実は2月7日は「長野の日」だったんですね!
長野の日は、オリンピックメモリアルデーとも呼ばれ、長野県民にとっては記念すべき日です。
他の県民の日と少し違いますが、しっかりと県名が入っていますね。
ちなみに福井県民の日も同じく2月7日です。
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長野県の位置はここ↓
信州そばや松本城で有名な長野県は、1871年(明治4年)の廃藩置県で誕生した県です。
それから127年後の1998年2月7日、長野県で長野冬季オリンピックの開会式が行われました。
長野オリンピックに深く関わっていた日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会(以後、長野ブロック協議会)は、その日を記念日する意向を固めました。
そして1998年(平成10年)に、
2月7日をオリンピックメモリアルデーとして長野の日と制定したのです。
県の公式な記念日ではありませんが、長野県の記念日が一つ誕生したわけです。
今回は、そんな長野の日についてチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■学校は休日になるの?
残念ながら、休日にはなりません。
長野県による公式な記念日ではないので、当然学校も休みになりません。
ちなみに、長野県の誕生日は1871年(明治4年)8月8日。
現在の形になったのは、1876年(明治9年)8月21日です。
故に、県で県民の日を制定するなら、長野の日は8月8日か8月21日になるはずです。
しかし、どちらの日も夏休みの真っ最中!
故に、わざわざ学校を休みにする意味がありません。
また、お盆休みの時期とも重なっているので、県の公的機関に努める人も休みに入る可能性が高いです。
つまり、わざわざ県民の日を制定しなくても、時期的に休みがあるので必要性が低いということになります。
よって、長野県民の日が公式に制定される可能性は低いですね。
■長野の日の主な趣旨
長野の日を制定した「日本青年会議所 北信越地区 長野ブロック協議会」によると、長野の日の主な趣旨は、
自然との共生を広く世界に呼び掛けた、長野冬季オリンピックの精神を永遠に伝え、自然・環境との関わりを考える日。
というものです。
自然との共生は、長野県に関わらず世界的に必要な精神です。
人間のエゴで自然を必要以上に壊すことになれば、それが人間社会に跳ね返ってくるのです。
オリンピック開催は、その国と地域に大きな経済効果をもたらします。
しかし、開催する事前の準備によって自然が必要以上に壊れることになれば、環境悪化という形で人間に跳ね返ってきます。
自然の多くが残っている長野県でのオリンピック開催は、大きな経済効果をもたらしました。
しかし、同時に長野の美しい自然が一部失われたことも事実なのです。
それを世界に訴えて、世界の人々に自然と人間の共生を考えさせることこそが、この記念日のねらいなのです。
■無料開放される施設
公式な県の記念日ではないので、
無料開放される公的な施設は現在ありません。
■長野の日以外の日本の2月7日
内容が福井県民の日のものと重複するので、ここでは割愛します。
では、今回はこの辺で。
■関連項目