マーマレードとジャムの違い

◆マーマレードとジャムの違いについて。

皆さんは。マーマレードジャムの違いについてご存じですか?

「え?どっちも同じジャムでしょ?」

と思う人がいるかもしれませんね。

確かにそうです。(笑)

どちらもジャム類に属します。

厳密には、ジャムはジャム類のジャム、マーマレードはジャム類のマーマレードという区分になります。

そして、そのように区分されるマーマレードとジャムには明確な違いがあるのです。

結論から言いますと、マーマレードとジャムの違いは、

原型をとどめているいない

です。

果実の原型をほとんどとどめていない、ゲル状の状態のものをジャムと言います。

一般的には、いちごジャム、アプリコット、イチジクなどのジャムがそうですね。

一方で、果実の皮、つまり果皮の形が残っているジャムをマーマレードと呼ぶのです。

確かにマーマレードには果実の皮が原型をとどめて入っていますよね。

ちなみに、大人気のブルーベリージャムプレザーブスタイルと呼ばれるジャム類になります。

プレザーブスタイルとは、果実の全形が残っているタイプのジャム類のことを指します。

苺のジャムにもそういうのがありますね。

大体、ラズベリーやブルーベリーなどの小さな粒が実るベリー系の素材を使う場合は、プレザーブスタイルのジャムになることが多いです。

ジャムを作るうえで、果実の原型を完全に壊さなければならない程、実が大きくないからです。

まあ、イチゴのように果実がそこそこ大きい素材でプレザーブスタイルのジャムを作る場合は、半分以下にカットして作ります。
その際に、5mm以上の大きさを留めれば、プレザーブスタイルのジャムと分類されるようですね。

なお、ジャムの中には、完全に実が無い、果汁だけで作られたゼリータイプのジャムもあります。

「それって、単なるゼリーじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、ちゃんと塗って食べるように作られているのでジャムの一種です。(笑)

■まとめ

  • ジャム類には4種類ある。
    (ジャム、マーマレード、プレザーブスタイル、ゼリー)
  • ジャムは果実の原型がほとんど残っていないゲル状のもの。
  • マーマレードは果皮が残っているジャム。
  • プレザーブスタイルは、全形が残っているジャム。
    (ベリー系以外の素材なら5mm以上原型が残っているのが条件。)
  • ゼリーは果汁のみで作られたジャムで、果肉の原型は無い。

以上、こんなところですね。

普段、何気なくパンに塗って食べているジャムですが、ちゃんとした種類と違いがあることがわかりました。

食卓でジャムを使う時、この話をしてみてはいかがでしょうか。

食事時のネタとしては丁度よいと思いますよ?

では、今回はこの辺で。

 

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