6月16日は和菓子の日だそうです。
和菓子は立派なスイーツの一つ♪
有名パティシエが作る洋菓子もいいですが、日本古来の和菓子も美味しいものなのです。
日本のスイーツである和菓子を堪能する日こそ「和菓子の日」なのです。
今回は、そんな和菓子の日と和菓子に関することをいろいろ調べてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■和菓子の日の起源
和菓子の日の日にちは、よくある語呂合わせなどではなく、ちゃんとした歴史的な起源があります。
平安中期、当時の仁明天皇が6月16日に16個の菓子を神前に供えたことが起源だとか。
それが時代を経て受け継がれ、現代において、全国和菓子協会によって6月16日を和菓子の日と制定されたそうです。
故事にちなんで制定されたんですね。
和菓子は日本の立派な食文化の一つ。
それらを正しく認識して後世に伝えるために、和菓子の日があるということですね。
■日本記念日協会に登録されているの?
和菓子の日は、日本記念日協会に認定・登録されていませんが、サイト内に「その他の記念日」として紹介されています。
■和菓子の種類
実際には、和菓子を作る人の数だけ種類があります。
ですが、それはマイナーチェンジというか細部の違いというか・・。
例えば、形が違うだけとか材料の量が違うとか・・・。
まあ、そういった細部の差を考えず純粋に和菓子の分類の違いだけを考えて数えた場合、約16種類に集約できます。
それらを挙げると以下のとおり。
生菓子(6種類)
- 焼き物:どらやき、カステラ、金つば 等
- 蒸し物:ういろう、蒸し饅頭 等
- 流し物:錦玉羹(きんぎょくかん) 等
- 揚げ物:あんドーナツ、揚げ月餅 等
- 餅物:おはぎ、草餅 等
- 煉り物:雪平、ぎゅうひ、こなき 等
半生菓子(5種類)
- あん物:石衣 等
- 焼き物:茶通、押し焼き、草紙 等
- 流し物:羊羹(ようかん) 等
- 煉り物:ぎゅうひ 等
- おか物:州浜、最中(もなか) 等
干菓子(5種類)
- 押し物:むらさめ、塩釜 等
- あめ物:おきなあめ、有平糖 等
- 掛け物:砂糖漬け、おこし、金平糖 等
- 打ち物:懐中汁粉、落雁、打ち物種 等
- 焼き物:ボーロ、小麦せんべい 等
こんなところでしょうか。
カステラって、和菓子扱いだったんですね。
スポンジケーキの一種だと思ってましたよ。
意外な発見があって面白いですね♪
今売られている和菓子は、大体上記の種類に分類されます。
あと、読みが難しい和菓子もいくつかありましたが、調べたら、いずれも、
「あ~、聞いたことある」
と思ったものばかりでした。
最中(もなか)や金平糖(こんぺいとう)が特にそうでしたね。
【余談】和菓子のアンって?
実は、「和菓子のアン」っていうタイトルの小説があるんですよね。
赤毛のアンならぬ和菓子のアン
こういえば、大体想像がつくんじゃないでしょうか?
女性名のアンと、和菓子の素材の餡(あん)をかけているワケですね。(笑)
内容を超簡単に説明すると、
18歳の主人公・梅本杏子(通称・アン)が、デパ地下の和菓子屋で働き始めたことがキッカケで物語が進んでいきます。
和菓子の奥深さと面白さを学びつつ、デパ地下で働く人たちの人間模様やお客たちの思惑などを知り、人間的に成長していく姿を描いた小説です。
客の行動心理学というか・・・
人の意外な内面を知ることができるという点では、ミステリー小説の謎解きに似ていると思います。
この小説の著者は坂木司さん。
「切れない糸」や「ワーキング・ホリデー」などの小説の著者でもあります。
いずれも、坂木節を感じられる、日常に根ざしたネタの面白い小説です♪
機会があったら読んでみてください。
では、今回はこの辺で。
■関連項目