実は2月20日は、愛媛県民の日だったんですね。
正式には「愛媛県政発足記念日」が正しい名称です。
他の県民の日と違って、
全く別の正式名称がつけられていますね。
愛媛県の位置はここ↓
瀬戸内海をまたぐ来島(くるしま)海峡大橋や愛媛みかんで有名な愛媛県は、1873年(明治6年)に石鐵(いしづち)県と神山県が合併して出来た県です。
(太政官布告第60号)
合併したその日こそ、2月20日だったのです。
1973年(昭和48年)のその日に、満100年を迎えたことを記念とし、愛媛県政発足記念日が制定されました。
愛媛県の条例にはありませんが、愛媛県自体が制定した立派な県の記念日です。
今回は、そんな愛媛県政発足記念日についてチェックしてみました。
皆様の参考になれば幸いです。
■学校は休みになるの?
残念ながら、休みにはなりません。
県政発足記念日は、公立の学校が休みになることはありません。
県によって設立された記念日ですが、条例化されているワケではないので、公立の学校が休みになる理由も無いようです。
今後、県政発足記念日が条例化されれば、公立の学校が休みになる可能性が出てきます。
現在のところ、
条例化の動きは無いようです。
■愛媛県政発足記念日の主な趣旨
愛媛県政発足記念日の主な趣旨はありません。
あくまでも、
「県政100年を記念にして制定した日」
という設立の理由があるのみです。
ちなみに、毎年の県政発足記念日には、愛媛県政発足記念日知事表彰という県の行事があります。
この行事は、県行政の振興に関して、特に功績が顕著な方々を顕彰する行事です。
表彰された人は、ますます愛媛県へ貢献を続けるでしょうね。
それを見習う人も少なくないはず。
なので、愛媛県に利益と活性化をもたらすということが、愛媛県政発足記念日の趣旨ともとれますね。
■無料開放される施設
残念ながら、無料開放される公的な施設はありません。
■愛媛県政発足記念日以外の日本の2月20日
アレルギーの日
歌舞伎の日
交通事故死ゼロを目指す日
旅券の日
旅券の日は、驚いたことに
外務省が1998年に制定した記念日。
設立の理由は、「旅券」という言葉が1878年2月20日に初めて使われたから。
この手の記念日で、
国家機関が制定したものは珍しいですね。
アレルギーの日は、アレルギー反応の原因が免疫グロブリンEにあることが発見されたのを記念に、1995年に日本アレルギー協会によって制定されました。
この発見によって、アレルギーとは、人を守る免疫システムが異常を起こすことと原因が明らかにされたのです。
ちなみに、免疫グロブリンEを発見したのは、免疫学者の石坂公成・照子夫妻。
1966年の偉大な発見です。
交通事故死ゼロを目指す日とは、記念日というよりも、政府による全国交通安全運動のキャンペーンの日という認識でいいようです。
歌舞伎の日の歴史は古く、江戸時代初期にまで遡ります。
江戸城で、徳川家康らの前で初めて歌舞伎が披露された日が記念日になっています。
その日こそ、慶長12年2月20日(旧暦)でした。
記念日を制定するまでもなく、既に昔からあったんですね。
では、今回はこの辺で。
■関連項目