紫外線対策ときくと、夏をイメージする人が多いと思います。
確かにそうですね。
実際に、紫外線対策グッズが出回るようになるのは5月下旬くらいから。
また、それら紫外線対策グッズを買うのは、真夏の日差しが強くなってから。
だから、紫外線は夏に出るものだと思い込んでしまっている人が多いみたいですね。
でも実際には、紫外線は365日ずっと出てます。
そりゃそうですよ。
何しろ、紫外線は太陽から出てるものですからね。
それはつまり、日が沈むまでは、“外に出てる人は紫外線に当たってる”ことを意味しているのです。
「えっ?それって危険ってこと?」
「大丈夫かな?」
と不安になる人もいるかもしれませんね。
(自分で書いておいてなんですが・・・)
でも、必要以上に恐れることはありません。
紫外線は天候の影響を受けます。
曇りや雨の日は、雲にさえぎられて紫外線が地面まで届く量が少なくなります。
また、冬は地球の自転軸の傾きが大きくなるので、物理的に太陽の光が当たる距離が遠くなります。
ですので、その分、紫外線の強さと量も減るというわけですね。
冬の日差しが夏に比べて弱いのは、その距離が影響しているからなのです。
だからといって、紫外線がゼロになるワケじゃありません。
本格的かつ真剣に紫外線対策するなら、季節に限らず紫外線対策グッズを準備しておく必要があります。
そこで今回は、紫外線対策グッズとして有効なモノをピックアップして紹介させていただきます。
皆様の参考になれば幸いです。
■様々な紫外線対策グッズ
紫外線対策グッズは、様々なものが商品化されて世に出回っています。
いずれも、肌に身につけるものがほとんどです。
もちろん、UVカット機能がデフォルトで付いています。
主な紫外線対策グッズには、大体、以下のようなものがあります。
こうして挙げてみると、
当たり前のようにあるものばかりですね。
・サングラス
もはや、定番中の定番!
最もスタンダードな紫外線対策グッズですね。
太陽の光の眩しさを軽減するためのサングラスにUVカット機能を付けたものです。
近年では、PCなどのディスプレイから発するブルー光線(ブルーライト)にも対応したものも市場に出ています。
実は、UVカット機能がついていないサングラスは目にとってかなり危険です。
なぜなら、サングラスをかけると目に入る光の量が減るため、光をより取り込もうとして目の瞳孔が開きます。
瞳孔が開いた分、紫外線の影響を受けやすく、目を傷める危険性があります。
また、目から紫外線が入ると、脳は紫外線から身を守るために、メラニン色素が活性化するように体に指示を出します。
それによって、紫外線が当たりやすいところや、身体の弱い部分にメラニン色素が過剰に発生し、シミの原因になったりするのです。
シミは美容の大敵です。
だから、サングラスにはUVカット機能が必要なワケですね。
UVカット機能付きのサングラスを買うなら、99%以上のUVカットのものを選びましょう。
・オーバーグラス
オーバーグラスとは、サングラスを更に大きくして、メガネの上からかけられるタイプのサングラスのことです。
オーバーグラスタイプのサングラスなら、メガネの方でも使いやすくて安心ですよね♪
もちろん、UVカットやブルーライトカット機能もついているものを選びましょう。
また、メガネの上からかけることで、目の周りの隙間が狭くなるため、物理的に紫外線が直接目に入って来る確率が低くなるという副次的なメリットもあります。
大きさは、普通のサングラスよりも一回り大きい感じですが、ゴーグルほどの大きさと重さはないので、持ち運びもそれ程苦にはならないと思います。
・UVカット帽子
いわゆるUV帽子ってヤツですね。
紫外線防止と帽子をかけているんでしょうか?(笑)
ファッション性が高いデザインのものもあり、上のような、つば広タイプのものや、下のような、サンバイザータイプのものまで様々ですね。
恐らく、紫外線対策グッズの中では、サングラスと同じくらいに持ってる人が多いんじゃないでしょうか。
紫外線対策グッズの中では、最もメジャーなアイテムのひとつですね。
・日傘 晴れ雨兼用傘
これもメジャーなアイテムですね。
デザインも、普通の傘よりもお洒落でカラフル。
もちろん、UVカット機能もバッチリです♪
直射日光を防ぐなら、日傘が一番ですね。
現在では、晴れ雨兼用の傘もあります。
昼間は日光を遮断、雨の日は雨傘に早変わりで便利です☆彡
★日傘選びのポイント
内側が黒い色の日傘を選ぶこと!
内側が黒い日傘は、地面のコンクリートからの反射光を吸収してくれます。
つまり、顔に当たる反射光を軽減してくれるんです。
内側が黒い大き目の日傘をさしてれば、UV帽子はほぼ不要ですね。
で、欠点があるとすれば、
- 多少かさばる
- 片手が塞がる
- 置き忘れの可能性
などが挙げられます。
そういうことが気になる方のために、折り畳み式の日傘ももちろんあります♪
折り畳み式の日傘なら、
バッグに入れられるので便利ですね♪
・UVカット化粧品
化粧品の中にはUVカットの成分が含まれているものがあります。
要するに日焼け止めですね。
クリーム、ミルク、パウダー、スプレーなど、タイプは様々です。
腕や足などの身体の露出部分はスプレーですね。
最近はメンズ用のものも多数商品化されています。
健康的に日焼けした体は、男らしくて良い印象を与えるかもしれませんが、紫外線は肌の健康には悪いの一言。
だから、女性のように美肌に拘る男性が増えてきているのもわかる気がしますね。
・UVカットのマスク
マスクにもUVカット機能が付いているものもあります。
これにサングラスをかければ、顔に関してはかなり紫外線を防ぐことが可能になります。
(変装する芸能人みたいな外見になりますが(笑))
更には、顔どころか首までもカバーするものまであります。
夏は胸元が開く衣服が多いので、首から鎖骨付近は直に紫外線が当たります。
そこで、このタイプのマスクで首まで覆ってしまえば完璧というわけですね。
個人的には、これらのタイプのマスクを着けて外出するには少々抵抗を感じます。
でも、紫外線対策の観点から言えば、効果はバッチリと言えるでしょうね。(苦笑)
・UVカットの服
UVカットの帽子があるなら、当然、UVカットの服もあります。
ただし、長袖のUVカット服は、紫外線をカットしてくれる面積が多い代わりに、気温が高い夏だと暑さは倍増です。
紫外線をしっかりカットしてくれる代わりに、気温が高い日は暑くて着れないというジレンマが発生してしまいますね。(汗)
(ただし、エアコンがかかっていて十分涼しい場所なら問題ないですが。)
もちろん、半袖タイプのものもありますが、長袖のものと比べるとUVカットできる面積が少ないので、肌の露出部分はUVカットスプレーなどを併用する必要があります。
まあ、こんなことを書くと身もふたもないのですが…、
実は、普通に服を着ていれば、物理的に光をシャットアウトするため、UVカット服じゃなくても大丈夫です。
つまり、普通の服でもUVから肌を守ってくれるので、わざわざUVカットの服を買う必要はあまりありません。
長袖のシャツや長ズボン、長スカートを着ているだけで、かなりの紫外線対策になるのです。
肌の露出部分が少なく、紫外線が物理的にさえぎられるからです。
なので、冬の格好とまではいかないまでも、長袖・長ズボン・長スカートなど、肌の露出の少ない服装にすればOKというワケですね。
(夏だと、かなり暑いですが…。)
■まとめ
- 紫外線対策は夏以外でも必要
- サングラスは99%以上のUVカットのものを選べ!
- 露出部分は日焼け止めやファンデで対応
- UVカット日傘があればUV帽子は不要
- 長袖や長ズボンは紫外線対策でかなり効果的
(ただし、かなり暑くなってしまう。)
以上、こんなところですね。
紫外線対策をしっかりとすれば、
シミやシワの原因になる紫外線も怖くありません。
ただし、いくら紫外線対策グッズを準備しても、使い方を間違えると、UVカット効果が意味をなさなくなります。
なので、使用上の注意をよく読んで、正しい使い方を守ることが大事なのです。
【番外編】究極の紫外線対策
究極の紫外線対策はズバリ、
日中は外に出ない
です。
当たり前の話ですが、日が完全に沈んでから外に出れば、紫外線に悩まされることもなくなります。
しかし、現実的には難しいです。
休日は実行可能かもしれませんが、仕事や学業などに差し支えると思います。
それに、仕事や学業だけではありません。
普段の買い物、PTAの会合や子供の送り迎え、はたまたオフ会、ランチ会など…、日中に外に出かけなければならない用事はたくさんあります。
なので、日中に外に出ない方法は、常時実行できる有効な手段とはいえませんね。
まあ、特殊な状況下にいる人なら、あるいは実行可能かもしれません。
例えば、夜勤しかない仕事に就いているとか、日中は外に一切出ない内勤の仕事とか。
極稀ですが、自宅勤務で外に滅多に出ない人とか。
何はともあれ、日中、外に出ないという方法は、最も有効な紫外線対策であるものの、最も実行が難しい方法と言えるでしょう。
では、今回はこの辺で。