■古材の日ってどんな日?
古材の日とは、古材の魅力を広めて、古材の有効利用を考えるための日です。
古材とは、70年以上経った古い住宅に使われていた木材の中で、再利用可能な木材のことを言います。
特に、1950年以前の国産の古材はとても良質で丈夫であり、新しい木材では出せない独特の味わいや風合いがあるので、古材を再利用して家やガレージを建てたり、家具などを制作したりと、使い道が十分にあります。
日本国内には、解体費用が掛かるので放置されている古民家などの空き家が増えており、問題となっています。
それらの家をリフォームして再利用したり、解体する際に、古材が出ることがあります。
それらの古材をさらに再利用することで、リサイクルに協力できるワケです。
■提唱・制定者は?
古材の日の制定者は、「株式会社アステティックスジャパン」さんです。
古民家に関する事業を考慮する企業を対象とした各種セミナーを開催しています。
■日付の理由は?
日付が5月31日の理由は語呂合わせです。
5月の5=“こ” 31日の31=“ざい” と読めるところから来ています。
■日本記念日協会に登録されているの?
古材の日は、日本記念日協会に認定・登録されています。
ちなみに、古材の日と関連した記念日に「古民家の日」(5月30日)があります。
こちらも日本記念日協会に認定・登録されています。
こんなところですね。
戦後・戦中以前の昔の日本の住宅は木造がメインで、しかも国産の良質の木材が使われていたそうです。
しかし、戦後の高度経済成長に伴って、海外から安価な木材を大量に輸入するようになったため、国産の木材が使われるケースが少なくなり、現在では鉄筋コンクリート造がメインになっています。
それ故に、良質の古材は、1950年以前の古民家からじゃないと入手できないというワケです。
年季が入った独特の風合いを出せるのは、時間が経過した古材だけです。
それらを再利用して、新しいモノを作り出せるなら、これは見事なリサイクルですね。
味のあるデザインのテーブルやタンスが作れれば、高値で売れることでしょう。
では、今回はこの辺で。
■関連項目