャムには明確な違いがあるのです。
結論から言いますと、マーマレードとジャムの違いは、
皮が原型をとどめているかいないか
です。
果実の原型をほとんどとどめていない、ゲル状の状態のものをジャムと言います。
一般的には、いちごジャム、アプリコット、イチジクなどのジャムがそうですね。
一方で、果実の皮、つまり果皮の形が残っているジャムをマーマレードと呼ぶのです。
確かにマーマレードには果実の皮が原型をとどめて入っていますよね。
ちなみに、大人気のブルーベリージャムはプレザーブスタイルと呼ばれるジャム類になります。
プレザーブスタイルとは、果実の全形が残っているタイプのジャム類のことを指します。
苺のジャムにもそういうのがありますね。
大体、ラズベリーやブルーベリーなどの小さな粒が実るベリー系の素材を使う場合は、プレザーブスタイルのジャムになることが多いです。
ジャムを作るうえで、果実の原型を完全に壊さなければならない程、実が大きくないからです。
まあ、イチゴのように果実がそこそこ大きい素材でプレザーブスタイルのジャムを作る場合は、半分以下にカットして作ります。
その際に、5mm以上の大きさを留めれば、プレザーブスタイルのジャムと分類されるようですね。
なお、ジャムの中には、完全に実が無い、果汁だけで作られたゼリータイプのジャムもあります。
「それって、単なるゼリーじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、ちゃんと塗って食べるように作られているのでジャムの一種です。(笑)
■まとめ
- ジャム類には4種類ある。
(ジャム、マーマレード、プレザーブスタイル、ゼリー) - ジャムは果実の原型がほとんど残っていないゲル状のもの。
- マーマレードは果皮が残っているジャム。
- プレザーブスタイルは、全形が残っているジャム。
(ベリー系以外の素材なら5mm以上原型が残っているのが条件。) - ゼリーは果汁のみで作られたジャムで、果肉の原型は無い。
以上、こんなところですね。
普段、何気なくパンに塗って食べているジャムですが、ちゃんとした種類と違いがあることがわかりました。
食卓でジャムを使う時、この話をしてみてはいかがでしょうか。
食事時のネタとしては丁度よいと思いますよ?
では、今回はこの辺で。
■関連項目