■個人タクシーの日ってどんな日?
個人タクシーの日は、1959年(昭和34年)12月3日、日本で初めて個人タクシーの営業許可が下りたことに因んで制定された記念日です。
この日は、安全確実な輸送手段としての個人タクシーをPRする日となっています。
1959年当時の東京都内は慢性的なタクシー不足の状況下にあり、無許可のタクシー営業が横行していたそうです。
しかも、暴走気味の無謀な運転を行う「神風タクシー」が現れて事故が多発したため、東京都は重い腰を上げ、40~50歳の3年間無事故無違反の優良運転手173人に対し、個人タクシーの免許を許可しました。
これによって、個人タクシーの営業が自治体によって認められることとなり、全国に個人タクシー営業が波及したきっかけになったそうです。
個人タクシーは、先人たちの努力の成果もあり、「乗って安心」と評判が高く、事故率も低い安全で確実な輸送手段として定着しています。
■提唱・制定者は?
個人タクシーの日の制定者は、「全国個人タクシー協会」さんです。
制定年は2009年(平成21年)です。
(2009年に、個人タクシー誕生が50周年を迎えた記念として制定。)
個人タクシー事業の健全な発展と、個人タクシー事業者の指導育成を積極的に行っている一般社団法人さんです。
■日付の理由は?
日付の理由は、前述のとおりです。
■日本記念日協会に登録されているの?
個人タクシーの日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
こんなところですね。
現在では、ITの導入によって合理化され、電話せずにスマホアプリで手軽に呼べるようになっています。
(その際に、スマホの位置情報が必要になりますが。)
また、自動車の自動運転の技術もだんだん高度になってきているので、そのうち、無人の自動タクシーが来てくれる時代が来るかもしれませんね。
タクシーの利用料金も、格安でサブスク化されるようになれば、自動車を個人所有する人がほとんどいなくなるでしょうね。
まあ、ドライブを個人的に楽しみたい人は自動車を所有し続けるでしょうが、単なる移動手段としてしか自動車を使わない人は、サブスク化された自動タクシーを使った方がコスパが良いのは当然ですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目