■血栓予防の日ってどんな日?
文字どおり、血栓ができないように予防を心がける日です。
また、血栓を溶かす効果がある「ナットウキナーゼ」の存在を広めるように啓発する日でもあります。
血栓は、血液が固まったものです。
本来は、傷口に出来て出血を防ぐのに必要なものなのですが、血栓が血管の中で出来てしまうと「血栓症」となり、脳梗塞や心筋梗塞※といった命にかかわる重病の原因になってしまいます。
(※いずれも、血管が詰まることで起きる重病。)
1月20日前後(大寒あたり)は、最も血栓ができやすい時期ということで、血管内の血栓を溶かす効果がある「ナットウキナーゼ」が含まれる「納豆」を積極的に食べることで予防しようというワケですね。
まあ、納豆自体は健康的な発酵食品で、好き嫌いは人によって激しいのですが、普段から納豆を食べている人は血栓ができにくいそうです。
なので、この日を機に、納豆を普段の食生活に取り入れるようにしたらいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、血栓症は深夜から早朝にかけてできやすいので、納豆を食べるなら夕食時が良いとされています。
■提唱・制定者は?
血栓予防の日の制定者は、「日本ナットウキナーゼ協会」さんです。
当協会はナットウキナーゼ、ビタミンK2(メナキノン-7)、納豆菌(Bacillus subtilis natto)など、納豆由来の機能物質の科学的情報と原料としての品質・安全性など、国民の健康上、必要・正確な情報をもって消費者への広報啓蒙、納豆以外の形状商品(いわゆる健康食品)の普及活動に努める。
また、研究会を設け新たな試験収集などを行い会員の事業の発展に寄与する。
■日付の理由は?
日付が1月20日の理由は以下のとおりです。
- 1月20日前後(大寒あたり)が、時期的に最も血栓が起きやすい。
- 20日の2=“つ” 20日の0=“まる”
すなわち、「つまる」という語呂合わせ。
■日本記念日協会に登録されているの?
血栓予防の日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
登録日は不明です。
■ナットウキナーゼは熱に弱い!
血管内の血栓を溶かしてくれるありがたいナットウキナーゼなんですが、ナットウキナーゼは熱に弱いそうです。
基本的に、ナットウキナーゼは50℃以上の熱が加わると効能が低下し、70℃以上で変質して不活性化するそうです。
つまり、納豆を煮物に入れたり、焼いたり、炒めたり、熱々の炊き立てご飯の上に乗せたりすると、ナットウキナーゼの効能が無くなるということになります。
結局、ナットウキナーゼの効果が欲しいなら、納豆を常温で食べるのが一番ということですね。
まあ、熱々のごはんを少し冷ましてから納豆を上にかければ問題ないと思います。
「食べ方」も、日々の食生活では重要な要素ですからね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目