実は9月12日は、鳥取県民の日だったんですね。
正式には「とっとり県民の日」が正しい名称です。
鳥取がひらながになっただけですが。(笑)
鳥取県の位置はここ↓
鳥取砂丘で有名な鳥取県は、1871年(明治4年)に廃藩置県で誕生した県です。
しかし、5年後の1876年に島根県と併合され、県そのものがなくなってしまいました。
それからさらに5年後、1881年(明治14年)に、島根県から分離して鳥取県が再設置されました。
その日こそ、9月12日だったのです。
その日を記念日として、1998年(平成10年)にとっとり県民の日が制定されました。
鳥取県の条例※にもある、立派な県の記念日です。
※とっとり県民の日条例
(平成10年6月26日鳥取県条例第13号)
今回は、そんなとっとり県民の日についてチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■学校は休日になるの?
残念ながら、休日にはなりません。
東京都や千葉県など、一部の都県では公立の学校が休みになりますが、とっとり県民の日は、2015年現在では公立の学校が休みになることはありません。
ちなみに、公立の学校が休みになる都県民の日は以下のとおりです。
6月15日 千葉県民の日
11月14日 埼玉県民の日
11月20日 山梨県民の日
11月13日 茨城県民の日
10月1日 東京都民の日
10月28日 群馬県民の日
いずれも首都圏に連なる都県ばかりです。
他の地方の道府県も、県民の日に公立の学校が休みになるといいんですけどね。
まあ、春休み、夏休み、冬休みなど、全国的に学校が休みになる月(3月下旬、7月~8月、12月下旬~1月あたま)に県民の日がある道府県は、公立の学校が休みになることはまずないでしょうね。
■とっとり県民の日の主な趣旨
とっとり県民の日の主な趣旨は、
「故郷を愛する心を育み、皆で力を合わせて自信と誇りを持てる鳥取県づくりを目指す。」
というものです。
要するに、無料開放や割引などの行政サービスを施行することによって、県内各地の公共施設や有名な場所をいろいろと訪問してもらい、
「故郷の鳥取県をもっと知ってもらおう」
というねらいが、とっとり県民の日に込められているのです。
そういう意味では、名探偵コナンであまりにも有名な、青山剛昌ふるさと館は、実に役に立ってると言えるでしょうね。
子供に大人気の名探偵コナン。
それだけで家族連れがわんさか来ますし、コナンによる鳥取県の紹介があるなら、小さい子供でもとっつき安いでしょうしね。
■無料開放される施設
とっとり県民の日ということで、以下の施設が無料開放されます。
(注:全部は網羅してません)
とっとり花回廊
(入園料無料 県民のみ)
鳥取県立博物館
(入館料無料)
鳥取県立武道館
(入館料無料)
エースパックなしっこ館
(入館料無料)
鳥取市流しびなの館
(入館料無料)
鳥取市河原町お城山展望台
(入館料無料)
こんなところですね。
他にも無料開放している施設等は多数あります。
県民の日に関しては、県の公式サイト内で紹介されています。
参考までにどうぞ。
■とっとり県民の日以外の日本の9月12日
- 水路記念日
- 宇宙の日
水路記念日の水路とは、陸地にある水路のことではなく、海の上の水路のこと。
海上水路業務への理解と協力を広げるために制定されました。
制定したのは1947年当時の運輸省水路部。現在の海上保安庁海洋情報部のことです。
宇宙の日は、宇宙飛行士の毛利衛氏がスペースシャトルで宇宙へ飛び立った日を記念にして1992年に制定されました。
1992年は国際宇宙年だったこともあり、
「毛利氏が宇宙に上がった9/12こそが記念日として相応しい。」
と、白羽の矢が立った模様です。
では、今回はこの辺で。
■関連項目